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10万hitリクエスト企画17

リクエスト企画第十七弾! かず様のリクエストで「1期設定でミレイがルルの騎士、黒の騎士団合流でゼロバレ・皇族バレなおかつミレイ→ルル←カレン」です!!
なんだか恋愛色からは離れてしまったような気がしますが……(←)長くなった割には中身が少し薄いような気も……で、でもこれ以上長くはできないんですーっ(リクエスト企画は大体が同じくらいの長さになるようにしているんです)

と、とりあえず…リクエストくださったかず様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!












○皇子様を守る2人の姫君








現在、黒の騎士団は不利な状況に立たされていた。
途中までは上手く行っていた作戦。しかし、白兜…ランスロットが参戦した辺りから、苦戦を強いられるようになったのだ。
圧倒的な強さで騎士団のKMFを撃破していくランスロットに、黒の騎士団幹部は焦りを感じていた。今回の作戦は増えた団員によって消費した物資を奪う目的もあったため、足りない武器に、カレンは唇を噛んだ。
そんな彼女の元に、ゼロから通信が入る。


『カレン! まだ持ちこたえられそうか?』
「は、はいっ! な、なんとか」


語尾が少し消え入りそうになる。実際、カレンも危ないのだ。もうすぐエナジーフィラーも尽きてしまう。無茶な動きはできないだろう。
そんなカレンの状況を理解しているのか、ゼロは少し優しい声色で告げる。


『…もうすぐ、救援が来るはずだ。あと十五分…いや、十分耐えてくれ。…できるか?』
「…っはい!!」


思わぬゼロの言葉に、カレンの表情が和らぐ。
目の前に現れたKMFを撃破して、カレンはゼロの言葉を信じて耐える。
そろそろ限界か、と思われた時。ゼロから全KMFに対して通信が入った。


『a-1、a-2は一旦後方へ退避! 現在地より北東にいる救援隊から物資を補給後、b-1、h-4と交代しろ! g-3はエナジーフィラーのパックを紅蓮弐式に!』
「ゼロ! 救援が来たんですね!」
『ああ、もう少しだ。今は少し後退して、補給が終わり次第畳み掛けろ!』
「了解!!」


カレンはゼロの指示通りに動く。
エナジーフィラーさえ補給できればこちらのものだ。注意すべきは白兜…ランスロットだが、引き際はゼロが指示してくれる。ならば、自分はただ敵を撃破するだけだ。
カレンのレバーを握る手に力が篭った。
その後、紅蓮弐式の補給は滞りなく終わり、カレンの活躍もあり、黒の騎士団は無事に作戦区域から脱出することができたのだ。





アジトに戻って、カレンはほっと一息つく。
格納庫で、いるはずのゼロを探すと、彼はKMFが置かれている場所とは少し離れた場所で、誰かと会話しているところだった。
ゼロが遮っていて、誰と話しているのか分からなかったが、たぶん扇辺りだろうと思い、カレンは駆け寄った。
駈け寄るにつれて、彼らの話し声が聞こえる。


「…今回はすまなかったな。急だったから大変だっただろう?」
「そんなことないわよー。いつ何時でも役にたてるように、いっつも準備だけは怠らないからね!」
「……本当に、たすかった。礼を言う」
「私がしたいだけだもの。お礼なんて良いわ」


聞き覚えのある女性の声。ゼロに対しての軽い口調。
一体、相手は誰だ? カレンは思い切って声をかけた。


「あ、あの! ゼロ!」
「―――カレン?」


少し焦った声のゼロがカレンの方に振り向いた。そして、彼の話し相手もカレンを見る。
その相手を見た瞬間、カレンは叫んだ。
なぜなら、その人は彼女のよく知っている人物だったが、こんなところにいるはずのない人だったから。


「かっ、会長さん!!!???」
「あら、カレン! さっきの戦いぶり、すっごくかっこよかったわよ!」
「あ、ありがとうございます…じゃなくて!!!!」


あまりにもいつもと変わらないミレイに、カレンが頭を抱えた。ゼロはと言うと、仮面の額の部分に手を当てて、何やらため息をついている。


「ど、どうして会長さんがこんなところにいるんですかっっ!!!???」
「え、物資を運んで来たんだけど?」
「どどどどど、どうやって!!!???」
「うーんと、結構普通に。車に乗せて」
「そうじゃなくってっっ!!!!!!」


普段のままのミレイに、カレンは混乱してきたらしく大きな声で叫ぶ。その叫び声に、他の団員が何事かとこちらを見ていた。
その状況に気付いたゼロが、カレンを宥める。


「カレン。少し落ち着いてくれ」
「ぜ、ゼロ…っ」
「あら、カレンにまだ言ってないの? ルルちゃん」
「―――ここでその名を出すな!」
「あ、ごっめーん」


頭を抱えるゼロ。やっちゃった♪ と言った様子のミレイ。カレンは、と言うと…。


「…………………え? ……る、ルル、ちゃん………?」


混乱に混乱を重ねて頭がヒートアップしたらしく、目をくるくる動かして口元をひくつかせている。今にも爆発しそうなその表情に、ゼロはため息をついた。


「………カレン。とりあえず別室に行くぞ。ここでは拙い。……扇!」
「あ、ああ。なんだ?」


ゼロはカレンの肩を持つと、こちらの様子を窺っていた扇に声をかける。いきなり声をかけられた扇は肩をびくっと揺らした。ゼロはミレイを指差す。


「幹部を私の部屋に集めてくれ。彼女のことを、説明する」
「ああ、わかった」


そう言い放つと、ゼロはカレンを促して歩き出した。その後ろに、ミレイがまるで騎士の様に付き従う。
扇は少し眉を寄せたものの、ゼロが言ったことを実行した。





そして場所は変わって、ゼロの私室となっている部屋。そこにゼロ、ミレイ、カレン、そして黒の騎士団幹部が集まっていた。
ゼロと、未だに混乱しているカレンがソファーに座る。ミレイはソファーの向こう、ゼロの背後に佇んでいた。幹部達はきりっとした表情で立つミレイが気になる様だが、当のミレイはと言えば飄々としている。どこか居心地の悪い雰囲気を味わいながらも、扇は幹部達の視線を感じたのか、ゼロに問いかけた。


「……そ、その。まずは、そちらの彼女にお礼を……。あなたの救援物資のお陰で、今回は助かりました」
「あら、ご丁寧に。……私は見ての通りブリタニア人なので、もっとツンツンされるかと思ってましたわ」


くすくすと笑うミレイに、扇を含め、幹部達は苦笑い。確かに彼女はブリタニア人だ。だが、今の黒の騎士団には日本人だけではなく様々な人種が参加していたし、その中には現在のブリタニアの現状を良しとしないブリタニア人も少しながら存在していた。彼らの存在は少し遠巻きにされている。ここで幹部達も同じく距離を取ってしまったら、彼らとの確実な溝を生むだろう。今は少しでも戦力が欲しい。人種の違いなど、言っていられない。…そう、頭では考えているものの、実際は態度に出ていたのだろう。ミレイの言葉は少しながら、含みを持っていた。


「そ、それで……ゼロ、彼女を紹介してくれないか?」
「…ああ。彼女の名はミレイ・アッシュフォード。彼女と彼女の家は、私に協力してくれている」
「…アッシュフォード………それは、結構な地位にいる貴族ではないですか!」


ブリタニア人であるディートハルトが驚きの声を上げる。それに、ミレイは苦笑した。


「まあ、昔は結構な貴族だったけど、今はもう没落してるし」
「し、しかし……そんな貴族の君が、何故我々に味方を…?」


藤堂の言葉に、ミレイはにっこりと笑った。


「勘違いなさらないで下さいね。私と我がアッシュフォードは黒の騎士団の味方と言う訳ではありません。ゼロの味方なのです」
「同じ、ことではないのか?」
「私は、もし騎士団がブリタニアによって捕らえられそうになった場合、ゼロを連れて逃げます。ゼロの身柄を最優先します」
「…………それは、ブリタニアで言う騎士のようだな」
「“騎士のよう”、ではなく騎士なのです。私は、この方の」


己より年上の者に対しても、ミレイは凛っと話す。揺るぎない視線に、藤堂はふむっと口元に手をあてた。


「……騎士殿が守る、ゼロ…君は一体何者なんだ?」
「藤堂さん!」
「ブリタニアの貴族と接点がある。しかもその貴族の令嬢が君の騎士だと言う。…君は……ブリタニア人なのか。それも、おそらく身分の高い」
「……………………」


藤堂の問いに、ゼロは黙ったまま。幹部達の視線がゼロに集まる。
ソファーに座ったまま沈黙していたカレンが、ゼロに視線を向けた。


「本当に、ゼロは………あなたなの?」
「…………」
「なんで、あなたがゼロやってるのよ…っ! だって、あなた枢木スザクと仲、良いじゃない!」
「…………」
「―――っなんとか言いなさいよ、ルルーシュっ!!」
「!!」


カレンが叫んだ名前に、藤堂が目を見開いた。それを見たミレイが、カレンを落ち着けるために、彼女の傍に行く。


「……カレン、落ち着いて」
「ミレイ、さん……っ……もう、私、何がなんだか……」


泣きそうになっているカレン。彼女の表情に、拒絶の色が見えないことを確認したミレイは、にっこり笑う。


「……ゼロ、話しても大丈夫かと思いますよ」
「………………」


ゼロがはぁっとため息をこぼす。
そして、幹部達全員が見ている前で、ゼロはその仮面に手をかけた。
仮面の中からさらりっと揺れて現われたのは黒い美しい髪。白い肌。まだ幼い顔立ち。…そして、開かれた瞳の色は紫水晶。
ゼロ―――ルルーシュは、その場にいる全員の顔を見た。


「…私はルルーシュ・ランペルージ。アッシュフォード学園の生徒会に所属している」
「………ほんとに、ルルーシュだったの……?」
「ああ。そうだ」


幹部達は皆それぞれ、ルルーシュの若さに驚いている。こんな、年端もいかぬ少年が、今までの作戦を立て、今までの勝利を騎士団にもたらしていたのか?
そんな幹部達の中で、別の驚きに目を見開いているのは藤堂。
カレンが叫ぶ。


「なんで!? どうしてあなたがこんなことしてるのよっ!? ナナリーちゃんと、幸せそうだったじゃない!!」
「…………いつ終わりが来るかわからない、そんなものが幸せと言えるのか?」
「…何を……っ」


カレンが言葉を続けようとした時、藤堂が一歩ゼロへと踏み出す。
その視線は、どこか懐かしいものを見るような、悲しいものを見るような、複雑なものだった。


「…君が、ブリタニアを憎む理由が分かった。そして、その思いがとても強いことも…」
「……………」
「……藤堂さん?」
「彼を、ご存知なんですか?」
「……ああ」


千葉と朝比奈の問いに、藤堂は悲しそうに表情を歪めた。


「…彼の本名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。ブリタニアによって戦争前の日本に人質として送られ、そのまま死んだことにされた第十一皇子」
「!!!!」


幹部達の表情が強張る。
ゼロが、ブリタニアの皇族? 皇族が何故日本に味方している? まさか、これはブリタニアの罠なのか?
幹部達に動揺が走る。今までのゼロを見ていた崇拝するような眼ではない。どこか、怯え、恐怖する眼だ。そんな周りの表情に、カレンは眉を寄せた。


「だ、騙していたのかっ!? お、俺達を利用して…っ」
「…………利用しているのは確かだ。私は、ブリタニアを壊したい。そのために、黒の騎士団を作ったのだから」
「そんなこと言って、どうせ、俺達をブリタニアに引き渡すつもりなんだろう!?」
「ブリタニアの皇子が、ブリタニアを壊そうなんて考えるはずがない!!」


興奮した幹部達が口々に言う。
その様子に、カレンと藤堂が言おうと口を開くが、ソファーの前の机がバンっと叩かれた。
その音に、幹部達が言葉を飲み込む。
机を叩いたのはミレイ。彼女はぐだぐだ言う大人達を睨みつけた。


「良い大人が落ち着きなさい!! 殿下のブリタニアへの憎しみは本物よ。あなた達は、自分を殺そうとした人を守れるの? 殿下は、ブリタニアに殺されそうになったのよ!? 日本との開戦のために!!」
「っ!!」
「あなた達は日本を取り戻したいんでしょう? そのためにはブリタニアを倒さなくてはならない。でもそのためには殿下の戦略が必要でしょう? だったら、お互いに利用するってくらいの意気込みを見せなさい!!」


叫んだミレイの言葉に、幹部達が落ち着きを取り戻す。幹部達はどこかバツが悪そうに俯いた。
そんな彼らと対照的に、カレンは真っ直ぐにルルーシュを見つめる。


「………私に…私達に、言ってくれた言葉………日本を取り戻すって、信じて、良いの?」
「………ああ。俺は、ブリタニアをぶっ壊す。そうなれば、日本はお前達のものだ」
「………………」


真っ直ぐ見てくるカレンに、ルルーシュも真っ直ぐに見つめ返す。
その紫水晶の光の強さに、カレンは決意する。
カレンはソファーから立ち上がると、ルルーシュの前に跪いた。


「―――あなたの言葉を信じるわ。あなたが、日本を取り返してくれると言うのなら、私は全力であなたを守る。…それこそ、騎士のように」
「…………………ああ」


ルルーシュはにこりと笑う。
約束を、違えはしない。必ず、日本を取り戻す。そして、それを叶えることのできる彼を守ってみせる。カレンはそう誓う。
カレンの行動に、まだ迷っていた幹部達も意を決めたようだ。


「………ゼロ…いや、ルルーシュ君」
「何だ?」
「その……さっきは、取り乱してすまなかった。……これから、よろしく、たのむよ」
「………意外だ」
「え?」


ルルーシュはきょとんっとした表情。周りは首を傾げた。


「何が意外なの?」
「俺がブリタニア人…それもブリタニア皇族だってばれたら、騎士団は終わりだろうなと思っていたからな」
「……それって、私達のこと信用してなかったってこと?」
「……………」
「ちょ、ひっどーい!!」
「そうだ! ひっでーよゼロ!!」


目線を逸らすルルーシュに、カレンと玉城が喚く。そんな彼らを見て、他の幹部達やミレイがが笑った。










あ、さっきは何も言わなかったけど、ルルーシュの専任騎士は私だからねー
えっ、騎士ってひとりしかなれないんですか!?
ふふふー早いもの勝ちってやつよ♪
そんなっずるいですっ!! ルルーシュの騎士をかけて勝負です、会長さん!!
えーじゃあ、私カレン程体力ないから、チェス勝負で良い?
それじゃあ私勝てないじゃないですかっ!!
勝たせる気ないものー
……二人とも俺の騎士ってことで良いじゃないか? 別に公式の場に出る訳でもないし…
それじゃあ駄目なのっ!!
それじゃ駄目よルルちゃん!!
………………そう、なのか?

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2009.08.07 | | Comments(0) | Trackback(0) | 短編小説

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