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You…

今回は前回よりちょっと長めで……
あとちょっとだけギャグ調ですww…きっと画面の外では、ナナリー達の視線がゼロに集中していることでしょう…ww(笑)

それでは続きからどうぞー












○You were there -3-








執務室の扉をノックする忠義の騎士。中からの返事を待って、扉を開けた。その開けた扉にするりっと入る灰色の魔女。
部屋の中央には山程の書類が積まれた机と、その机に向かって書類を睨み付けている、黒髪の皇帝。
皇帝の視線が、書類から魔女に移る。ビデオカメラの画面は、彼の美しい紫の瞳を写した。
彼の形の良い眉が歪められる。


『…おい、C.C.。なんだ、それは』
『おや、ビデオカメラも知らないのか、坊や』
『俺が言っているのはどうしてそんなものを持っているか、だ』


皇帝はため息をひとつ。どうやら疲れているらしく、頭を抱えた。
そんな皇帝に近寄って、魔女はビデオカメラを持っていない方の手を伸ばして、彼の手から書類を奪った。


『それはな、私がC.C.だからさ』
『答えになっていない。あと、書類を返せ』
『気まぐれ、だそうですよ。ルルーシュ様』
『気まぐれ? …また訳の分からない女だな…』


騎士が苦笑しながら、手に持っている書類を机に置いた。魔女に奪われた書類のことはひとまず置いておくことにしたらしい皇帝は、新しく追加された書類の山に目を通し始める。
魔女の持つビデオカメラが、もう片方の手に持った書類を映した。それを読み上げる。


『………“王都ペンドラゴンの復興と改善、および新政庁建設に関して。優先事項として、ライフラインの早期完成。…皇宮の復元は民衆の意図に基づき、是か否かを判断するものとする。また……”
……お前、まさかこの書類全部、自分が死んだ後のことに関してのものなのか?』
『…そうだが?』


さも当然と言うかの様に答えた皇帝に、魔女は深い、深いため息をこぼした。
魔女は、眉をひそめて皇帝を見た。


『お前、自分が死んだ後のためにこんなに仕事してどうするんだ。少しは休んだり、気晴らししたりすれば良いだろう? このワーカーホリックが』
『うるさい。俺の勝手だろう?』


…それに。と、呟いて、どこか遠いところを見る皇帝。


『…スザクが、思ってた以上に、な……』
『………そんなに酷いのか?』


魔女の問いに、苦笑しながら皇帝が答える。


『…酷い、と言うか……ナナリーの補佐をしていたのだから、一般人よりはできるんだが、ゼロとしては足りない、ってところだな』
『…微妙なところだな。……だからこの書類なのか?』
『ああ。今後、俺が死んだ後に起こるだろう事柄を先読みして解決策を考えておいたら、スザクもやりやすいだろうし』


手に持っていた書類を机に戻した魔女は、ビデオカメラを後ろに控えている忠義の騎士に手渡した。
画面の中に、黄緑色の髪を揺らす少女が映った。魔女は皇帝をそっと抱き締めてやる。


『お前はスザクに甘いな。シュナイゼルまでつけてやったと言うのに』
『不安要素は排除しておきたい性格なんだ』


ふと、思い出したらしい魔女が、ここにいないゼロの騎士のことを尋ねた。


『そう言えば、スザクは?』
『部屋だ』
『珍しいな。一応死んだことにはなっているが、執務室には毎日来てたのに…』
『………………それが、少し熱を出してな』


その皇帝の一言に、魔女と忠義の騎士の目が見開く。


『枢木スザクが寝込んでいるんですか!?』
『ランスロットを持ち上げるくらいの体力馬鹿が、熱ごときで寝込むわけがない。…まずいな、新型のウィルスか? それとも細菌兵器か?』
『……あー…………』


口々に慌てる二人に、皇帝は苦笑い。
そして、己の目の前にある書類を指差した。


『ここにある書類の半分くらいを手渡して、暇だろうから読んどけって言った次の日に熱を出したんだ』
『『………………………』』
『………シュナイゼルを確保して、正解だったと思った瞬間だったよ』
『『………確かに』』










Am I forever dreaming.
How to define the way I'm feeling.
You were there.
Couutless visions they haunt me in my sleep.
You were there.
Though forgotten all promises we keep.

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2009.05.16 | | Comments(0) | Trackback(0) | 小話

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