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10万hitリクエスト企画25

はい、お待たせしました!! リクエスト企画第二十五段!! さゆま様のリクエストで「1期(式根島辺り)ゼロバレで、寝返りスザク」です!!
式根島でのカレンポジションがルルーシュになってます!!
スザク君は、うだうだ考える割に、こうと決めたら一直線な人ですので、何が一番大切なのかを考えてもらいましたww
もちろん、私はルル贔屓なので、ルルーシュに優しい展開となっています(笑)

ではでは! リクエストくださったさゆま様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!
それでは、続きからどうぞー☆










○誓うものは…








ここはどこなのだろうか? 自分は確かKMFの中で、ゼロと対峙していたはずなのに……なのに、何故砂浜で倒れているのだろうか?
その場に起き上がり、周りを見渡すが、KMFどころか人影すら見当たらない。
一体、何がどうなって…。
朦朧とする頭を押さえて、なんとか立ち上がる。身体に負傷した所はないようだ。どうやってハドロン砲の雨を回避したのか、どうやってここに来たのか、ここはどこなのか。疑問はたくさんあったが、茂みの方へ歩いていく。周りに人の気配がない以上、この場で行わなくてはならないのは飲み水の確保だ。
耳を澄ませながら、スザクは森を歩く。少し歩いた所で、水音が聞こえてきた。
水音の方へと歩いていく。
茂みの間から、水のきらめきが目に映った。スザクの歩みも速くなる。
と、そこでスザクは気付く。岩の影になって気付かなかったが、誰かいる。
岩にかけられたマントが目に入る。そのマントを見た瞬間、スザクは動いていた。


「っ!!!?」


いきなり飛び出してきたスザクに、相手が驚く。驚いたまま動けない相手を組み敷くのはスザクにとって簡単なことだった。


「ゼロっ!! つかま………」


組み敷いて、相手の顔を見た瞬間、スザクの動きが止まる。そして目を見開いた。
相手は、ゼロは、いつもの仮面をつけていなかった。どうやら顔を洗っていたらしく、美しい黒髪が少し濡れて額に張り付いている。相手も紫の瞳を見開いて、驚愕の表情。
そう、ゼロの衣裳を身にまとっているその人は、スザクのよく知る人物、今はアッシュフォード学園にいるはずのルルーシュだった。
お互い固まったまま動けない。特にスザクは頭の中が真っ白になっている。
先に頭が動き出したのはルルーシュの方だ。まだ固まっているスザクの下から抜け出そうとして身体をひねる。しかし、それは上手くいかずに、ごつごつとした岩肌に身体をぶつける結果となった。思わず口に出る。


「…っいた」
「っっ!!!! あ、ご、ごめんっ!!!!」


そのルルーシュの声に反応して、スザクは思わずルルーシュから離れた。その表情は混乱しているのがありありと見て取れる。
そんなスザクに対して、ルルーシュは苦笑する。まるで、スザクがランスロットのパイロットだと知った時の自分の様だ、と先日の苦い記憶が蘇った。
若干自嘲気味になりながら、ルルーシュは混乱しているスザクに問う。


「………いいのか? ゼロを捕まえなくて」
「っ!!!!」


ゼロの衣裳を身にまとっている以上、ごまかす事はできない。ルルーシュは挑発するかの様に笑う。その笑みに、スザクは今にも泣き出しそうだ。


「…本当に、君がゼロなのか……?」
「この姿を見ればわかるだろう? 俺が、ゼロだ」
「―――っどうして!!?」
「どうして? 理由を知ってどうする。俺がゼロだと言う事には変わりない。…それとも」


ルルーシュは笑う。


「理由がわかれば、ゼロの行ってきた事は許されるのか?」
「…っ」


スザクが唇を噛みしめ俯く。
その間にルルーシュは考える。この場をどうやって切り抜けるか。ここがどこだかわからない以上、下手に逃げる訳にもいかない。それ以前に、スザクの追手を振り切る事が出来るとも思わない。逃げ出したところで、すぐに捕まるだろう。それならば、ここはいったん大人しくしておいて、機会を待つ。それが妥当なところだろう。
若干の沈黙の後、スザクがルルーシュの腕を掴んだ。


「……………君を、拘束する」
「……………………」


ルルーシュの両腕を後ろに捻り、拘束する。あいにくと紐の様なものは持っていない。何か使えるものはないかと周りを見回すと、ゼロのマントが目に着いた。
スザクは岩にかけられているマントを掴むと、ルルーシュの腕に巻いた。若干心もとないが、一応はこれで良いだろう。
拘束されているルルーシュは、無言のままだ。同じくスザクも黙ったまま。
どうすればいいのか分からないまま、時間だけが過ぎて行った。






結局、軍からも黒の騎士団からも救助が来ないまま、夜になった。
水の確保はできたし、食料は目の前に広がっている大海原にたくさんある。火を熾すのも、スザクにとっては簡単な事だ。
スザクが食糧の魚を取ったり、火を熾している間、ルルーシュは黙って大人しく座っていた。
魚を焼いても、口にしようとはしない。拘束のために手が使えないからかと思い、口の傍まで持っていくが、やはり食べずに黙ったままだ。
そんなルルーシュに、スザクも黙り込む。
お互いに火を見つめながら、沈黙する。
念願だった、ゼロを捕まえたのに、どうしてこんなに気持ちが晴れないんだろう。
長い沈黙の後、スザクが呟くように言った。


「……………ゼロを、しているのは、ナナリーのため?」
「……………」
「…君の行動理由なんて、それしか、ないよね………ナナリーも知っているの? 君が、ゼロだって」
「………ナナリーは関係ない。俺が、勝手にやっている事だ」
「……………」


ルルーシュは目をそらさずに、スザクをじっと見て言う。その紫の瞳には、確固たる意志が感じられた。


「でも、ナナリーのため、なんだろう?」
「あの子を理由にするつもりはない。これは、俺がやりたかったことだ」
「……どうして、こんな、テロみたいなことを……」
「…………他に、どうすればよかったと言うんだ?」
「普通に、正しいルールで………名乗りを、上げたり…」


ルルーシュが失笑する。そして、スザクを睨みつけた。


「名乗りを上げる? そんなことをすれば、またどこかの国に政治的道具として売り飛ばされるだけだ!」
「そんなことは…っ」
「ないと言い切れるのか? なんで俺とナナリーが隠れて生きてると思ってたんだ? 俺も、ナナリーも、嘘をついて生きてる。いつ、見つかって殺されるかと怯えて…っ」


ルルーシュの言葉に、スザクは思わず目をそらした。そう、自分が彼ら兄妹と出会ったのも、彼らが日本に道具として送り込まれてきたからじゃないか。再び、彼らが同じ目に合わないとは限らない。しかもナナリーは目と足が不自由とはいえ、皇女だ。政略結婚させられる可能性は低くない。


「……それでも、ゼロのやり方は間違ってるよ………」
「…お前の考える間違いとはなんだ?」
「……え」
「確かに、ブリタニアにとってゼロは悪だ。大勢のブリタニア人を殺害している。…だが、日本人から見たゼロは? ブリタニアを憎んでいる世界各国から見たゼロは? その評価は一転する」
「……………」
「日本や他の侵略された国にとってすれば、ブリタニアもゼロも、自分の主張を掲げて人殺しをする存在にすぎない。結果、正義か悪かを決めるのは勝者と歴史だ」


ルルーシュの瞳が、スザクを見つめる。


「お前の言うルールとは、一体誰の決めた誰のためのルールだ?」
「…………」
「ブリタニアのルール? それは侵略する側のルールだ。侵略された側…弱者はそのルールでは守れない。………お前は、何のためにそんなルールに従うんだ?」
「………僕は…」


正しい事をすれば、自分がしてきたことが間違っていた訳じゃないと思えるから? 正しい事をすれば、自分がしたことが…。


「…正しい、ことをしなくちゃいけないんだ。……ルールを、守らなくては………だって、僕…俺は、間違った事を、したから……あんな…父さんを………」
「……………」
「間違った事を、してはいけない。だから、ルールを守って…」
「………そうか」


ルルーシュの瞳が、どこか陰った様に見えた。
その瞬間、とても悲しくなる。そんな、表情をさせたい訳ではないのに。自分は、彼の、彼らの笑顔を…
その瞬間、スザクの頭の中にぽつんっと浮かぶ光景。
それは、あの夏の日、彼らとの記憶。あの笑顔を、なくしたくなくて。あの笑顔を、守りたくて。それで、自分は父と…。
あの父との記憶が衝撃なせいで、スザクは自分の根底にある思いすら、見失っていたことに気付く。
ああ、そうだ。自分は、彼を、彼らを守りたくて、守れるほど強くなりたくて。
そっと、ルルーシュの方に手を延ばして彼の頬に触れた。触れた手から伝わるぬくもり。そう、自分はこれを守りたくて、守っていきたくて。
頬に触れたまま動かずにじっと見つめてくるスザクに、ルルーシュは眉を寄せて戸惑う。


「………スザク?」
「…………」


返事はない。その代りと言うかのように、スザクはルルーシュの肩に顔を埋めた。かかる吐息がくすぐったいのか、ルルーシュは身をよじる。
自分が今従っているルールに沿うならば、彼を軍に引き渡さなくてはならない。ゼロとはいえ、彼は元皇族。その事実を隠すために、ゼロは処刑したと言って彼は幽閉されるだろう。もう、会えないところに。
そうなってしまったら、彼らの笑顔は、失われる。自分が守りたかった、彼らの笑顔を奪うことになる。

ああ、そうか。スザクは気付く。答えはとても簡単で、そしてすぐそばにあるものだと。

そっと、顔を上げ、ルルーシュの顔を見る。若干眉を寄せて、怪訝そうな表情。
そんな彼を正面から捉えた。


「…………やっぱり、ゼロのやり方は、僕には賛同できない」
「…………お前に賛同されなくても、構わない」
「……でも、ね」
「……?」


そっと、ぎゅっと、スザクはルルーシュを抱きしめる。一瞬驚いて身体を強張らせたルルーシュだが、すぐに肩の力が解かれた。


「僕は、ルルーシュの味方だ。ゼロの、味方にはなれないけれど、僕は君を……君達兄妹を守りたい」
「…………」
「ずっと、ずっと君達の笑顔を守りたいって思ってた。ゼロの味方にはなれないけど、僕は、君の、君達の味方になりたい」
「……………お前は、軍人だろう。それも、ユフィの騎士だ」
「強くなりたいって思って、軍人になった。強くなりたいって思ったのは君のためだから、君が軍人なんか嫌だって言ったら、やめる」
「………お前、ルールはどうしたんだ」
「これが、僕のルールだよ。何事も、ルルーシュ優先」
「…………」


ルルーシュが呆れているのが分かる。それでも、この腕は放さない。


「………この、馬鹿が」
「ひどいなぁ。…ふっきれたっていうか、答えを見つけただけだよ」
「答え?」
「うん。僕にとって、本当に大切なものがなんなのかって」


そう、本当に大切なものは、失ってはいけないものは、この腕の中にある。
スザクは腕の中のぬくもりを感じて、微笑んだ。
今度こそ、彼を見失わない。そう、誓って。








さてと、これからどうしよっか
……軍をやめて、ナナリーの騎士にならないか
…構わないけど ………君のじゃないの?
俺は大丈夫だ 騎士団もあるし…
……言っておくけど、僕はゼロのこと認めた訳じゃないからね
お前に認められなくても構わないと言っただろう
構うよ!! 危ないんだから絶対だめ!! 今すぐやめて!!
うるさい!! 別に良いだろう!?
だめだよ!! そもそもその服からしてだめ!!
?? これのどこが??

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2010.04.13 | | Comments(0) | Trackback(0) | 短編小説

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