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You…

You…の最後になります
後日談、みたいな…?(うーん…?)

次回更新からは、リク企画と連載を進めたいと思いますっ><;
リアルはまだちょっとばたばたしてますが、ひとつは終わったので……
お待たせしている方々には申し訳ないですが、もうしばらくお待ちください…っ;

それでは続きからどうぞー











○You were there -Afterwards-










この手紙を読んでいるあなたへ。


この手紙を読んでいるのは、私が死んで、一体何年後なのでしょうか。

一年? 十年? 百年?

願わくば、あなたの生きている時が平和でありますように。


この手紙を読んでいると言うことは、一緒に入っていたCD-ROMを見た後だと思います。

あなたの生きている時に、彼がどのように言われているのか、私にはわかりません。

でも、このCD-ROMに入っている彼こそが、本当の彼なのだと、私は胸を張って言えます。

本来、彼が実行しようとしていたゼロ・レクイエムだと、こんな手紙も、ましてやCD-ROMも残すことはできません。

でも、私は、私達は、彼の本当の姿を、後の人に知ってもらいたかった。

何も知らない人々が、彼のことを一方的に悪く言うのが、許せなかった。

…こんなこと、私に言えたことではないのですが…。

それでも、彼に付けられた"悪逆皇帝"のレッテルを、私は取り除きたかったのです。


本当なら、CD-ROMが届いて中身を見たその日に、民衆に発表したかった。

でも、まだまだ混乱が続いている世界に対して、さらに混乱する要素を組み込む訳にはいかなかったのです。

だって、そんなことをしてしまったら、彼が求めた"優しい世界"が、彼がその身を挺して創り上げた"優しい世界"が、崩れてしまうから。

…だから、私は死ぬまで世界を思いっきり優しいものにすることを決めました。

だから、私は自分が死んだ後にこれを託しました。

あなたがこれを見つけたのは、どこでしょうか。

ブリタニアの執務室? 復興されたアリエスの離宮? KNFの博物館? アッシュフォード学園日本分校?

あなたが見つけたこれを、どうするのかはあなたの自由です。

私としては、発表してもらいたい。でも、すぐに信じられる訳はない。

でも、願わくば。

彼が……私の最愛の兄がどんなに優しい人だったのか、優しすぎる人だったのかを、全ての人に知ってもらいたい。


…そう思って、この手紙を残します。



 ナナリー・ヴィ・ブリタニア





深夜、現在では観光名所のひとつとなっているアリエスの離宮で、薄く笑う魔女が一人。
彼女は黄緑色の長い髪を耳にかけながら、魔女は手にしている手紙を見て、にやりと笑った。


「……安心しろ、ナナリー。お前の、お前達の意志は、私が世界中に知らせてやるさ」


ちょうど、ナナリー達には渡さなかった分のCD-ROMだってある。彼が、ゼロ・レクイエムについて詳しく説明しているところを撮ったものもあることだしな。
魔女はにやりと笑うと、ふと背後を振り返った。そして、宙を見て、話し掛ける。


「…………そう、世界中に教えてやるのさ。…ルルーシュ、お前が優しいってことを、な」


魔女の言葉は、深夜の静かな空間に溶けて、消える。
そのまま部屋を出る魔女。
後には、ただ、静けさだけが残っていた。










You were there.
You were there.
You were there......

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2009.06.11 | | Comments(0) | Trackback(0) | 小話

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