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10万hitリクエスト企画16

リクエスト企画第十六弾! 斑鳩様のリクエストで「ルルーシュが不老不死(神さま)設定の話の続編」です!!
神さま設定とのことで、短編小説コーナーにあります、「神さまは、誰から愛をもらうの?」の続きになっています。
ルルーシュ意志弱っ!! てな話に…(笑)カップリングがお任せでしたので、どことなくルルルル?(←)いえいえ、ぼのぼのな感じで!

注意です。
この話にはオリキャラが存在します。スザナナの子供です。
そう言ったものがお嫌いな方、スザナナは結婚なんてしないわっって方はご注意ください。
あと、R2の16話を見た段階で考えた話の続きになっています。

ではではそんな訳で! リクエストくださった斑鳩様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!














○君と、いつまでも生きよう








今年も、長い階段を登って、赤い鳥居を超えて、森を抜けた先にあるひまわり畑に足を運ぶ。
僕の父親ゆずりの茶色い髪と、ひまわりの花びらが、風によって舞い上がった。
僕は母親ゆずりの紫色をした目を細める。
この時期、このひまわり畑に足を運ぶのは、僕の毎年の日課だ。
目的は、あの人に会えるかもしれないから。
僕が十歳の時、このひまわり畑で出会った、黒い髪と紫水晶の瞳が印象的な、神さま。
初めて会ったあの時から、もう七年経つ。あれ以来、一度も会えていないけど、僕は諦めきれずに、毎年ここに足を運んでいた。
今年は、今年こそは、神さまがいるのではないか。そう思って辿り着くひまわり畑には、ひまわりの色しかない。
ひまわり畑の中に、探している色を見つけられなかった僕は、ため息をついて斜面に座った。


「…今年も、だめか」


あーあ。と、呟いて、その場に寝っ転がる。見えるのは太陽と真っ青な空。
七年前、神さまに会った後、父さんから神さまについて教えてもらった。
本当は、母さんのお兄さんだったってこと。
本当は、父さんの親友だったってこと。
でも、分かり合えずにすれ違って、結果、神さまが神さまになってしまったってこと。
いろんな話を聞いた。
父さんや母さんに対して、過保護だった神さま。
父さんや母さんを守るために、神さまが行ったこと。
いろんな話を聞いたからこそ、今年はきっと会えるだろうと思っていたのに…。
僕が初めて神さまと会ったのは十歳の時。
これは、神さまが父さんと出会った歳と同じだ。
そして、七年のブランク。
その後、十七歳の時に父さんと神さまは再会したって聞いた。だから、十七歳になった今年、きっと神さまと会えるって思ったんだけどな…。当てが外れた。
はあっとため息をひとつ。
そして、父さんと母さんに教えてもらった神さまの本当の名前を呟いた。


「……ルルーシュ」


ルルーシュ。これが神さまの名前。僕の“ルル”って名前は神さまから取ったらしい。
小さい頃から女の子みたいだとからかわれて嫌いだったこの名前も、神さまの名前から取ったって分かったら好きになってくるから不思議だ。


「…ルルーシュのシスコン。お母さん気質。ドジっ子。へたれ。童貞妖精―」
「…………………随分な言い草だな、ルル」
「っ!!!!」


頭の上から聞こえた低い声に、僕は飛び起きた。
目の前には、ずっと会いたかった、黒髪に紫水晶の瞳が印象的な神さま、その人だった。
僕は思わず幻じゃないか確かめるために、神さまの腕を掴んだ。そして、その腕の感触に思わず叫ぶ。


「…何これほっそ!! 力込めたら折れそうだよ!? 神さま、ちゃんとご飯とか食べてるの??」
「……………………帰る」
「ああああっ! 今のなし! なしだから!!」


一瞬、全体的な色が薄くなりかけた神さまに、僕は慌てて謝る。折角出てきてくれたのに、こんなことでまた消えられては困る…っ!
改めて神さまを見てみると、七年の間に僕はだいぶ成長したってことが分かる。
あの時見上げていた視線は、神さまより少し高い位になっていて、身長だって神さまのことを抜いていた。
憮然とした表情だった神さまは、僕を見て、少し苦笑してから笑いかけてくれた。


「お前、だいぶ育ったな。身長も抜かれてしまった」
「だってあれから七年も経つんだよ? 大きくなって当然だよ」
「たった七年だって思ったんだがな」


少し思案顔の神さま。神さまになったら、時間の間隔が普通と違う様になるのだろうか?


「神さまは変わらないね」
「俺は神さまだからな」


にやりっと神さまは笑った。
神さまも僕の横に腰掛ける。何だか七年前と同じだって思ってくすぐったくなる。
それから、色んな話をした。
あの時話した親友とのこと。あの後きちんと謝って、仲直りした。奴とは今もつるんで遊ぶ親友だ。
父さんや母さんのこと。
ジノおじさんとかカレンおばさんとかのこと。
二人から教えてもらった神さまのこと。
教えてもらった神さまの話をすると、神さまは難しい顔をして、そんなに過保護だったか? って言った。それを聞いて僕は笑う。しばらくは、神さまはむっとしていたけど、最終的には二人で一緒になって笑った。
神さまも、父さんや母さんの昔の話を聞かせてくれた。
僕の知らない父さんや母さんの話。
僕の知らない神さまの話。


「本当に父さんは壁を走ったの?? 咲世子さんみたいだ。父さんも忍者だったのかな??」
「……咲世子も、壁を走れるのか…?」
「あれ、神さま知らない?? 咲世子さんって天井に座ってる時もあるよ。なんか、鍛錬なんだって」


笑い合って話す。話は尽きることがない。
色々なことを話している内に、真っ青だった空は朱に色を変え、少し肌寒くなった風が僕の頬を掠めた。
思わず身震いした僕を見て、神さまは立ち上がる。


「そろそろ、帰った方が良い。きっと心配している」
「…じゃあ、神さまも一緒に行こう? 父さんも母さんも、神さまに会いたがってた。会って、話がしたいって」
「………………」


立ち上がって、神さまの目を覗き込みながら言う僕に、神さまは少し悲しそうな瞳で笑って首を横に振った。


「二人に会うことは、これから先もない」
「…なんで!」
「本当を言うとな。…お前とも、もう会わないつもりだった」
「…………なんで…?」


問う僕の頭を、神さまが撫でる。


「俺は、お前達とは違う時間の流れにいる者だから」
「…………」
「俺の時間は止まったまま。…でも、お前達の時間は流れて行く。だから、あまり関わってはいけないんだ」
「…それでも、会いたいよ。一緒に、いたい…。父さんも、母さんも…神さまだって…」


俯いた僕を見て、神さまが苦笑したのがわかった。


「そうだな。…俺も、本当なら会いに行きたいし、一緒にいたい」
「だったら…っ!!」
「……でも、俺は本来ならここにいない異質な存在だ。今回、出てきたのは…もうここには来ないことを告げるため。…出てきたのは、俺の弱さだ」
「……っ」


顔を上げた僕の目に映るのは、優しい笑みを浮かべた、神さまの姿。


「会えないが、俺はいつもお前達のことを見てる。見守ってるから」
「…………」
「スザクが、ナナリーが、ルル…お前が、俺の前を通り過ぎて行っても、続いて行く未来を……お前の子供を、孫を、子孫を、ずっと見守る」
「…………っ」


そう言って、神さまは笑う。


「俺は、お前達個人と共に生きることはできない。でも、お前達と言う未来へ続く血族と共に生きることはできる……だから…」
「…………」
「…だから、しっかり生きろ。生きて、たくさんの経験を積んで、幸せで充実した人生を送ってくれ」


優しい笑顔を浮かべる神さまを、僕は思わず抱き締めた。神さまは驚いたみたいだけど、僕の腕の中でじっとしている。


「……神さまは、勝手だよ…っ」
「そうだな…」
「そんな、そんなこと、言わないでよ…っ! 会うくらい、良いじゃないか…っ」
「……会ってしまうと、離れられなくなる」
「……………っ」
「人間としてのルルーシュは死んだ。ここにいるのは、神としてのルルーシュ、だ。…だから」
「っ!!」


突然吹いた突風に、僕は思わず目を閉じた。
そして、目を開けた先には、もう、誰もいない。
ただ、ひまわり畑が広がっているだけ。


「………ほんとう、勝手だよ……ルルーシュ」


僕の呟きは、風に流されて、消えた。





あれから、僕はやっぱりひまわり畑に足を運ぶ。
神さまは、寂しがり屋で、僕達のことが気になって仕様がないみたいだから。だから僕はひまわり畑にいる。
いつかまた、耐えきれずに神さまが現れるんじゃないだろうかと思って。
きっと、耐えきれないだろう。だって、ひまわり畑に足を運ぶのは、僕だけじゃないんだから。


「おーい、ルル。そんなところでぼーっとしてないで、こっち来てシート敷くの手伝って」
「あ、はーい」
「ふふ、ルルはお父さんの言うことをちゃんと聞いて偉いわ。良い子ね」
「ちょっと母さん! 僕ももう高校生なんだから、良い子ってやめてよ!」
「あら、子供はいつまでたっても親にとって子供なのよ。ねえ、スザクさん」
「はは、ナナリーの言う通りだ」
「父さんまで!」


そう。神さまが大好きな父さんと母さんもいる。
さて、この状況で、神さまは何年もつだろう? すでに耐え切れずにそこまで来てるんじゃないかな?
そう思うと、自然に笑顔が浮かぶ。
父さんと母さんを見ると、二人も僕と同じ表情。
風が吹いて、ひまわりの黄色い花が空に舞う。
そして、その黄色の間に黒が見えて、僕は大きく手を振った。










…あの三人がいては、お前も我慢しきれないか?
うるさい、黙れC.C.
ふふ…賭けは私の勝ちだな お前も無理なんてしなければ良いのに…
………だが…我々とは時間の流れが……
私なんて干渉しまくりだがな …あいつらの最期を看取ってやるくらいでいれば良い
………………
さあ、難しい顔してないで行って来い
……ああ

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2009.07.22 | | Comments(0) | Trackback(0) | 短編小説

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