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今日はちょっと別のお話を…

はい! SE5のジャケットのミレイさんとルルーシュを見て、思わずミレルルミレを書いてしまいましたっ><;
設定としましては、マリアンヌ様の事件が起こっておらず、マリアンヌ様もナナリーも無事で、ミレイさんとは婚約者同士です。
そんな捏造でもどんとこい! と言って下さる方はどうぞ!

ちなみに……ガーベラの花言葉は「希望」「いつも前向き」「神秘」「究極の愛」などがあります。それを踏まえてどうぞ!






我が婚約者様










麗しの婚約者様から届いたのは、一通の招待状。
シンプルな白と金だけの手紙には、お茶会をするので来ないかの一言のみ。
ミレイは苦笑した。婚約者様らしい。そっけ無い手紙だが、彼から手紙をもらえると言うことが嬉しいのだから、別段構わない。
手紙を封筒に戻そうとすると、封筒の底ががさりと言った。どうやら、まだなにか入っていたみたいだ。
ミレイは封筒をひっくり返し、手で受け皿を作ってから振る。もう18歳の淑女なのだから、もう少しお淑やかにすれば良いのに、とこの間仲の良いメイドの咲世子から言われていたが、そんなの、自分の性に合っていない。
封筒からミレイの手に降ってきたのは、数枚のしおり。どれにも、可愛らしい小さな押し花がついていた。裏を見ると、そこには婚約者様が可愛がっている二人の妹姫の名前と、来てくださいの文字。
思わず、口元が綻んだ。





護衛は、後で迎えに来てもらうつもりでいったん帰す。
ミレイは、案内についてアリエスの離宮の廊下を歩いていた。
アリエスの離宮は、他の宮殿よりも幾分か小さい。でも、その分ここに住む家族の暖かさが伝わってくるので、ミレイは小さい頃からここが大好きだった。
婚約者様の異母兄弟姉妹の内の幾人かも、暇があればここに入り浸っているらしい。きっと、ミレイと同じ気持ちなのだろう。
案内が頭を下げて控える。目の前には、婚約者様のお母上が大事にしているという中庭の庭園。
その花の真ん中に置かれたお茶会用の机と椅子。そこに座っていた一人が、ミレイに気付いて近寄ってきた。
ミレイは頭を下げる。


「殿下、ご招待ありがとうございます」
「ミレイ、顔を上げろ」


言われて頭を上げると、そこには身内にしか見せない、満面の笑みを浮かべたミレイの麗しの婚約者様。


「いらっしゃい。さ、こっちだ。ナナリーとユフィが首を長くして待ち構えているぞ?」
「まあ。お待たせしましたか?」
「いや、あの子たちは昨日からそわそわしてたからな」
「ふふ、光栄ですわ」


口元に手を当てて笑うミレイに、婚約者様は苦笑した。


「ミレイ、今日は四人だけのお茶会だから、いつも通りに話せ。その方が、二人も喜ぶ」
「ですが…どこで誰が聞いているやもしれません」
「それなら大丈夫だ。内輪だけだから、お茶も茶菓子も俺がやるからな。周りは人払い済みだ」
「………………」
「ミレイ?」


ミレイはため息を一つ。この人は、いくら身分が低かろうと自分が皇子だと言うことをきちんと理解しているのだろうか。


「わかったわ! いつもの調子で話しまくるから、覚悟しなさいルルちゃん!」
「ははは。ミレイはそうでないとな」
「あと、お茶は私が入れるからね!」
「いや、ホストはこっちなんだから…」
「問答無用! わかった!?」
「はい!」


思わず背筋を伸ばして返事をした婚約者様を見て、ミレイはくすくす笑う。彼も、一緒に笑った。


「あー! ミレイさん、いらしたなら、早く声をかけて下さればよろしいのに!」
「そうですわ、ミレイ! ルルーシュも、女性を立たせたままにしないの!」


花束を抱えて走って来たナナリーとユーフェミアが、ミレイに抱きついた。
自分も人のことは言えないが、このお二人ももう少し淑やかになられれば、兄である婚約者様や姉であるコーネリア様が困らなくて良いのに。せっかくのドレスも、少し汚れてしまっている。まあ、自分はこういう風な二人が好きなのだから、良いのだが。


「ナナちゃん、ユフィ、久しぶり。ご招待ありがとう」


いつもの調子で話しかける。本来なら、皇族に対してこんな態度は不敬罪に当たるのだが、彼女たちは特に気にした様子もなく、むしろいっそう嬉しそうに微笑んでくれた。


「今日は、いつものテラスではないのね」
「ええ。マリアンヌ様が、美しく咲いたガーベラを見ながらお茶をしたらって言って下さったの」
「他にも、色々咲いてるんですよ。お母様が、少しなら摘んでも良いとおっしゃったので、後で花の冠作りますね! 着けて下さいますか?」
「もちろん! 嬉しいわ」


三人はにっこりと笑い合う。
婚約者様のことももちろん好きだが、この可愛い二人も大好きだ。二人も、ミレイのことを好いていてくれている。
ミレイになら、ルルーシュを、お兄様を、渡しても良いです。そう、言われるほど、彼女たちに信頼されている自分が誇らしい。


「三人とも、早く座らないとお茶が冷めるぞ」
「あ! ルルちゃんったら、私がやるって言ったじゃない! なにちゃっかり用意しちゃってるのよ!」
「早いもの勝ちだよ、ミレイ」
「もーっ!!」


笑い合いながら話す二人に、妹姫二人はくすくすと微笑んだ。





お茶を飲んで、ケーキを食べて、他愛もない話をして。
ミレイは今、妹姫二人と一緒に花の冠を作っている。ユーフェミアは少し不器用らしく、手元が止まるたびにナナリーが教えていた。ミレイは、自分が作った花の冠をナナリーの頭に乗せてやる。


「はい。我ながら綺麗にできたと思うわ。ま、ルルちゃんには敵わないけどね」
「ふふ、お兄様は器用ですから」


誇らしげに兄の自慢をするナナリーに、思わず口元が緩んだ。くそぅ、可愛いなぁこの子!
撫でくり回したい衝動にかられるが、ここは我慢我慢………。
ふっと椅子に座って本を読みふけっている婚約者様が視界に入った。


「………ナナちゃん、ユフィ、少しごめんね」
「いえ、どうぞ」
「私ももう少しかかりそうだから、構わないわ」


ミレイは二人に断ってから婚約者様の元へ近寄った。
集中しているためか、ミレイが近寄って来たことにも気が付いていないらしい。どんな本を読んでいるのかと思い、そっと覗き込んでみたが、全く理解できない言語でその本は書かれていた。
婚約者様の眉間に皺が寄ったのを見て、ミレイは本をばっと取り上げた。


「っ!? ……ミレイ? 何するんだ、返せ」
「嫌よ~だって、未来の旦那様の眉間に皺が寄ってるのは嫌だもの!」
「皴………寄ってたか?」


ミレイが大きく頷く。婚約者様は苦笑した。


「ルルーシュも一緒に作れば良いのに。一人で本読んでないで!」
「あのなぁ………子供の頃ならともかく、幾つだと思っているんだ」
「えーだって~」
「俺のことは良いから。…ミレイは冠作らないのか?」


ちらりと妹姫たちを見て、言う。彼女たちは着けているが、ミレイは着けていないので、不思議に思ったのだろう。


「私が作ったのはナナちゃんにあげたの。上手くできてるでしょう?」
「ああ」
「私の分は、ナナちゃんが作ってくれるのよ~。どう? 羨ましいでしょ?」
「…確かに」


本気で悔しそうな様子の婚約者様に、ミレイはくすくすと笑う。相変わらずのシスコンで。
ミレイは本を婚約者様の手に戻して、身を翻して言う。


「ナナリーの冠が欲しかったら、一緒にやらないとだめよ!」
「………………ミレイ」
「ん? やる気になった?」


振り返ったミレイが見たのは、満面の笑みを浮かべた、麗しく愛しい婚約者様。
彼は立ち上がると、机に飾られていた赤色のガーベラを掴み、ミレイの耳元へ触れた。


「………………っ!」
「よし。ナナリーのが出来るまでの代わりだ」
「あ、ああああありがとうっ」


右耳の上に飾られたガーベラよりも、顔はきっと赤い。そう思うと、余計に赤くなってしまいそうだ。
落ち着け落ち着け。自分の方が年上なのだから、大人の貫禄と言うか大人の魅力ってやつを………って違う違う!!
混乱した頭を落ち着かせるため、礼を言って、そさくさと妹姫たちのところへと戻ろうとする。が、


「ミレイ」


呼び止められ、多少戸惑いながら振り返った。
婚約者様は、優しくて美しくて私が大好きな笑みを浮かべて、ミレイを見ている。


「………なに?」
「花、似合うな。綺麗だぞ」
「……―――っ!!!! ふっ、不意打ち禁止っっ!!!!」
「あはははは」


ああ、なんなのだろうこの婚約者様は。
普段はもっとクールで、お世辞なんて全然言わないくせに、こういう時に限って不意打ちをしてくる。まったく………。
赤く染まった頬を手で覆いながら、ミレイは、まだ笑っている婚約者様を見る。
まあ、笑ってくれるなら、別に良いんだけど。
頬の赤みははまだ取れないが、ミレイも、にっこりと幸せそうに笑った。










良い雰囲気ね! ルルーシュってば、抱き寄せるくらいすれば良いのに!
お兄様は奥手さんですから
でも良いの、ナナリー? ルルーシュを取られてしまうわよ?
うふふ、構いませんよ だって、ミレイさんですもの
ふふ、そうね! ミレイならルルーシュを渡しても安心だわ!

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2007.07.27 | | Comments(3) | Trackback(0) | 短編小説

コメント

はじめまして

はじめまして、高橋と申します。
こちらの小説が大好きで、以前から通っていたのですが、このミレルル小説の素晴しさに居ても立ってもいられずコメントしてしまいました。
良いですよね、ミレルル!婚約者!幸せ兄妹!!もう私の好きな要素がぎっしり詰まっていて読んでいて本当に至福でした!ありがとうございますv
ではでは、これからも素敵な小説を楽しみに通わせていただきます。(連載も続きがホントに楽しみです!)そして、もしよろしければまたミレルルを…!!乱文失礼致しました。
                  拝

2007-07-28 土 16:19:08 | URL | 高橋えみ #- [ 編集]

高橋えみ様

初めまして! コメントありがとうございます!
良いですよね、ミレルル! 私、ノーマルではCルルCとミレルルミレが大好きなのですVv
ミレイさん素敵ですよねーVv 彼女の年相応な可愛らしさを書いてみたかったのですが、どうですかね? 書けてますかね? ><;
連載も短編も色々書いていきたいので、どうかお付き合い下さいませ! ありがとうございました!

2007-07-28 土 21:22:55 | URL | あず #- [ 編集]

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2012-07-27 金 23:06:40 | | # [ 編集]

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