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Cの世界・13

スザク視点でやってみました。情報を持たないスザク君なので、少しもどかしい(笑)

24・25話目前ですね。。。ああ、見たいし見たくない………
24・25話が終わった後も、Cの世界はマイペースに捏造しながらもう少しだけ続けていきたいと思っています。よろしければお付き合い下さい。
さあ! ゴールまで転がっていきますよー!!(←その表現はどうかと…)






13.翠の視線










生徒会室で仕事をこなしているルルーシュを、じっとスザクは見つめる。真剣に見つめているため、額には皺が刻まれていた。
ルルーシュは相変わらずミレイが溜め込んでいた書類をテキパキと仕上げていく。ついさっきまで未処理だった書類の山が机に溢れていたのだが、今はあとほんの少しほどしか残っていなかった。
ミレイはニーナと共に職員室。シャーリーとカレンは書類の方が一段落ついたので部活の方に顔を出しに行き、リウ゛ァルはいつも通りバイクで逃走。
ゆえに、生徒会室にはルルーシュとスザクしかいなかった。………生徒会メンバーの中では。


「………だから、なんで、いるんだ…」


スザクは思わず手元にあった書類をくしゃりと握る。ルルーシュを見ていた視線を、ソファの方へと移した。見えるのは、鮮やかな黄緑の髪の少女。
視線を向けられたことに気付いたらしく、彼女はスザクを見てにたりと笑った。
彼女…C.C.は食べかけのピザを手にしながら立ち上がり、ルルーシュの前に立つ。


「………なんだ? 油が落ちるからあっちにいろ」
「まだ終わらないのか? お前なら簡単な仕事だろう?」
「………そうでもないが。………ここの分は終わった。スザク、お前の分も貸せ。………スザク?」
「え、ああはい!」


C.C.を睨み付けていたせいで反応が遅れたスザクは、慌てて書類を渡す。
それを見て、C.C.は唇を尖らせた。


「そいつのノルマだろう? お前がやる必要なんてない」
「ついでだ、ついで。それにこいつに任せていたら夜までかかる」
「ルルーシュ、それはひどいよ」


事実だと言って笑う彼の表情は穏やかで、スザクは内心でほっとした。
ルルーシュはここ最近、難しい顔や悲しそうな顔で考え込むことが増えた。
スザクは彼にそんな顔をしてほしくないし、そんな顔をさせる元凶を突き詰めて、排除したいくらいだ。でも、彼は何も言ってくれないだろうから。
なんでも自分で解決しようとする彼が、弱いところを見せるのは自分が良い。そんな存在になりたい。と思っているスザクだが、最近はその役をC.C.に奪われている気がする。
はぁとため息をこぼした。
頼ってもらえないなら、彼が笑顔でいられるようにしようと思う。難しい顔や悲しい顔になる暇がないくらい、笑っていられるように。
スザクはぎゅっと拳を握って、書類を書き終えたらしいルルーシュの側に寄る。


「ふー…終わった終わった」
「相変わらず、すごい処理能力だよね。僕もその半分くらいあればな」
「俺としてはお前のその馬鹿力がほしいがな」


ルルーシュは静かに笑う。穏やかな、家族にだけ見せる笑顔だ。
そう思うと、胸の中が暖かくなる。自分はルルーシュに認めてもらっているんだと実感できるから。
スザクは満面の笑みでルルーシュを見た。


「ルルーシュが力つけなくても良いよ。だって僕がついてるじゃないか。何からだって守ってみせるよ。ルルーシュの騎士になる」


実は、ブリタニアの騎士制度と言うものを知ってから、ルルーシュの騎士になりたいと思っていた。だから、部活でも道場でも、一生懸命練習した。剣道だけじゃなく、柔道も空手も、だいたいできる。大人十数人程度なら、倒せる自信があった。
この間の鬼ごっこで、遊びとはいえ、ルルーシュの騎士になれてどんなに喜んだか。
スザクが守ると言った瞬間、ルルーシュの表情が歪んだ。悲しそうに、悔しそうに。


「…………ルルーシュ?」
「…あ、いや、お前みたいな体力馬鹿が騎士なら大変だな。騎士は体力だけじゃないんだぞ」


表情が歪んだのは一瞬。すぐにいつもの表情に戻って笑っていた。
見間違い? いや、でも。
ちらりとC.C.を見ると、彼女は眉をおもいっきり寄せて、スザクを睨んでいた。思わず後ずさるほどの殺気。
後ずさったスザクの腕を、C.C.が掴んでルルーシュから遠ざけた。


「ち、ちょっと! 何するんだ!」
「煩い! 貴様はルルーシュに近づくな!!」


腕を突き放し、ルルーシュとスザクの間にC.C.は仁王立ちで立つ。
ルルーシュはきょとんとしていた。


「貴様、言うことに掻いてそれか! いい加減にしろ!!」
「は? なんで君にそんなこと言われなきゃいけない!? そっちこそいい加減にしろよ!!」


険悪なムードで睨み合う二人を見て、ルルーシュはため息をついていた。


ばったーんっ!!!!


その瞬間、生徒会室の扉がいきなり開かれる。
睨み合っていた二人もルルーシュも、何事かと扉を見た。そこには、桃色の髪の少女がにっこりと笑って立っていた。


「………………ユフィ!?」


ルルーシュが思わず叫ぶ。ユーフェミアは笑みを強くして、ルルーシュに抱きついた。


「ルルーシュ、こんにちわ!」
「なんでユフィがここに…?」


ユーフェミアはルルーシュの左目を覗き込む。しかし、ルルーシュはその視線をさっと逸らせた。ユーフェミアが、怪訝そうに眉を寄せる。


「……今日は、お仕事でこちらに来たの。あ、今はきちんと休憩時間で、お姉様の許可も取ったから」
「コーネリア姉上も来ているのか……」


ルルーシュがげんなりとした表情を見せる。スザクは前に聞いたことを思い出した。確か、コーネリア皇女は義弟の体力のなさを心配して、会う度に運動やらなにやらをルルーシュにやらせているらしい。体を動かすことが苦手なルルーシュだから、眉を寄せるのも頷ける。
一人でうんうんと頷いていたら、ユーフェミアがスザクを振り返った。そしてにっこりと笑う。


「お久しぶりです、スザク。お元気ですか? ふふふ、あんまり変わらないですね」
「は……? え、えっと…」


スザクは戸惑う。確か、自分と彼女とは初対面のはずなのだが。むしろ、ウ゛ィ家以外の皇族と話したことも、会ったこともない。
スザクがどうしようか悩んでいると、珍しくC.C.が助け船を出した。


「おい、お前らは初対面だろう? 誰と間違えているんだ」


C.C.に言われたユーフェミアは、失敗した言わんばかりの表情。彼女はちらりっとルルーシュを見てから、もう一度スザクを見て手を差し出した。


「…ごめんなさい。別の人と間違えてしまいました。改めて、わたくしはユーフェミア・リ・ブリタニアと申します。よろしくお願いしますね」
「はぁ………枢木スザクです」


さっき、明らかに自分の名前を呼んでませんでしたか?
そう言いたいが、ユーフェミアの笑顔に押されて何も言えなくなる。まあ、そんなに珍しいと言うほどの名前でもないから、本当に間違えたのかもしれないが。
ルルーシュの方を見ると、彼は眉を寄せて、少し悲しそうに笑っていた。思わず、彼に近寄る。
C.C.はユーフェミアに何かを言っているところで、こちらに気付かないので、今度はすんなりと側に近寄ることができた。
うつ向きがちな彼の顔を見ようと、スザクは体を屈めて覗き込む。


「………………ルルーシュ? どうかした?」
「…え。ああ………いや、別に何でもないんだ。何でも、ない」
「でも顔色悪いよ?」
「本当に、何でもないんだ…」


ルルーシュは左目を押さえながら一歩、スザクから遠ざかる。
スザクは怪訝そうに、距離を詰めた。


「目、痛いのか?」
「違う。違うから」
「でも…………」


そっと、彼の左目を隠している手に触れる。


バシッ!!


スザクは、一瞬何が起こったのか分からなかった。彼に触れようとしていた手が、じんじんと痛みを訴える。
思わず痛みを訴える手を見て、そこでやっと理解した。手を振り払われたのだと。
ルルーシュを見ると、彼自身も信じられないような表情でスザクを見ていた。
彼の左目が、一瞬緋く染まったように見えた気がする。


「ちがっ、す、すまないスザク!」
「いや、僕は平気だから。ごめんね?」


彼の目線はスザクを捉えない。何かに恐れているかのように。何かに怯えているかのように。
C.C.とユーフェミアが彼に寄り添う。


「大丈夫か? 疲れたんだろう、今日はもう帰るぞ」
「ルルーシュ、大丈夫ですか?」


心配そうなユーフェミアが、ルルーシュをさっきのスザクのように覗き込む。
その瞬間、びくっと肩を揺らして、ルルーシュは左目を隠した。それを見て、C.C.とユーフェミアの表情が固まる。


「ルルーシュ、お前まさか…っ」
「戻ったの!?」


スザクは首をかしげた。いったい、何が何だと言うのだろうか。
心配げに見ている三人に、少し落ち着いたらしいルルーシュが笑いかけた。


「大丈夫、少し、目が痛くなっただけだから。疲れてるみたいだから、今日はもう帰るよ。スザク、会長に言っといてくれるか?」
「…うん、それは構わないんだけど。本当に大丈夫?」
「ああ。それじゃ、また明日な」


筆記用具を素早く片付けて、ルルーシュは生徒会室を出る。C.C.とユーフェミアが、まだ難しい顔をしながら彼を追いかけて行った。
ぱたんと扉が閉まる。
一人残された部屋で、スザクは眉を寄せていた。










あっれ~、スザクだけ? ルルーシュとC.C.は?
あ、なんか目が痛いらしくって先に帰りました お客も来たし
お客? 誰?
え、と………その、ルルーシュの妹が…
妹………ユフィかしら? よく来るわね、あの子……スザク、ライバル出現ね!
えっ! …いや、僕は別に……その………


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2007.07.26 | | Comments(2) | Trackback(0) | 捏造・長編 / Cの世界

コメント

ある意味…。

>情報を持たないスザク君
スザク視点だとホントに情報な~んも持ってないから、あまり話としては進みませんね。
ってかある意味1人、蚊帳の外…。

2007-07-27 金 10:40:11 | URL | 紗鳳寺 のえる #- [ 編集]

紗鳳寺のえる様

そうなのです。あまり進みませんねー…
ですが、この件はスザク君に疑問を持ってもらって、話に入ってきてもらうための部分なので、まずはこのぐらいで……

2007-07-27 金 23:37:15 | URL | あず #- [ 編集]

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