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企画小説☆その5

リクエスト小説第五弾「・ゼロバレで本編に全力で逆らった仲良しな騎士団(カレルルかシールル)」です!
他のリクエストでCルルCがいくつかありますので、今回はカレルルにしてみました。また、同じく他のリクエストで「黒の騎士団にゼロばれ」と言うのがありますので、今回は黒の騎士団にゼロばれしつつ、カレルルメインと言う形にしましたので、ご了承ください。
本編25話のカレンはゼロの正体がルルだと分かった時、「騙していたの?」と言った感じの事を言いますよね?(今ちょっと資料が無いのでうろ覚えですが…) 私、あそこがちょっと許せないのです。確かに、ルルの言い方とかも悪かったと思いますが、ゼロの正体が何であれついていくんじゃなかったのカレンさんーっって思ったのです。。。あれ、言ってましたよね? 私の妄想じゃないですよね?(笑)

それではどうぞー☆





君の隣りで剣を抱く










カレンはちらちらと横に座っている人物を盗み見する。
隣りに座っているのは、黒の騎士団のリーダーでカレンが尊敬しているゼロ。
今は次の作戦のための会議中なのだが、カレンはゼロの様子が気になって仕様が無い。なぜなら、カレンの知る限り、ここ一週間ほどゼロが一時間以上休んでいるところを見ていないからだ。
いくらゼロと言っても、ほぼ不眠不休の状態でも平気なはずがない。そう思うと、指示を出すゼロの声も心成しか張りがないように感じてしまう。
ゼロの親衛隊隊長として、休んでほしいと思うのだが、上手く切り出せない。そうあれこれ考えている内に、会議が終わってしまった。


「今度の作戦はこの通りに行く。異存はないな? …では各自持ち場に戻ってくれ」


指示をし終わると、ゼロはソファーから立ち上がる。そのまま歩き出そうとしたところで、ゼロの体がぐらりと傾いだ。カレンはとっさにその体を受け止める。


「(…えっ何これ軽っ!?)」


受け止めた体の軽さに、カレンは思わず固まってしまう。この人は本当にきちんと食べているのだろうか…。


「……ああ、すまない。………カレン?」
「…あっ! はい、大丈夫ですっ!」
「そうか?」


体勢を整えたゼロは固まったままのカレンに首を傾げる。カレンはすぐに気を取り戻して真っ赤に頬を染めた。
ゼロはカレンに礼を言うと、すぐに歩き出そうとする。カレンは咄嗟にそれを呼び止めた。


「あ、あの!」
「何だ? 作戦で分からないところでもあったか?」


ゼロがカレンを振り返る。カレンは焦った。咄嗟に呼び止めてしまったけれども、どう言ったらゼロはきちんと休んでくれるのか…。
カレンは少し視線を動かすが、意を決したのかゼロの目…は分からないので、目のあるであろうあたりをぐっと見つめて拳を握った。


「ゼロ………あの、その…………や、休んでください!」
「休みは定期的に取っているぞ」
「そうじゃなくて、きちんと、八時間ぐらい…最低五時間は眠って体を休ませてください! ゼロは働きすぎです!」
「……もし私が五時間眠ったとしたら、仕事が溜まっていくだけだ」
「でも寝不足だからさっきもふらついたんじゃないんですか!」
「……………」


何も言わないところを見ると図星らしい。他の幹部メンバーと言えば、今カレンが言った事と同じ事を考えていたらしく、カレンを応援するような視線を送ってきていた。


「ゼロ、休んでください!」
「いや、しかしだな……」


カレンの勢いに、実は押しに弱いゼロがたじろんだ様子を見せる。もう一押し…!
するとそこで今まで黙ってゼロとカレンを見ていた藤堂が口を開いた。


「彼女の言う通りだ。ゼロ、休んだ方が良い」


藤堂が言った事に、他のメンバーもうんうんと頷く。


「そうだな。ゼロのやるはずだった仕事は俺達でなんとかするから」
「分からない部分とか、私達じゃどうしようもできない部分とかはまた明日してもらわなくちゃいけないけど、今日はもうゆっくり休んで」
「作戦中にぶった倒られちゃかなわねーもんな」
「そうそう。栄養のあるもんでも食って寝とけって」
「寝不足で足元をふらつかせるゼロ…………ふ、ふふふ…」
「早く休まないとこの変態が何するかわかんないわよぉー」


口々に言うメンバーを見て、ゼロは少し戸惑った様子。カレンは最後の一押しをかけた。


「皆もこう言っていることですし、今日はもう休んでください!」
「しかし…」
「や す ん で く だ さ い ! 良いですね!」
「は、はい」


力強く断言したカレンにゼロが負ける。ゼロは仕方がなしと言った様子で、自室へと入って行った。





今日の仕事はほとんど終了し、各メンバーはそれぞれ自室やゲットーへ帰ったり、自身の鍛錬にと励んでいた。副司令の扇と諜報担当のディートハルト、井上はまだゼロのするはずだった書類と格闘している。
カレンはそんな扇達を横目で見ながら、家から持ってきたダンベルを振った。
ダンベルで鍛錬していても、考えることはゼロのこと。きちんと休んでいるのか、休めているのか、お腹は空いていないのか…など、考え出したら切がない。
カレンは頭を横に振って、考えを霧散させる。今はダンベルに集中しよう!
しかし、そうカレンが決意した瞬間、上…ゼロの自室のある方から、がしゃんっと言う音が聴こえて来た。カレンは咄嗟に立ち上がる。ダンベルがその手から落ちた。


「い、今何かが割れる音がしなかった!?」
「………ダンベルの落ちる音しか分からなかったけど……床、平気か?」
「………明らかに凹んでますね…」
「ちょっとー修理の予算ぎりぎりなのよ!?」


扇やディートハルト、井上の返答を聞き流して、カレンはゼロの自室のある二階に上がる。
そして、ゼロの自室の前まで行くと、控えめに扉をノックした。


「……ゼロ、何かが割れる音がしたんですけど、大丈夫ですか?」
「…カレンか。ああ、少しコップを落としてしまってな。大丈夫だ……いたっ」
「!」


落としたコップの破片を拾って指を切ったのだろうゼロの声に、カレンは居ても立っても居られずに、思わず扉の開閉スイッチを押してしまった。
ゼロらしくもなく、ロックをかけるのを忘れていたらしい扉があっけなく開く。


「ゼロ! 大丈夫で、す…か…………」


カレンの声がだんだんと小さくなっていく。
目の前には、落ちたコップの破片を拾おうと床に屈んでいる、ゼロの姿をした、カレンのよく見知った少年。その少年は、ゼロのトレードマークとも言える仮面をつけていなかった。
そりゃあ寝る時まであの仮面をつけてる訳ないわよね…と、カレンの脳が語りかける。
カレンは震える指先で、ゼロと思われる少年を指差した。


「………る、るるーしゅ…?」
「……………」


ルルーシュと呼ばれたゼロは、しくじったと言った表情でカレンを見る。カレンは喉元まで競り上がって来た悲鳴を、止める事ができなかった。


「えええええええええええええええええええ!!!!!!!??」


カレンの叫びがアジトの中に響き渡る。
階下で作業をしていた面々が、その声を聞いて何事かとゼロの自室に集まって来た。


「カレン! どうかしたのか!」


すぐ階下にいた扇とディートハルト、井上がゼロの自室に一番に辿り着く。次が藤堂と四聖剣、ラクシャータ、そして最後に玉城だ。
扇が開いている入り口から部屋の中を覗く。そこには呆然と立ち尽くすカレンと顔を背けて屈みこんでいるゼロらしき人物。


「………ゼロ…の仮面が外されている…ってことは、顔を見たのかカレン!!」
「まじかよ! どんな奴だったんだカレン!!」


扇と玉城に声をかけられるが、カレンはただ立ち尽くしている。そして、ふらりっと一歩前に足を出した。


「………貴方が、ゼロなの?」


カレンの呟きに、ゼロ…ルルーシュは答えない。
貴方が、ゼロ。カレン達を導いてくれた、ここまで組織を大きくしてくれた、ゼロ。白兜のパイロットと、戦っていた、ゼロ。お姫様の騎士である枢木スザクを、殺そうとはしなかった、ゼロ。
もう一歩、カレンの足が前へと進む。もう少しで、ルルーシュに触れる事のできる距離。
カレンの手が、ルルーシュへと触れようとして、止まる。だが、カレンは頭を一振ると、決意したような瞳で前を見据える。そしてルルーシュに触れた。ルルーシュの肩がびくっと微かに揺れた。


「…構わないわ。ゼロが貴方だろうと、誰だろうと」
「……………」
「ゼロの正体が何であれ、ついて行くって言った言葉に偽りはないわ。私達を導いてくれるなら、そんなの関係ない」
「……………」


カレンはルルーシュに触れていた手で、彼をこちらに向かせた。
さらさらの黒髪、ブリタニア人らしい白い肌、鮮やかな紫水晶の瞳。
幹部メンバーから、驚嘆の声が上がる。


「……子供…!?」
「どう見たってカレンと同じくらいじゃない……!」
「まじかよ!?」
「ゼロ………素晴らしい…やはり貴方はカオスだ…!」


ルルーシュの容姿と年齢に驚くメンバーとは別に、藤堂とラクシャータは“ルルーシュ”であると言った事に驚嘆する。


「まさか……ルルーシュ、君、なのか……?」
「あらま………閃光の子がゼロだったなんてねぇ……」


周りの声が聞こえていない様子のカレンは、ルルーシュをそっと抱き締める。


「ゼロ…ぜろ………るるーしゅ」
「……ああ」
「私、貴方を守るわ。ゼロも、ルルーシュも。私も、背負う。背負わせて。……貴方の、本当の騎士にして…?」
「…………それが、どう言う意味か分かっているのか…?」


問いかけるルルーシュに、カレンは頷く。


「私はゼロの親衛隊隊長なのよ? 私以外に、貴方の守り手は務まらないわ…」


―――白の騎士じゃなくて、私を選んで。どこまでもついて行くわ。地獄でさえも。
耳元で小さく呟いた声は、確実にルルーシュに届いた。ルルーシュは少し悲しそうな表情を浮かべてから、カレンに聞こえる程度の声で、呟いた。


「私の、俺の、赤の騎士……」


カレンのルルーシュを抱き締める手に力がこもる。


「ふふ……これで完全に貴方の騎士、ね?」
「もう、なかった事にはできないぞ」
「構わないわ。……私の王」


ルルーシュの手が、カレンの背に回る。
カレンは嬉しくて嬉しくて、笑顔のまま、涙をこぼした。
彼の信頼は、私のもの。
お前じゃない。
彼の騎士と言う立場は、私のもの。
黒の王の側に、白の騎士の居場所は、ない。










……今まで黙っていて、すまなかった
いや、事情が事情だし、構わないよ
それにしてもお前すっげー美形だったんだな…くぅー憎らしいぜ!
………玉城さん? もしルルーシュに何かしたら、潰すから
じ、じゃあディートハルトは良いのかよ!? さっきからずっとカメラ回し続けてるじゃねーか!!
もちろん潰すわよ? これは決定事項
………こわっ!!
それにしても……閃光の子なのに操縦、下手じゃなぁい?
……母の運動神経は全部妹に受け継がれたんだ…………
ふむ 確かに昔も木に登ったまま降りられなくなっていたな
と、藤堂!! 昔の事は言うなっ!!
安心してください! そうなっても私が助けますから!!
……………………確かにカレンは俺の騎士だが、俺にも男の矜持と言うものがだな……



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2007.09.14 | | Comments(3) | Trackback(0) | 短編小説

コメント

じゃあ、私は親衛隊副隊長!

>本編25話のカレンはゼロの正体がルルだと分かった時、「騙していたの?」と言った感じの事を言いますよね?(今ちょっと資料が無いのでうろ覚えですが…)
私、あそこがちょっと許せないのです。確かに、ルルの言い方とかも悪かったと思いますが、ゼロの正体が何であれついていくんじゃなかったのカレンさんーっって思ったのです。。。あれ、言ってましたよね?私の妄想じゃないですよね?(笑)
妄想じゃないです、キチンと言いました。
私も、「ショックを受けるカレン」にショックでした…orz
 1番最初に思った事は「えっ?何でそうなんの?」でした。
 「騙してた」って、「ルル、何も騙してないじゃん!」と。「
 「ゼロが誰でも私は付いていく」んじゃなかったの!?」と。
 ゼロ的にナナリーの為の優しい世界造りの為にブリタニアを倒すのに、別に日本である必要はないんですよ。
でもルルは、日本を選んだ。
それには間違いなく、スザクと過ごしたあの夏が関係してくるわけで…。ルルは、明らかにブリタニアより日本の方が好きですよね。
だから、ここまで日本解放を掲げて、騎士団を率いて戦ってきた。
そこに嘘も偽りもなかった!
何も騙してないじゃない!カレン、何でショックを受けるの!?
ルルは曲がりなりにも(一応、自分は嫌ってたけど)ブリタニア人で、だからこそ、表立ってブリタニアを批判するわけには、いかなかった…。
だから、「ルルーシュ・ランペルージ」としてはあれが精一杯だったわけで…。
 だから何も、そこでゼロ=ルルだったから「騙してた」って、違うでしょう。
  と、こんな感じに私は思っとります!!

>「は、はい」
 これは、TV本編「STAGE 12 キョウト から の 使者」で、コンサート(だっけ?)にルルを誘おうとシャーリーがいきなり「ルルっ!」と、呼び止めたのに対して「はいっ」と、咄嗟に返事したルル…な感じに脳内でイメージ変換されました(笑)

2007-09-14 金 13:55:41 | URL | 紗鳳寺 のえる #- [ 編集]

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2007-09-14 金 19:44:04 | | # [ 編集]

コメントありがとうございます!

紗鳳寺のえる様
あ、私の妄想じゃなかったのですねーよかった(笑)
そうですよね、ショックでしたよねぇ……カレンもスザクも騙してたって言ってますけど、視聴者から見ると「どこが?」って感じになっちゃいますよね……カレンはゼロがルルだって分かってもついていってくれるかなと言う期待を寄せていたので、ショックも大きかったです。。。監督はひどいですよね…ここまでルルを孤独にしなくても、と思います。

>ルルは、明らかにブリタニアより日本の方が好きですよね。
 ナナリーが幸せにすごせる場所として日本を選んだのは、やっぱり幼少の頃のスザクとの記憶があるからでしょうね。元々の日本ではないにしろ、“日本”を取り戻そうとしているのに。。。カレンに言いたい…そんなにルルーシュ・ランペルージが嫌いか(泣)
まあ二次創作ではゼロ&ルル命なカレンさんになっていただきますが……二次創作って偉大ですよねー☆(良い笑顔)

>シャーリーがいきなり「ルルっ!」と、呼び止めたのに対して「はいっ」と、咄嗟に返事したルル…な感じに脳内でイメージ変換されました(笑)
 ルルって押しに弱いですよね! イメージ的にはその通りでございます(笑)
コメント、ありがとうございました!



14日19時の方(お名前を公表して良いのか分からなかったので、日時にさせていただきました)
大好きと言っていただけて光栄ですVv ありがとうございますVv
そうですよね…続編でのカレンの立ち位置がとっっっても心配です……ゼロから離反はしないでいただきたいです。なんかスザクについて行きそうで怖いんですよねぇ……^^;
カレンには、ゼロ(ルル)の本当の目的を理解した上で同意し、黒の騎士団メンバーとゼロとの間を取り持ってほしいです。。。でもあのドSな監督がそんな簡単にまとめるはずないですよね……(泣)
ここしばらくは企画小説を書き続けるつもりですので、どうぞまたお越しくださいVv コメント、ありがとうございました!


2007-09-14 金 22:44:51 | URL | あず #- [ 編集]

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