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10万hitリクエスト企画15

リクエスト企画第十五弾! 鴇羽碧様のリクエストで「真っ黒魔王と魔女とオレンジ、咲夜子による黒の騎士団&シュナイゼル派連中糾弾話」です!!
今回はナナリーに厳しい感じに仕上がっております。ので、ナナリー好きな方はご注意ください
…あと、シュナイゼルが少しアホっぽい……orz
本来のリクでは、民衆にゼロばれって言うのも入っていたのですが……どうしても組み込めなかったんです。。。も、申し訳ないです……

ではでは! リクエストくださった鴇羽碧様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!












○さあ、議題を語ろう








画面に映し出された少女が、今や世界の敵になった兄に対して宣言する。


『私は、おふたりの…敵です』


その言葉に、ルルーシュはそっと俯いた。前髪が邪魔をして、その表情は伺えない。
彼の口元が笑っていたことに気付いたのは、隣に座っていた魔女だけ。


『お兄様とスザクさんは、ずっと、私に嘘をついていた…』
「…………」
『本当の事、ずっと黙って……』
「…………」
『…お兄様が、ゼロだったんですね』
「…………」
『それは、私のためですか? …もし、そうなら……私は……っ!』


何も言葉を発しないルルーシュに焦れたナナリーの声が上がる。


『なんとか、おっしゃってくださいっ!』
「………ああ、すまないな。我が妹ながら、ここまで愚かだとは思わなかったのでな」
『…っ!!』


やっと言葉を紡いだ兄の声が、とても冷たいものであることに、ナナリーは少なからずショックを覚える。
そんな様子のナナリーに、ルルーシュは口元をにぃっと釣り上げて、微笑む。…しかし、一年前の彼女に向けていた優しい笑みではなく、ただの物を眺める様な、そんな無感情な、事務的な笑みだ。
その表情に、騎士団内の別モニターで見ていたカレンは眉を寄せた。あのルルーシュが、見えていないからと言ってナナリーにそんな表情を向けるはずがないのに…?


「自分のため、か……そう思う事自体、おこがましいとは思わないのか? それに、もし仮にそうだとして、お前はどうする? 何をする?」
『わ、私は…っ』
「嘘をついていた。そう言ったな? では聞くが。全く嘘をつかない人間が存在する、と…そんな馬鹿なことを思っているのか?」
『っ!!』
「嘘は誰だってつく。私も、お前も、誰だって」
『それは、そうですがっ。でも、お兄様の様な嘘は…っ!!』
「私はお前に嘘をついていた記憶はないがな」
『…その言葉こそが、嘘ではないですか……っ』
「私はお前に嘘をついていた、のではく、言わなかっただけだ」


しれっと言うルルーシュに、ナナリーは頬を紅潮させ、眉を寄せた。


『それは屁理屈ではありませんかっ!!』
「しかし事実だ」
『……っ』


ぐっと押し黙ったナナリーに、ルルーシュはくすっと笑った。優しくもない、相手を嘲るような笑み。
その時、ずっと黙ったままだった魔女が、口を開いた。


「なあ、ナナリー」
『……C.C.、さん?』
「お前はルルーシュやスザクが嘘をついていたと責めるが……ならば何故、隣にいるシュナイゼルを責めないんだ?」
『おや、ご指名かな?』


C.C.の言葉に、ナナリーの横に佇んでいたシュナイゼルが画面に映る。


『……シュナイゼルお兄様の、何に対して、ですか?』
「ペンドラゴンへのフレイヤの発射」
『………』
「大方、ペンドラゴンの住民は皆避難した、とでも聞かされているんだろうな」
『…………住民は、避難したと聞いています。でも、それは事実でしょう? 多少の被害はあったかもしれませんが、それでも、嘘をついたと言う程では…』


ナナリーの言葉に、C.C.とルルーシュは憐れむような視線を、ナナリーに送る。


「本当にそんな言葉を信じているのか?」
『え……』
「ナナリー、そんなお前に良いことを教えてやろう。王都ペンドラゴンはフレイヤ弾頭によって壊滅した。考えられる死者は100万人。皇族兄弟姉妹達には、王宮での仕事を言いつけてあったから、皇族で生き残っているのは、今ここにいるお前たち…ルルーシュとナナリー、シュナイゼル、コーネリアだけになった」
『……そんな、そんなことありませんっ! だって、シュナイゼルお兄様は…っ』
「そこが私にとって不思議なところなんだ」


心底わからない、と言った様子で、C.C.はナナリーを眺めた。


「14年間共に過ごし、守り愛してもらった実の兄の言う事が信じられないと言うのに、何故、そんなに接点もなくここ1年少しばかり親しくしているだけの義理の兄の言う事が信じられるんだ?」
『っ!!』


C.C.の言葉に、ナナリーが言葉をなくす。
そんなナナリーに追い打ちをかけるかの様に、ルルーシュ側に音声だけの通信が入る。それは、アッシュフォード学園にて合衆国の代表達を誘導していたジェレミアだった。


『…ルルーシュ様。通信中に申し訳ありません』
「…どうした?」
『……彼女が、ルルーシュ様に申し上げたいことがあると……』
「彼女?」
『……………ルルーシュ様…、咲世子でございます』


その声に、画面の中のナナリーが驚く。咲世子は自分と共にこのダモクレスにいるはずでは?
聞こえた咲世子の声に、ルルーシュは表情を和らげる。優しい声。


「ああ、咲世子。無事でよかった」
『…戻るのが遅くなりまして、申し訳ありませんでした。早く、ルルーシュ様の元に戻りたかったのですが、シュナイゼル一派に邪魔立てされまして…』
『そんな! 何かの間違いですっ!! そうですよね、シュナイゼルお兄様っ!!』


必死に言うナナリーに、シュナイゼルはいつもの様に飄々と笑うだけ。


『ルルーシュ様。シュナイゼルはナナリー様を使う事でルルーシュ様に動揺を与えようと考えています』
「…人質、と言う訳か?」
『…そんなっ!!』
『ナナリーっ』


ナナリーの表情が歪む。そんなナナリーを、シュナイゼルから庇う様に抱き締めるのはコーネリア。その彼女の表情も、どうすれば良いのか、何を信じれば良いのかと言う迷いに揺れていた。
シュナイゼルは飄々とした雰囲気のまま、ナナリー達を気にも留めない。


『ばれてしまったね。…さて、ルルーシュ。ナナリーの命が惜しければ、今すぐ皇帝の位を辞して投降してはくれないかな? 君も、大事な妹に傷が付くのは、厭だろう?』


笑顔で言うシュナイゼル。後ろに控えていたカノンが、ナナリーに向かって銃口を構えた。


『…っ兄上! これは、一体…っ!!』
「………………ふふ…」


コーネリアがナナリーを庇いながらシュナイゼルに問う。しかし、その問の答えは、低く笑うルルーシュの声によって遮られた。
ルルーシュはにっこりと笑っている。まるで、目の前の状況がどうでも良い事の様に。


「シュナイゼル。貴様もその程度の三流とは…正直幻滅だ」
『おや、ずいぶん高く評価していてくれた様だね。……とりあえず、答えを聞こうか?』
「好きにすれば良い。殺すなり、痛めつけるなり」
『………っ!!!?』


冷たく言い放たれた実兄の言葉に、ナナリーは耳を疑った。そんな、まさか…っ。
そんなナナリーの表情を見て、ルルーシュは首を傾げる。


「どうした? 助けてもらえると、そう思ったのか?」
『お……おに、いさま……っ』
「ふむ……お前は私の敵、なのだろう? 敵を助けてやる程、私は優しくないんでな」
『っ!!!!』


愕然とするナナリーに、ルルーシュは初めて優しく笑いかけた。それでも、一年前とは程遠い笑みだったが。


「ナナリー。俺はね、お前より大切なものを見つけたんだ」
『…え……?』
「俺は、自分の人生を犠牲にしても、ナナリーを愛した。守った。…でも、お前は俺を拒絶した。…ゼロである俺はいらないのだろう?」
『そんな、ことは……っ』
「だけど、あの子は…あの子達は、俺のことを信じた。ゼロであると知っても、俺のことを愛してくれた。…今はもう、いないけれど」


ルルーシュの目が、優しげに、懐かしそうに細められる。


「俺を信じて、愛して死んで行ったあの子達に報いるためにも、俺はこの世界を幸せなものに変える。そのためには、血の繋がりだろうが、何だろうが関係ない。邪魔をするものは排除する」
『…っお兄様!!』
「…俺に妹はいない」
『………っ!!』
「俺の兄弟は、弟ただ1人だ」


そう、宣言した瞬間、ルルーシュは通信の画面を切る。そしてすぐに別の回線を繋いだ。


「…聞いていたか、黒の騎士団」


いきなりの通信に、騎士団は戸惑う。そんな彼らに対して、ルルーシュは一方的に話した。


「私は、私の邪魔をするものに対して情けをかけてやるほど、優しくはない。…覚悟しておくんだな」


にっこりと妖艶に笑うルルーシュ。その笑みに、騎士団のメンバーの背に冷たいものが走った。


「特に幹部クラスか? 敵であるシュナイゼルの言い分をまんまと信じ込まされた馬鹿共が」
『……だが! シュナイゼルの行ったことは本当のことだろう!?』


耐え切れずに叫ぶのは扇。


「シュナイゼルの側から見た本当だったがな。しかも、シュナイゼルに都合の良い様に捻じ曲げられた、な。真実とは程遠い」
『…っ!!』
「そもそも、敵であるシュナイゼルを信じたと言うお前達に正直びっくりだ」
「それだけ、ゼロであるお前に、頭を使うことを頼っていたと言う訳だろう? 馬鹿な奴らばかりだったからな。ゼロなんて止めて正解だったんじゃないか?」


ルルーシュとC.C.はくすくすと笑う。


「さて…騎士団は真っ先に潰してやろう。……それが、自分が始めたことへのけじめであり、ロロへの贐になる」


にっこりと笑うルルーシュ。しかし、その紫水晶の瞳は笑っていない。


「覚悟しておけ」


ぶつっと切れる通信。
その寸前に見えたルルーシュの表情に、騎士団は間違った選択をしたことを、今頃になってやっと気付いたのだった。










さて、どう言う風にして遊んでやろう?
さて、どう言う風にして苦しめてやろう?
ああ、どこかで耳障りな泣き声が聞こえる
先にこちらから離れたのは、そちらの方だろう?
今更、何を言っても無駄だ
さあ、始めようか

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2009.07.06 | | Comments(3) | Trackback(0) | 短編小説

コメント

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2009-07-07 火 00:30:19 | | # [ 編集]

ルルーシュ様、超素敵☆

今晩は、お久し振りです。

 今回のルルーシュ様&シー様の魔王&魔女コンビ、超素敵でしたVv
シー様の一言に頷き、ルルーシュ様の一言に全力同意してました。

 >「嘘をついていた。そう言ったな?では聞くが。全く嘘をつかない人間が存在する、と…そんな馬鹿なことを思っているのか?」
本当に。
ナナリーは、自身も1年前まで「ナナリー・ランペルージ」という嘘を付いていた事を棚に上げてますよね。
彼女は嘘の戸籍(偽造戸籍)によって生き、ミレイさん等アッシュフォード家に嘘を付いてもらって生きていた…。
 自身の嘘は棚に上げ、「嘘を付いていた」と他者ばかり責める…。これが彼女の株が下がった始まりでした。

>「お前はルルーシュやスザクが嘘をついていたと責めるが……ならば何故、隣にいるシュナイゼルを責めないんだ?」
 「本当にそんな言葉を信じているのか?」
ホントに全力同意ですよ。
「ルルとスザクが嘘を付いていた」というのなら、隣にいるシュナイゼルが嘘を付いていない保障が何処にあるというのでしょう?
 「為政者」以前に普通(一般人レベルでも)に考えて、帝都にあんな大量殺戮兵器を投下しといて、犠牲者が少数で済む筈がないと考え付かない方がどうかしてる。
 普通に考えて、一体何処の誰が敵の本拠地に切り札を投下するのに、民間人に避難警告を出すんでしょうね。
例え出したとして、避難するのにも時間も掛かるし、避難する過程で出る怪我人等も多数出るでしょう。避難する方法も手段だって色々あるでしょう。
 それ等諸々を考え付かないナナリーの愚かしさは失望以外の何者でもないですね。
彼女は18話で死んでた方がまだ良かった。
 そうしたら、こんなに主義主張及び行動が一貫しない訳の分からんキャラにならずに、株も下がらなかっただろうに…。

>「14年間共に過ごし、守り愛してもらった実の兄の言う事が信じられないと言うのに、何故、そんなに接点もなくここ1年少しばかり親しくしているだけの義理の兄の言う事が信じられるんだ?」
ホントにな。
14年間(特に実質日本に捨てられてからの7年間)、守り、愛し、慈しみ、育んでくれた実兄を信じずに、8年前に助けてもくれなかった、ここ1年ばかり親しくしているだけの義兄を信じるって、何処まで恩知らずで不誠実で情のない女なんだろう、ナナリーって。
 ルルーシュが14年間与え続けてきた愛情はナナリーには全く伝わってなかった…という事と同じですよね、あれは。
普通あそこまで愛情を注がれたら、妹の方も実兄へ絶対的信頼を置き、何よりも兄を優先するでしょう。
なのに、あれは近年稀に見る愚妹ですね、ナナリーって。

>「どうした? 助けてもらえると、そう思ったのか?」
「ふむ……お前は私の敵、なのだろう?敵を助けてやる程、私は優しくないんでな」
ホントに彼女にはがっかりしかないです。
自分から「私は2人(ルルーシュ,スザク)の敵だ」と言ったくせに、助けてもらおうという甘えがあるのが、がっかりです。
TV本編でも自分から同様に言ったくせに、ルルーシュが「愚かな妹だ」と言ったらショックを受けてますしねぇ…。
自分が「敵だ」と相手を拒否するのは良くて、自分がされるのはショックってどんだけ…。
如何に彼女の口から発せられる「責任」とか「覚悟」という言葉が軽いものかが分かりますよね。

2009-07-11 土 03:15:00 | URL | 紗鳳寺 のえる #- [ 編集]

コメントありがとうございます!

>鴇羽碧様
ご期待に添うことができましたでしょうか…??
私が普段書くルルはなんだか黒くないので、必死で黒さをアップしました!ちゃんと魔王になってますかね><;
ナナリーに対する糾弾がメインになってしまって、騎士団に対する糾弾ができなかったのが心残りです…あう……申し訳ない;
面白かったと言っていただけて光栄ですっ
コメント、ありがとうございました!


>紗鳳寺のえる様
お久しぶりですーww魔王&魔女コンビ、がんばりましたっ!
…人間と言う生き物は、言葉と言う伝達手段を持つ限り、大なり小なり嘘を一切吐かずに生きるなんてことできやしないんですよね…
ナナリーだって色々嘘を吐いていましたし、それなのに嘘はよくないって言ったって、説得力がないですよね。。。
しかもよりによってシュナイゼルの言葉を信じるなんて……彼は、嘘も吐くし自分の都合の良いように一部しか語らない人間なのに…って感じです。。。だいたい、大量殺戮兵器の力を見せつけて世界を支配しようとしている人間が、本当に"信じられる良い人"なんでしょうかね?
ナナリーは目が見えないって言うハンデがあったとは言え、ちょっと世間を分からなさすぎると言うか、矛盾が多いと言うか……
なんか好きなキャラなだけに残念で仕方ないです……もうちょっとなんとかならなかったんですかねぇ…
コメント、ありがとうございました!


2009-07-16 木 01:16:21 | URL | あず #- [ 編集]

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