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10万hitリクエスト企画27

リクエスト企画第二十七弾!! 潤様のリクエストで「スザルルで大学生パロ。ルルーシュが痴漢に遭う話」です!!
ちょうどスザクの誕生日なので更新☆←
相変わらず、恋に発展する前段階ですが…^^;

ではでは! リクエストくださった潤様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!
それでは、続きからどうぞー☆














○ラブコメみたいな運命です








最近、不運続きだ。
帰宅ラッシュの満員電車に揺られながら、ルルーシュは頬を引きつらせた。
数日前、部の先輩であるミレイのおふざけ企画「イメチェン!! これで貴方も生まれ変わるれるミレイさんスペシャルー☆」でターゲットにされたのが、そもそもの始まりだったかのように思う…。
無理矢理捕まって、長かった前髪を切られるわ、メガネは奪われるわ、しかもコンタクトを用意してあるわ(どうやら理事長の孫の権限を使って、健康診断表を入手したらしい……プライバシーはどうした!?)……。他の部員も悪乗りして、ミレイに加担するわ……。
メガネに戻すと御仕置きだとかなんとか言っていたので、仕方がなくそのままコンタクトに(下手なことをしてこれ以上何かされるくらいならば…)。
……それからというもの。
授業中やら食事中、周りからは遠巻きに見られ、常に視線を感じるわ(そんなに変か?)、ちょっとした物がなくなるわ…………これが噂に聞くいじめなのか??
……家でもそうだ。
変な手紙は届くわ(愛愛愛愛愛愛……って便箋10枚に渡って書き綴られていた。根気が必要だとは思うが、正直きもい)、無言電話は増えるわ(今までも妹と母親目当てに多少あった。…その度にかけてきた奴を割り出して色々してきたが……いや、これは今は良いだろう)。
……極めつけが今この状態だ。
ルルーシュの視線が斜め後ろを向く。ルルーシュの視線の先には、満員電車とはいえ、少々近寄りすぎではないかと思われるサラリーマン風の男が一人。
まあ、満員電車な訳で、近寄りすぎなのは良としよう。問題は、その手の位置だ。


「(………………だから、なんで…っ!!??)」


その男の手は、ルルーシュの臀部…つまり、尻の部分に触れていた。
触れていただけならば、良いのだ。何度も言うが、満員電車である訳で、若干の接触は仕方がないと思う。ついでに言うなら自身は男である。問題はない。……ないはずなのだ。問題は、その男の行動にあった。
ルルーシュの頬が引きつった。


「(なんで尻を撫でている……っ!!!???)」


さわさわと、明確な意図を持って、男の手はルルーシュの尻を撫でていた。明らかに性的な意味合いを持って。つまり、これは。


「(男の俺に、何がどうなって痴漢行為をしてるんだ……っ!!!???)」


混乱する頭で、ルルーシュは必死に考える。
もしかすると、己を女だと思っているのか? いや、明らかに男の恰好だろう。今は男のファッションをする女性も多いが、それでも性別を間違えはしないだろう。そもそも男の尻だと触った段階で気付くはずだ。
ならばなぜ? もしかすると痴漢行為されていると感じているのは勘違いで、実際は電車の揺れによって動いているだけなのか? いや、しかし電車の揺れと男の動きは一致しない。ならばならば……。
難関と言われた法学部を首席合格したルルーシュの優秀な頭脳がフル回転で答えを導き出そうとするが、幾ら回転させても明確な答えは出ない。
考えるあまり、ルルーシュが固まってしまっているのを良い事に、男は行動をエスカレートさせる。その手が、すぅっと前部分に移行しようとした。
ルルーシュがそのことに気付いた瞬間、男の手が止まった。


「………?」


ほっとして男の方を見ると、その表情が青い。
ふと、男の手を見ると、誰かに掴まれているようだ。
ルルーシュが目を瞬かせて、その掴んでいる手の持ち主を見る。
その持ち主は、ふわふわした茶色の髪のなかなかの好青年だった。その翡翠の瞳を鋭くして男を睨んでいる。


「……な、なんだ、君は……っ」
「……いえね……………(ぼそぼそっ)」
「…………っっ!!!!」


青年が何やら男の耳元で囁くと、男の表情が一層青くなった。ぱくぱくと口を開け閉めしている男に対して、青年がにっこりと笑う。その瞬間、電車が止まった。どうやら駅に着いたらしい。
出口に流れていく人の群れに紛れるかのように、男はそさくさと慌てて逃げて行った。
後に残ったのは、席が開くくらい少なくなった電車の乗客と、青年とルルーシュだけ。
ぽかんっとしていると、青年がにっこりと笑って席を指さす。


「とりあえず、座ろっか。あ、駅ここじゃないよね?」
「…あ、ああ」


まだ頭が付いて行かないルルーシュは、青年に言われた通りに席に座る。その隣、少し間を空けて青年が座った。
青年はぽかんっとしているルルーシュの顔を覗き込む。


「大丈夫? ランペルージさん」
「な、んで、俺の名前…!?」
「え、だってうちの大学でランペルージさん有名だし。すっごく頭が良いって」
「うちの大学…?」
「あ、同じ大学だよ。僕、教育学部の枢木スザクっていうんだ」
「そ、うなのか……」


よりにもよって、同じ大学の奴に痴漢行為を受けている所を助けられるとは…。これで明日からはもっと遠巻きに見られるんだろうな。


「……とりあえず、御礼を言っておく。助かった。ありがとう」
「ううん、僕は特には。……むしろもっと早くに気付けばよかった。ごめんね」
「いや、正直どうすれば良いのか分からなかったから助かった」
「あ、あと、あの場でこの人痴漢ですーってするよりも追っ払った方が良いと思ったから追っ払ったんだけど、それでよかった? 警察とか…」
「いや、遠慮する。これ以上の汚名は浴びたくない。………まったく、何が楽しくて男の尻なんか……」
「いやぁ、ランペルージさんくらいになると男とか、性別なんて関係ないと思うよ?」
「……は?」


きょとんっとするルルーシュに、青年…スザクは首を傾げる。


「え、だから、ランペルージさんって美形って言うより美人ってタイプだから」
「……は? 俺が美人?」
「え、気付いてないの? ランペルージさん凄く美人だって、今大学内で大騒ぎなのに」


ファンクラブとかも結成されててね、持ち物やら秘蔵写真が今学内オークションで凄い額になってるんだよ。スザクが色々と言うが、ルルーシュはそれらを理解できない。


「イメチェンで前髪切ったでしょう? 顔が良く見えるようになったから、みんなランペルージさんが美人だってわかったみたい」
「………………いまいち、理解に苦しむが………つまり、やっぱり全ての原因はミレイさんだったってことだな…」


頭を抱えるルルーシュ。御仕置き覚悟で今からメガネにしようか…。いや、前髪がなければ美人(…らしい)というこの顔を隠せない。
うーうーと唸るルルーシュに対して、スザクはクスッと笑った。


「………あ、僕ここだから」
「あ、そうなのか。……今日は本当にありがとう。…できれば、この事は……」
「うん、わかってる。誰にも言わないよ」


にっこりと笑うスザクに、ルルーシュの頬も緩む。
それじゃあと言って電車を降りるスザクを見送ったルルーシュはふぅっと溜息をこぼした。


「とりあえず、いい奴そうで良かった……」


枢木スザク、か。学内で出会ったら、何かおごっても良いかな。
そんなことを考え、ルルーシュは今後の対策案を考えながら、電車に揺られて行った。








で、何でこうなるんだ。
相も変わらず帰宅ラッシュの電車の中。前回痴漢に合ってから三日目。ルルーシュは頬を引きつらせていた。


「(……だから、何で………っ!!?)」


ルルーシュの背後には近寄りすぎなサラリーマン風の男。前回とは異なる男だが、やっている行動はほぼ同じだ。


「(だから何で尻を撫でる……っ!!!???)」


ルルーシュは頭を抱えたくなった。実際には満員電車なので、そんなスペースないのだが…。
前回の痴漢の後、ミレイに頼んでメガネだけは許可してもらったのだが、学内の状況は一向に元に戻らない。むしろ悪化しているような…。
その上に今回のこれだ。もう、なんか呪われているんじゃないだろうか?
泣きそうになりながらも、ルルーシュはなんとか痴漢を撃退する方法を考える。あまり騒いで、逆にこっちが注目されるのは嫌だ。


「(くそ……っ。枢木にどうやって撃退したのか聞けば良かった)」


今いない奴のことを考えても仕方がない。なんとかしようと考えるが、こんなことが再び起こるなんて思ってもいなかったのだ。
眉を寄せるルルーシュ。ふと、背後から生温かい息が。


「……………ひっ」

どがっっ!!!!

「うわっっ!!」


いきなり車内に大きな打撃音が響く。ルルーシュが驚いて振り向くと、そこには頭を抱える男と、弓の袋を持って謝る枢木スザク。


「本当にすみません。大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫もなにも、痛いじゃないか!! そんなもの、こんな状況の電車に持ち込むな!!」
「いやぁ、本当にすみません。……ところで、…………(ぼそっ)」
「…っ!! ……い、いや、そ、そんなに痛みもないし、大丈夫だ、よ」
「そうですか? それはよかった」


勢いがなくなり、どこか青い表情で言う男に対して、にっこりと笑うスザク。どこか笑顔が嘘臭い気もするが…。
次の駅に着いたとたん、男は満員の人々を掻き分けて、そそくさと出て行った。ルルーシュはその間唖然としていたが、スザクに声を掛けられてはっとする。


「大丈夫?」
「あ………もしかして、また助けてくれたのか……?」
「今度は早く助けられた、かな?」
「………………あ、ありがとう」


いえいえと笑うスザクに、ルルーシュもほっとしたのかうっすらと笑みを浮かべた。
スザクが手招きする。


「こっち。ここの間に入って」
「?」


言われた通りに、ひとつ駅を過ぎたために若干のゆとりが生まれた車内をスザクの方に動く。指示されたのは座席の手すりとスザクの間。


「これなら、大丈夫でしょ? まだ少し人多いから」
「あ、ああ」


スザクと向かい合う形になるので、ルルーシュは少し頬を染めた。
こう、何度も何度も助けてもらって、しかも今みたいに庇ってもらって……まるで女みたいじゃないか…。
少し複雑な気持ちながらも、これ以上痴漢に会いたくないため、大人しくスザクと手すりの間に治まる。


「……枢木は、弓道部なのか?」
「うん、一応エースなんだよ。あ、あとスザクで良いよ。同い年なんだし」
「そうなのか? じゃあ俺もルルーシュで。…うちの弓道部は結構強いから、凄いな」
「えへへ、それほどでも。ルルーシュは?」
「俺は、高校の時の先輩に無理矢理入れられた企画部だ」
「企画部…って、学内の色んな企画を盛り上げたり、新しい企画を作ったりする?」
「そう。俺がこんな目に合うはめになったのも、企画部のせいだ」


ゲンナリとした様子で言うルルーシュを見て、スザクが笑う。
お互いに他愛もない話を話す。そうこうしている間に、だいぶ車内がすいてきた。


「…だいぶ、すいてきたね」
「そうだな…。ああ、スザク、ありがとう」


人が少なくなったので、ルルーシュは手すりとスザクの間からすっと身を出そうとする。そんなルルーシュの行動に、思わず、スザクがルルーシュの手を取った。


「……ん?」
「……………あ、いや、別に。…また困ったら言って」
「そんなことにならないように祈っててくれ」


ルルーシュが軽口を言う。スザクはぼそりっと呟いた。


「………離れたく、ないな…」
「…え?」
「え、あ、いや何でもないよ」


少し残念そうに笑うスザク。その表情に、ルルーシュは少しどきっとした。
頬が赤くなっているのを感じたルルーシュは、ふいっと俯く。そんなルルーシュの仕草に、スザクがきょとんっとする。


「どうしたの? どこか痛い?」
「い、いや、何でもないんだ。…そ、それより…」
「あ、ごめん。手、掴んだままだったね」


そう言って、掴まれていた手が解ける。手の感触がなくなったことに、少し物足りない気がして、しかしすぐに霧散した。
電車がルルーシュの最寄り駅に着いたのだ。


「あ、じゃあ、俺ここで」
「あ、うん。……また明日、ルルーシュ」
「…ああ、また明日」


そう言って別れる二人。
電車を降りて、改札を出て、家路を急ぐルルーシュは、どこか高揚した気分を感じていた。

…また、明日。

その言葉を思い出して、少し微笑む。
明日が楽しみだ。
ルルーシュの心に、確かに芽生えた気持ち。それがどういった形の物なのかは、まだ彼自身も知らない。










おはよう、ルルーシュ
ああ、おはよう 朝に会うのは珍しいな
うん ルルーシュのボディガードしようかなーって
え……べ、別に平気だぞ? 俺は男なんだし
まあ良いから良いから


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2010.07.10 | | Comments(0) | Trackback(0) | 短編小説

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