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バースディ!!-3

寝る前になんとかもう1本できました!!
残りはまた後で……でも今日中には書きますから!!

さて…キセキに行かれる方は楽しんできてくださいね!!
私はバイト帰りに誕生日ケーキ買う予定です(笑)

それでは続きからどうぞー☆











○サプライズパーティ!!-3








眼隠しをしてバスに揺られて到着した場所は、郊外にある遊園地の前だった。
ようやく外せた眼隠しの布を持ちながら、呆然と佇むルルーシュ。


「……………え、ゆ…遊園地??」
「そう!!」


混乱している様子のルルーシュに対して、ミレイは楽しそうに笑う。


「私とスザク君からのバースディプレゼント!! 今日一日遊園地貸し切りよ!!」
「……は!!?? 何してるんですか一体!!??」
「驚いたー??」
「驚くに決まってるでしょう!??」


余計に混乱してしまったルルーシュに、スザクが笑いながら言う。


「ここの経営者って言うのが僕…っていうか枢木の知り合いで、前にそのことを会長さんに話したことがあるんだけど、それを覚えてたらしくって」
「で、だったらってことで私とスザク君からのプレゼントを遊園地にしようって!」
「何やってるんですか!! かなりかかるでしょう!?」
「いやだルルーシュったら、プレゼントの値段聞くなんて野暮よ、野暮!」


あははっと軽く笑うミレイに、ルルーシュは頭を抱えたくなった。…と、言うかむしろ頭を抱えたのだが。
そんな頭を抱えているルルーシュを見かねたのか、スザクが苦笑して言う。


「実際は、本当にそんなに思ったほどじゃなかったんだ。知り合いって言うのもあるんだけど、この遊園地小さいし。それにそう言う貸切プランがあってね」
「……そう、なのか??」
「そうそう。無茶言ったのは人数くらい?」
「人数?」
「本来は、10人からのプランだったんだ」


生徒会メンバーは7人。あと3人足りない。
そこは知り合いパワーで、と笑うスザク。


「もう、ルルーシュったら。良いじゃない、プレゼントだって言ってくれてるんだから、素直に受け取っておきなさいよ。今日だけなんだし!」
「……だからと言って、遊園地をもらって平然とありがとうと言える高校生はそういないと思うぞ」
「…まあ、確かに」


ルルーシュの言葉に、全員が笑う。
ひとしきり笑った後、ミレイが皆を促した。


「さあ! 時間制限付なんだから、さっさと行くわよ!!」
「よっしゃーっ!! なぁルルーシュ、まず何から乗る!?」
「ルル、はい。ここの案内パンフ」
「…ああ、ありがとう」


ざっと案内を見てみると、確かにさほど大きさはない遊園地だ。しかしながら、スタンダードな機具は揃っている。
ルルーシュが見ている案内を横から見ていたミレイは、にっこり笑って宣言する。


「よし! とりあえずまずは定番、ジェットコースターよ!!」
「良いですね! ここのって回転するの?」
「一応するみたいだよ」
「おおう! 面白そー」
「あ、ねえねえ! 最初に落ちる時に、ルルーシュハッピーバースディって叫ばないー??」
「ちょ、やめてくださいよ!」
「え、良いじゃない。ルルーシュが主役なんだし!」
「あははは、賛成!」


わいわいと騒ぎながら、人のいない遊園地を歩く。
その状況が楽しいのか、全員テンションが高く、はしゃいでいる。
まず最初にジェットコースターに乗り、宣言通りルルーシュを除く全員で「ルルーシュハッピーバースディ」と叫んだり。
次にお化け屋敷。驚いたふりをして、ルルーシュに抱きついてみようとしたシャーリーが、誤まってお化けに抱きついてしまい、本気の悲鳴を上げたり。
コーヒーカップで、どちらが早く回せるかという競争を始めたスザクとカレンに巻き込まれたリヴァルが死にそうになったり。
メリーゴーランドで、各自じゃんけんで姫と王子の役割を決めて乗ったり。ちなみに、結果としてはルルーシュとカレン、ニーナが王子役として馬に乗り、ミレイ、スザク、シャーリー、リヴァルが姫役として馬車に乗った。ミレイがノリノリで「私を迎えに来てくれたのね、白馬の王子様!」と言ったのをきっかけに、他のメンバーもノリに乗って、演技までし始めた。これも、他に人がいないからこそできる芸当だろう。
彼ら以外に人はいないのに、ずっと響いている笑い声のせいか閑散としているといったイメージは湧かない。
現在は12月で、ずっと屋外にいるにも関わらず、全員さほど寒さを感じない。楽しすぎて、それどころではないからか。
しかし、楽しい時間は過ぎ去るのも早い。ふと気がついてみると、空は赤く染まり星が出始めていた。


「あー…そろそろ時間ね」
「え、もうですか!」
「…っていってももう16時だもんね」
「時間がたつのってはえーなぁ…」
「本当にな」


しんみりとするメンバー。それまでが楽しかったせいか、終わってしまう寂しさも一入だ。
そんなメンバーを見て、ミレイが殊更明るい声を上げた。


「じゃあ最後にとっておいた観覧車! 行きましょうか!!」
「あ、そうですね!」
「ここのって2人ずつなんだって。組み合わせはどうする?」
「ふ、2人…っ」


2人っきりになれると聞いて、恋する乙女のシャーリーが反応する。できれば、ルルーシュと一緒に乗りたい。
そんなシャーリーを見て、ミレイはにやりっと笑う。


「じゃあくじ、引きましょう! こんなこともあろうかと用意してきたのよ! ミレイちゃんってば準備良い! 7人だから、1組は3人でも良いわね」
「おおーさすが会長!」
「…本当に、こういう時は準備が良いですね」


全員がくじを引く。組み合わせになったのは、スザクとミレイ、カレンとニーナとリヴァル、そして、ルルーシュとシャーリー。


「ああ、シャーリーとか」
「え、あ、る、ルル、と…っ」
「よろしく」
「う、うんっ!!」


顔を真っ赤にして頷くシャーリー。ミレイがウインクをしているのが見えたシャーリーは、ミレイがくじに細工をしてくれたことを知る。

「(会長っ! ありがとうございますっっ!!)」

そして、それぞれ観覧車に乗り始める。
最初はスザクとミレイ。


「じゃ、お先―! 行くわよスザク君!」
「了解です」


次はカレンとニーナとリヴァル。


「あーあ……どうせなら会長と一緒に乗りたかったぜ」
「あらリヴァル? 私とニーナがいるのにその言い方はないでしょ!」
「ふふふ。また来たら一緒に乗ればいいと思うよ」


そして、最後はルルーシュとシャーリー。
先に観覧車に入ったルルーシュが、シャーリーに対して手を差し伸べる。


「ほら、シャーリー」
「う、うんっ!」


その手を取って、観覧車に乗り込む。そして、向い合せに座った。
どんどんと上昇していく観覧車。外の景色は、すでに薄暗くなってきていた。


「最近は日が沈むのが早いな」
「うん、そうだね…」


窓の外を眺めるルルーシュの横顔を、シャーリーはじっと見つめる。その視線に気付いたルルーシュが、シャーリーに笑いかける。


「ん? どうした?」
「あ、その………えっと、ね」
「ん?」
「こ、これ!」


すっと差し出されたのは、ラッピングされた小さな袋。


「あのね、ルルの誕生日プレゼント、会長とスザク君以外でハンディミシン買ったの。それは、後で渡すんだけど、その、皆でじゃなくて、これは私からのプレゼント!」


渡された袋を、ルルーシュは照れくさそうに受け取る。


「開けて見ても?」
「う、うん!」


中から出てきたのは、小さなクマのぬいぐるみのストラップ。ところどころ、縫い目が粗いのが手作り感を醸し出している。
シャーリーの頬が真っ赤になった。


「そのね、ルルが私の誕生日に手作りのストラップくれたから、わ、私もがんばってみようって思って……その、男の子に渡すようなものじゃないって分かってるんだけど、私授業で習ったティディベアしか作れないし、その、そんなに上手じゃないって分かってるんだけど…っ」
「落ち着け、シャーリー」


思わず早口になっていたシャーリーに、ルルーシュはくすっと笑った。


「ありがとう、嬉しいよ。…大事にする」
「っ! う、うん!」


日がだいぶ落ちてしまったために、観覧車の中は薄暗い。お互いの顔色までは分からないだろう。そのことに、シャーリーは感謝した。だって、今絶対真っ赤な顔をしている。
気恥ずかしくなって、ふいに見た窓の外の景色に、シャーリーは驚嘆の声を上げた。


「わぁ! ルル、見て見て、下すごく綺麗!」
「え? ……本当だ」


観覧車の下、遊園地内の他の機具に明かりが灯って、とても幻想的な景色を作りだしている。
その景色に見入っている間に、観覧車はだんだんと降下していき、そして、降りる時間になった。
少し名残惜しく思いながらも、シャーリーは先に外に出た。そこには、最後の彼らを待っていたメンバーの姿。彼らは手にクラッカーを持っている。カレンがシャーリーにクラッカーを手渡した。
シャーリーが振り向くと、丁度ルルーシュが観覧車から降りてくるところ。
そして、全員が一斉にクラッカーを引いた。

ぱんっ! ぱんぱんっ!!

いきなりのことに驚いたルルーシュは、飛び出してきた紙テープを頭に乗せて、固まっている。
その様子を見て、メンバーが笑う。


「さて、改めまして…ルルーシュ、お誕生日」
「「「「「「おめでとうっ!!!!」」」」」」


きょとんとしていたルルーシュはふっと吹き出すと満面の笑みで笑った。










ありがとう、生まれてきてくれて
ありがとう、ここにいてくれて
ありがとう
本当に、ありがとう

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2009.12.05 | | Comments(0) | Trackback(0) | 中編小説

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