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企画小説☆その7

リクエスト小説第七弾「皇族兄弟全員手を組んでブリタニアに反逆」です!
かなり楽しかったです!(笑)本編もこれくらいギャグになれば、安心して見れるのに……(泣←でもそんなギアス嫌だ)
ちなみに題名のカーネーションは、1974年に起こった無血軍事クーデターのカーネーション革命より。今回の題名はすんなりと決まってくれました! ……いつもこうだと良いのにな…(・ω・`;)

それではどうぞー☆





銃口にカーネーションの花束を










荘厳な雰囲気を醸し出している玉座の間。
その中央に、ブリタニア皇帝は座っていた。そこから何段か下がった広間には、ブリタニアの有力貴族らに高位皇族。そしてそれらの背後に騎士が数人、部屋の各場所に数名ずつの護衛兵。常の謁見の際よりも少ない人数が、今ここに集まっていた。
そんな中から、第二皇子のシュナイゼル・エル・ブリタニアが皇帝の前に出て、恭しく頭を下げた。


「皇帝陛下。本日は私の呼びかけに応じてくださった上に、この様に集会を開いていただき、まことにありがたく思う次第でございます」
「うむ」


皇帝は尊大な仕草で頷く。
そして、シュナイゼルにどの様な目的があるのかを問おうとしたところで、玉座の間の大きい扉が開かれた。集会中には開く事のない扉が開いた事で、貴族や兵士達は何事かと目を見張る。
その扉を至極普通に歩いてきたのは、黒いマントに黒い仮面…エリア11を騒がしているゼロだ。その堂々とした姿に、思わず兵士達の動きが止まる。その隙を突いて、黒の騎士団の制服を着込み銃を持った数人が、玉座の間を占拠した。ゼロは皇帝に銃を向ける。
皇帝は眉を寄せた。


「失礼しますよ、皇帝陛下」
「…ここまで、どうやって入って来た」


皇帝の言葉に、ゼロはふふ、と笑う。


「私には、共犯者がいるのですよ。それも沢山…ね」


ゼロが一歩皇帝に近づく。それを見て、ユーフェミアを庇う形で前に出ていたスザクが、皇帝を守ろうと前に出ようとする。…が、


「スザク!」
「…っいた」


スザクは、主であるユーフェミアに頭を叩かれ、動きを止める。もちろん、全く痛くはないのだが、主がいったいどう言うつもりで行動したのか把握できていないからだ。


「ユーフェミア様、いったい何を……今はゼロを捕らえなくては…っ」
「もうっ! スザクったら何を言い出すのですか! そんな事必要ありません!」
「え、ですがゼロが……っ! …あ、ユーフェミア様っ!!」


ユーフェミアは、スザクの制止も聞かずに、軽やかな足取りでゼロに近づいていく。同じく、シュナイゼルとコーネリアもゼロの背後に、それこそゼロを守る騎士の様に立つ。
皇族を三人従えたゼロは、仮面を手に取り、外す。そこから現れた容貌は、すでに混乱している広間内をより一層混乱させた。
絹糸の様なさらさらの黒髪、真っ白な肌に朱色の唇、全てを見通されたかの様に感じる紫水晶の瞳……。広間にいる者達は、誰もが七年前に死亡したと考えられていた第十一皇子の事を思い出す。
中でも、スザクは目がこぼれ落ちるのではないかと心配してもおかしくないほどに目を見開き、驚愕していた。


「……る、るるーしゅ………?」
「ああ。どうかしたのか、スザク?」


ゼロ…ルルーシュは笑顔でスザクに答える。その表情は笑顔だが、目までは笑っていない。
ルルーシュはより一層にっこりと笑うと、指を鳴らした。
すると、扉の方から、車椅子を押してくる人影。車椅子に座るのは、これまた死んだと思われていた第十一皇子の妹姫。そしてその車椅子を押すのは……。広間にいる者は、ほとんどが口をぽかんと開けているだけだったが、何人かが思わずその名を叫んだ。


「く、くくくくクロヴィス様っっっ!!!?」
「ああ久方ぶりですね。皇帝陛下もご機嫌麗しゅう」
「な、亡くなったのでは…っっ!!!?」
「いやですね。ルルーシュが私を殺す訳ないでしょう?」


クロヴィスとナナリーは、ねーっと二人で笑い合った。
彼らがルルーシュの背後に着いたのを見計らって、ルルーシュは皇帝に笑いかける。皇帝の背筋が思わず寒くなる。


「ふふ…驚いていらっしゃいますね」
「…これは、どう言うことなのだ」
「最初から、全てお芝居だったんですよ」
「芝居、だと?」


ええ、とルルーシュは優雅に笑う。


「ゼロは本当に総督と戦っていたのではないのですよ。…ああ、本当に見える様に実際に戦闘はしましたが、それも私とシュナイゼル兄上、コーネリア姉上が頭を捻って、人が絶対死なない、死んだ様に見せかけるための作戦を練りましたから。ちなみに、日本の人々とは、後に日本を返還する事を条件に協力してもらっています」
「じ、じゃあシャーリーのお父さんとか、あのナリタでの死体は……」
「それらは全て人形だよ。ラクシャータの傑作だ。死んだとされている人々には、本島から離れた離島で事が終わるまで待機してもらっている」


答えにスザクは驚いて声も出ない。それはこの部屋にいる他の者も同じらしく、口をぱくぱくと開け閉めするだけだった。


「そうそう。皇帝陛下、ここにいる者達以外のブリタニア勢は、我々の味方になることを快く承諾してくださいましたよ」
「なんだと……!? そんな馬鹿な!!」
「本当ですよ。我々の目的を語ると、簡単に」
「目的、だと…?」


いぶかしむ皇帝。
すると、ユーフェミアがいきなり周りの者達に対して、笑顔で告げた。


「皆さん! 皆さんも私達と一緒にブリタニア皇帝の髪をストレートにいたしませんか!!」


………………………は??
周りの空気が固まる。しかし、ユーフェミアを始めとして、ルルーシュ達は至極真面目な表情で頷いていた。スザクが恐る恐るルルーシュに問いかける。


「る、ルルーシュ、今のって………どう言う意味…?」
「そのままの意味だが? ああ、勿論皇帝の座からは降りてもらうが、命までは取らないさ。俺達の目的は血の流れない革命だからな。まあ、髪がその代わりと言えるか」
「もう小さい頃からずっと気になって気になって…! ふふ、皆で狙っていた時期もあったものね」
「皇帝陛下の髪がストレートになるって聞いただけで、目が見える様になりそうです」


にっこりと朗らかに笑いながら兄妹達は話す。


「だいたい、今の時代にあの髪型はないだろう。世間を馬鹿にしているんじゃないか?」
「前にロイドに見せてもらったんだけど、イレブンのMANGAに似た様な髪形のキャラクターが居てね。あれを見た後、父上のロールから銃弾が出たら面白いなぁって思って、ロイドに相談した事があったんだよ」
「攻撃が可能ならばあの髪型にも納得しますが、今の状態だと部屋の飾りにすらなりませんよ。あるだけで無駄ですね」
「でしたら、ストレートにするよりもいっそむしり取ってしまいましょうか?」


笑顔で言い放つユーフェミア。その無邪気さに周りの者達は背筋が寒くなるのを感じた。
その言葉にクロヴィスが同意する。


「それは良い考えだ! ならばそのむしり取った後の頭をキャンバスにして、私が絵を描こう!」
「まあ! 素晴らしい考えですね、クロヴィスお兄様! でしたら、その絵のモデルは誰にしましょうか?」
「そうだねぇ……うん、ここはやっぱりルルーシュにしようか」
「まあ素敵! それでしたらブリタニアロールも飾りくらいにはなりますね、お姉様!」
「ああ、そうだなユフィ。そうなったらこの広間にでも飾ろうか」
「お兄様の事、綺麗に描いて下さいね、クロヴィスお兄様!」
「ははは、任せなさい、ナナリー」
「…と、言う事だよ、ルルーシュ。作戦変更、ストレートからむしり取る、だ。こっちの方が痛そうだねぇ…」


ほのぼのとした兄姉妹会話。シュナイゼルが笑顔で言う。周りの者は何が起こっているのか、理解が追いつかないらしく、唖然としていた。皇帝も、然りだ。
ルルーシュは少しため息をつくと、優しい笑顔で兄姉妹達に言った。


「むしり取るのは良いんだが、もうすでに他の者達にはストレートにすると宣言しているんだぞ? 簡単に変更して良いのか?」
「あらルルーシュ、そんなの簡単ですわ! ストレートにしてから、むしり取れば良いのです!」


ユーフェミアの台詞に、ルルーシュは少しきょとんとしてから笑う。


「…それもそうだな。ではとりあえずストレートにするか……………ロイド、ラクシャータ!」
「はあぁーい」


ルルーシュが呼んだ直後、玉座の間の扉が破壊されて、白いナイトメア…ランスロットが現れる。その後からは、何やら長方形のナイトメアの武器の様な機械が運ばれてきた。
ロイドとラクシャータはにやりと笑う。


「ご注文の品、間に合ったわよぉ。で・も! もう二度とプリン伯爵と共同作業なんてごめんだからね!」
「それはこっちの台詞だよ、ラクシャータ。…でぇんかぁー! 起動準備はもうできてますよー後はデヴァイザーだけ!」
「データいじったから、カレンでもセシルでも動かせるけどぉ………どうする? 皇子様」


にやりと笑っているラクシャータに対して、ルルーシュは薄く笑う。そして、他の者と同じく唖然としているスザクを見た。


「だ、そうだスザク」
「…る、ルルーシュ……」
「俺達が組んで、できなかった事はない。…そうだろ?」
「……………ああ!」


決意した様にスザクは頷くと、ランスロットに乗り込んだ。
それを見届けてから、ルルーシュは皇帝に視線を向ける。そして、にやりと笑った。


「ディートハルト! カメラを回せ! 全世界に中継しろ!」
「分かりました、ゼロ!」


恍惚と言った表情でディートハルトはカメラを回す。
皇帝は、やっと我に返った様子で玉座から立ち上がろうとする。…が、ルルーシュに睨まれて、動けない。ルルーシュは、皇帝を止めた気迫はそのままに、にっこりと笑う。


「逃げるなんて、そんな負け犬の様な真似はしませんよね? 皇帝陛下、ご覚悟を…」


その壮絶な笑顔を見た瞬間、周りの貴族は確信する。己達が付き従うべき人物を。
ランスロットが動き出す。その手にはラクシャータの造った、巨大なアイロン。
それを見た皇帝の表情が恐怖に歪む。


「………さあ、やってしまえスザク!! まずはストレートだ!!」
『イエス・ユア・ハイネス!!』


その日、全世界に、神聖ブリタニア帝国第九十八代皇帝シャルル・ジ・ブリタニアの絶叫が響いたのだった。










ふむ……筆のノリが悪いな……頭の形が悪いせいか、それとも肌の質か……
…やはり役に立たん 飾りにもならないとはな
おやおや そんなに言ってはかわいそうじゃないか
まあシュナイゼルお兄様ったら! このぐらいは当然です! むしろもっとねっとりと!
……………ねぇルルーシュ、ユフィってけっこう良い性格してるんだね……
そうか? あんなもんじゃないのか?
うふふ とりあえず、いったんお茶にしましょう ね、お兄様


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2007.09.21 | | Comments(0) | Trackback(0) | 短編小説

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