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企画小説☆その16

リクエスト企画小説第十六弾「シールルシーかルルーシュのために枢木を地獄におとすC.C.」です!
Myパソコンの調子が悪いために更新できずにすみません………まだ治っていないのですが、別のパソコンでなんとか更新です^^;
この話を書く時にずっと聴いていた曲があります。Soun/d Ho/rizonの「聖戦のイ/ベリア」ですVv 夜の娘をルル、シャイタンをC.C.で妄想してました(笑)
サンホ/ラの曲が好きなのでよく聴いては、「この曲は○○のテーマだ!」などと勝手に妄想してたりします(笑)語りとかセリフとかが入るので、好き嫌いが分かれると思いますが、一度どうぞ☆ ユチュブでサンホ/ラの曲を使ったギ/アスのMADとかもあるのでお試し下さいなVv

それではどうぞー☆





燻る空悋気










夕刻の生徒会室。
もう少しで太陽が完全に地平線へ消えてしまう様なこの時間に活動している部活はなく、辺りは普段のざわめきが嘘の様に静かに夜を迎えようとしていた。
やっと実験が終わって、淡い期待を持って生徒会室を訪れたスザクは、入り口を開いた体勢で止まる。
生徒会室は、しんっと静まり返っていた。しかし、無人ではない。
橙色の光が差し込む部屋で、ソファーに横たわって安らかな寝息を立てているのは。
スザクの表情が柔らかく笑う。


「……ルルーシュ…」


そっとソファーに近づく。
漆黒色のさらさらと細い髪と、どこまでも肌理の細かい白い肌。微かに上下している薄い胸と、細く長いすらっとした足。今は閉じられている瞳の色は、深い紫水晶。常は猫を思わせるほどに警戒心の強いアッシュフォード学園の生徒会副会長ルルーシュ・ランペルージが、無防備に眠っていた。
スザクはくすりと笑う。最近、夜更かしをしているとナナリーが言っていたから、彼は寝不足なのだろう。しかし、いくら眠いからと言ってこんな場所で無防備に眠っていては無用心だ。同じクラブハウス内に部屋があるのだから、そちらで眠れば良いのに…。
今この場にいるのが自分でなかったらどうするつもりなのだろう。
スザクは苦笑しながらソファーの横に跪くと、眠っているルルーシュに触れようとそっと手を伸ばした。


「……ん…」


伸ばした手が止まる。
身じろいだルルーシュは眉を寄せて、何やら苦しそうだ。
スザクは、もう一度手を伸ばす。…しかし、あと少しで触れると言う所で、背後から制止の声が響いた。


「触れるな」
「!!」


いきなりの声に、スザクは振り返る。気配なんて、感じられなかったのに…っ!?
振り返った先にいたのは、アッシュフォードの制服を着た、見覚えのある黄緑色の髪の少女。彼女は冷たい琥珀色の瞳で、ルルーシュの側に立つスザクを睨み付けた。
スザクは警戒するようにルルーシュを自分の体で庇う。それを見た少女の瞳が、より一層細められた。


「生意気だな。そいつに近寄るな」
「君は、一体…」
「聞こえなかったのか? そいつに、近寄るな」


少女はつかつかとスザクに…いや、ソファーで眠っているルルーシュに歩み寄る。
ルルーシュを庇っているスザクを押し避けて、少女はルルーシュに触れようと手を伸ばした。スザクはとっさにその手を掴もうとするが、少女の方が早い。


「お前は、邪魔だ」


そっとルルーシュを慈しむ様に触れている少女は、スザクを睨みつける。
スザクは、それに構っている場合ではない。先ほど、自分が触れようとした時は、身じろいだのに、この少女の場合は、そんな気配すらなかった。今も、ルルーシュは安心した様に眠っている。
何故? 警戒心の強い彼が、何故?
スザクは愕然とした表情で固まったまま。そんなスザクの考えている事が読めた少女は、とても、とても嬉しそうに笑う。


「知らなかったのか?」


くすくすと笑う少女。


「もう、お前はこいつの手の内にはいないんだよ」


少女はそう言って、ルルーシュの額に口付けをひとつ。それでもルルーシュは目を覚まさない。
スザクは、カッと頭に血が上るのを感じた。


「……っ! 君はっ!!」
「……う………ん…?」
「!!」


今まで目を覚まさなかったルルーシュが、目を、開く。
寝起きのせいで寝惚けているらしく、辺りをきょろきょろと見回していた。見回す間に、スザクは彼と視線が合った様に思ったが、ルルーシュはスザクに話しかけない。
少女は、ルルーシュの頭を優しく撫でる。その感触に、少女が自分の隣りにいる事を認識したのか、ルルーシュは少女に柔らかい笑顔を見せた。
スザクは、その表情に目を見開く。


「…C.C.?」
「何でもない。安心して寝てろ。……私が側にいるから」


その言葉に安心したのか、ルルーシュはこくりと頷いてにっこりと笑った。そして起こした頭をもう一度ソファーへ沈める。
少女がルルーシュの頭を撫でているのを見ながら、スザクは何が起こっているのか理解できなかった。いや、むしろ理解したくはなかった。
だって、ルルーシュの隣りで彼を守るのは、彼女じゃないはずだ。その役目は、その位置は、その場所は……っ!!


「何をしている、枢木スザク?」
「っ!!」


少女の鋭い声に、肩が揺れる。


「お前はここにはいられない。いる資格がない。…分かるな? お姫様の騎士殿?」


確かに自分はユーフェミアの騎士だ。でも、それはルルーシュとナナリーを守るための手段を手に入れるための……。


「守るものが沢山あるその手で、本当にルルーシュとナナリーを守れるのか? 皆大切、皆守りたい、皆、皆、皆! お前は欲張りだな。そして馬鹿だ。大切なものを詰め込んだ袋の底に、ぽっかりと穴が開いている事にすら、気づかない」


穴? 穴が開いていたら中身が出てしまう。その穴からこぼれ落ちたものは?


「お前はルルーシュを捨てた」


少女はにっこりと笑う。心底可笑しいかの様に。心底悲しいかの様に。


「だから」


少女はそっとルルーシュを撫でる。慈しむかの様に。全てから守るかの様に。


「お前はもうルルーシュの内にいないんだよ」


もう聞いていたくない。もう聴きたくない!
スザクは顔を歪めると、走り去る。扉が、ばたんっと閉じられて、強い衝撃のせいか反動で少し開いた。
少女は満足げに笑う。
そして、少女はルルーシュを優しく抱き締めた。
母の様に。
姉の様に。
恋人の様に。
友の様に。

そして

共犯者の様に。










この子を傷つけるものは許さない
この子を悲しませるものは許さない
この子を害するものは全て滅んでしまえ
この子を拒むものは全て消してしまえ
私は側にいる
ずっと ずっと 永遠に
だから
全てが 零 の世界で、共に生きよう



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2007.11.07 | | Comments(3) | Trackback(0) | 短編小説

コメント

シー様、漢前☆

>ガスコンロが小規模爆発
 大変でしたね。大怪我なさらなくて、まだ良かったですね。

前回の企画小説へのコメントレス。
 そんな気になさらないで下さい。全然不快とか、そんな事全然思ってませんから。

それにしても相変わらず、シー様漢前☆
 もっとくるるぎを完膚なきまでに凹ませてやれば良かったのにと、思っちゃいました。
ホント、ヤツは欲張り過ぎですね。
 「皆大切、皆守りたい、皆、皆、皆!」と、欲をかけば、零れ落ちる…。
掌から溢れ、零れ落ちる砂のように…。
 二兎を追う者、一兎をも得ず!って事を、骨の髄まで教えてやって下さい、シー様!

2007-11-08 木 01:15:23 | URL | 紗鳳寺 のえる #- [ 編集]

はじめまして。いつも読ませて頂いてます。
私もサ/ン/ホラの聖イベの石畳~はCルル変換して聴いてます!最初から最後までぴったりはまるんですよね。
愛すもの全てがその腕をすり抜け、望むもの全てに振り払われるって25話のルルだし、名前さえ忘れていた~君が呼んでくれる迄は…は正にC様。
契約(誓い)の接吻も済んだことだし、ルルがこれ以上嘆かなくてすむよう全てを終わらせちゃって下さい!とこの曲聴くたび妄想トリップ。
君に今、敢えて問おう…と完全には甘やかしてないとこがもの凄くCルル臭くてたまりません。

いきなり長文で失礼しました。

2007-11-09 金 00:10:03 | URL | りら #- [ 編集]

コメントありがとうございます!

紗鳳寺のえる様
ガスコンロはあれから爆発せずにけっこうおとなしいです(笑)

>そんな気になさらないで下さい。全然不快とか、そんな事全然思ってませんから。
 ありがとうございます。そう言っていただけるとほっとします。

枢木君は大切なものが多すぎるので、端々にまで目が届かないんでしょうね。優しいって言うか、弱いので全部を大切なものにしてしまう。その結果、本当に大切なものに気付かない。反対にルルは優しいけど全部を守れない事を知っているので、手の内にあるものを守ろうとする………………守られる大切なものにとってどちらの方が良いかって言うと、やっぱりルルですよねぇ………
コメント、ありがとうございました!



りら様
はじめまして!
やっぱりそうですよね! やった同士がいた!!><*かなり上手く変換できますよねVv 初めて石畳を聴いた時からもうCルル変換しちゃいましたよ!!
サ/ンホラって結構ギアスのネタに出来る曲が多いと思うのです。例えば、「恋/人を射/ち堕とした日」(スザルル?)や「澪/音の世/界」(ルルとナナ)、「十一文/字の伝/言」(マリア母様)、「焔」(語りが若本様だからじゃないですよ/笑)、「終端の/王と異世/界の騎士」(これは大きく翔たく少年を王に仮定して妄想/笑)などなど。他にも良い曲がありますが、基本妄想しているのはこれらですね(笑)
こちらも長々とすみません^^;コメント、ありがとうございました!


2007-11-09 金 14:05:12 | URL | あず #- [ 編集]

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