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10万hitリクエスト企画13

はい、リクエスト企画第十三段! 桜様のリクエストで「ユフィルル←スザで特区成功話」です!
ユフィを書くのが久々だったせいか、口調が少し怪しいような……←
特区、成功してたら、ゼロ・レクイエムもなかったんでしょうね、きっと………そう思うとなんだか悲しいです。。。

ではでは! リクエストくださった桜様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!











○貴方の笑顔が見たいから








ルルーシュは目の前に並べられた書類の山を見て、深くため息をこぼした。
見ているだけでゲンナリとする…。
ここは、エリア11内にある行政特区日本の一室。…日本の英雄であり、黒の騎士団のトップであるゼロの執務室だ。
その執務室の中心にある机に向かって、ルルーシュは淡々と処理をこなす。幾らやっても減らない書類の山に、ルルーシュはふーっと息を吐いて目頭を押さえた。
ユーフェミアの考案した行政特区日本。ユーフェミアの説得に折れて協力することを決めたルルーシュだったが、当初彼が想像していた以上の問題点が、この行政特区日本には存在したのだ。
この特区を足掛かりになんとかブリタニアを、と考えていたルルーシュだったが、一か月たった今、現状を維持するだけで手一杯だった。
政治に明るくないユーフェミアに、空いた時間で色々教えてはいるが、その空いた時間が限りなく少ないため全く進まない。ユーフェミアもルルーシュを助けようとがんばってはいるが…。
はあっとため息を吐くルルーシュ。その間にも、処理された書類が増えて行く。
これでも、書類そのものは少なくなったのだ。ルルーシュ…いや、ゼロにばかり頼っていてはいけないと、騎士団の幹部達が半分受け持ってくれているからだ。
この時ばかりは、ディートハルトを騎士団に入れて良かったと心底思った。
コンコンっと扉を叩く音。
ルルーシュは机の隅に置いていた仮面をつける。


「開いている」
「…失礼しまーす」


ひょっこりと顔を出したのは、騎士服に身を包んだスザク。彼はかなりの量あるだろう書類を片手で軽々と持って入ってきた。
その姿を見て、ルルーシュは眉を顰める。


「………その書類は?」
「えーっと、言いにくいんだけど、追加分……」
「………………これで何回目だ…」


思いっきり眉を顰めるルルーシュに、スザクは苦笑を浮かべた。
入ってきたのがスザク一人だったこともあり、ルルーシュは付けていた仮面を外す。
ゼロがルルーシュであると言う事は、行政特区が始まってすぐにユーフェミアがスザクに伝えた。
当初は思うところもあった様だが、ルルーシュが本当にユーフェミアに協力しようとしていると知ったからか、ルルーシュに対する態度も、以前の学園にいた頃のものに戻っていた。
スザクは積み上げられた書類の山を崩さない様にそーっと追加分の書類を置く。それを横目で見つつ、処理の手は休めずにルルーシュは言った。


「お前、ユフィの騎士なんだったら、主の代わりになんとかしろよ」
「無茶言わないでよ、ルルーシュ。僕が勉強苦手なの知ってるだろ?」


ルルーシュはじろりっとスザクを睨んだ。睨まれたスザクは視線を逸らして、あはは…っとカラ笑い。
ペンを持つルルーシュの手に力が籠る。


「睡眠と食事以外はずーっと執務室で書類を捌いて………こんな状態ではナナリーにも会いに行けないじゃないか…っ!!」
「あ、ナナリーが君によろしくって言ってたよ」
「貴様会ったのか!? 俺は会えていないって言うのにか!! ふざけるなよこの体力馬鹿が!!」


ぎりぎりと悔しそうにルルーシュはスザクを睨みつけた。
ナナリーはこの特区にはいない。今もアッシュフォード学園のクラブハウスにて生活をしている。特区にはまだまだ問題点が多い上、ナナリーも慣れないところよりも慣れているところの方が落ち着くだろうからだ。
ナナリーの元にはC.C.と、騎士団に入っていた事が分かった咲世子が付いている。だからこそ、ルルーシュも安心して特区の事に専念出来ているのだ。
ゼロの事はナナリーには言っていない。言わずに、ルルーシュはユーフェミアの頼みで特区の事務処理をしていると言う事にしている。ナナリーに余計な不安を与えないためだ。


「うう……ナナリー………あああ、愛おしいお前に会えないなんて…」
「…ルルーシュ、ルルーシュ、戻ってきて」


手だけは動かしているものの視線が多少定まっていないルルーシュに、スザクは苦笑しながら呼びかけた。
すると、そこに再び扉の叩かれる音。
はっと我に返ったルルーシュが、再び仮面を装着した。
そして、ルルーシュが返事をする前に、扉が開かれる。にっこりと笑顔で入ってきたのは、桃色の髪をなびかせたユーフェミア。
ルルーシュとスザクは首を傾げた。


「私以外誰もいないから、仮面を外して大丈夫よ、ルルーシュ」
「ユフィ? どうした、勉強の時間はまだ先だぞ?」
「そうだよ、どうしたんだい?」


問う2人に、ユーフェミアはふふっと笑うと、持ってきたらしいワゴンを部屋に運び入れた。
そのワゴンの上にはティータイムのセット。ティーポットを手に、ユーフェミアはルルーシュに笑いかけた。


「疲れに効くお茶を用意したの! あと甘いものもね。頭を使うと糖分が必要だって言うでしょう?」
「あ、ああ。確かにそうだが…」


ユーフェミアは書類の山を避ける様にして、ティーカップとクッキーの入った器を机に置く。
さあっと促されて、ルルーシュはペンを一旦置くと、ティーカップに注がれたお茶を一口飲んだ。


「…………上手い」
「でしょう!」


ゆったりとした笑みで呟いたルルーシュに、ユーフェミアが満面の笑みを見せた。
張り詰めていた緊張が解れていく。目の前にある現状は変わらないのだが、それでも、少し疲れが取れた様な気がする。
ルルーシュの表情が柔らかくなったのを見て、スザクもほっと微笑んだ。


「…美味しいお茶をありがとう、ユフィ」
「いえ。ルルーシュが忙しいのは、私のせいでしょう? なのに、私はルルーシュの手助けすらできない……」
「………ユフィ」


少し表情を曇らせて、苦笑するユーフェミア。


「私は、政治にあまり明るくない。だから、ルルーシュや黒の騎士団の方々がやってくださっている書類の処理ができません。やっても、きっと皆さんの倍以上の時間がかかってしまうでしょう」
「………」
「…でも、その書類の処理は、本来なら私の役目のはずです。でも、私が力不足なばっかりに、皆さんに…ルルーシュに迷惑ばかりかけて……」
「いや、迷惑なんかじゃないさ。ユフィが負い目を感じる必要はないんだ」


優しく言うルルーシュ。しかし、ユーフェミアは首を横に振った。


「…事実ですもの」
「…ユフィ」
「でも、でも! 今は無理ですが、必ず、必ずできる様になります! なってみせます! だから、それまでは…」


ルルーシュの持つティーカップに、そっとお茶を足す。そして、ユーフェミアは微笑んだ。


「できる事で、ルルーシュを…皆さんを手助けしていこう、って考えたんです」
「……ユフィ…………ありがとう」


お互いににっこりと笑い合うルルーシュとユーフェミア。そんな2人を見て、スザクはふわりっと微笑んだ。


「…さあ! スザクもお茶を飲むでしょう? 入れますね!」
「ありがとう、ユフィ」
「クッキーもあるから、どんどん食べて! さあ、ルルーシュも!」
「…むぐっ! ……ユフィ、いきなり口の中に入れるのはやめろ」


あははっと笑う声。執務室に、こんなに和やかな雰囲気が流れたのは初めてではないだろうか?


「………ユフィ」
「なにかしら?」
「…ありがとう」
「……私、何もしてないわ」
「…いや、十分助けてもらっている」


そう。彼女がいるだけで、部屋に暖かな雰囲気が流れる。彼女の笑顔を見ると、疲れも取れた気になるのだ。
ルルーシュはそっとユーフェミアの頬に手を添えた。


「…君が、いてくれるから頑張れるんだ」
「…る、ルルーシュ……」
「本当に、ありがとう」


ルルーシュの笑みに、ユーフェミアの頬が真っ赤に染まる。


「…えと、その……私がルルーシュの助けになれている、なら…良かったわ」


ユーフェミアは少しだけ身を乗り出すと、ルルーシュの額にそっと口づけをした。
とたんに、ルルーシュの頬が赤く染まる。その様子を見て、ユーフェミアはにっこりと幸せそうに笑った。


「………………2人共、僕の存在忘れているんじゃいかなぁ?」
「ほわあ!!」「きゃあ!!」


むすっとした表情で唇を尖らせたスザクが抗議する。いきなりの事に驚いた2人は慌てて離れた。


「も、もうスザクったら! もう少し黙っているのが騎士の勤めでしょう!?」
「確かに僕はユフィの騎士だけど、ルルーシュに関する事なら別だよ」
「酷いですわ、スザク!」


もうっ! と顔を真っ赤にして怒るユーフェミアと、少し不貞腐れた様な表情のスザク。そんな2人を見て、ルルーシュがぷっと吹き出した。
いきなり笑い出したルルーシュに、ユーフェミアとスザクは顔を見合せる。


「ちょっとルルーシュ? 今僕達の事見て笑わなかった?」
「いや、すまない。なんだか面白くてな」
「もー! ルルーシュまで酷いわ!!」
「ごめんごめん」


最初は怒っていたユーフェミアとスザクだったが、ルルーシュが笑うのにつられて2人も笑い出す。
そして、執務室に笑顔が満ちた。










この書類を終わらせたら、ナナリーに会いに行きましょうね!
…なんだかやる気が出てきたぞ!
うわぁ…ルルーシュ、すごいよ!! 見る見る内に書類が出来て行く!!
何をぼさっとしている、スザク! 出来上がった書類を所定のところまで持って行け!
イエス、マイロード!!
…スザクも、相変わらずすごい動きね…あんな速さで走って、人にぶつからないかしら
もしぶつかったとしても、スザクはきっと無事だろうな
相手の方の心配をした方が良いわね、きっと

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2009.03.29 | | Comments(2) | Trackback(0) | 短編小説

コメント

もし特区が成功していたらきっとユフィは国家的犯罪者になってましたね。国是を堂々無視批判。コーネリアもユフィを庇えないでしょう。彼女はブリタニアの魔女であり、妹を守るためには力が必要なのですから。皇位も評判も落とせませんよね
皇位も返上したとのことですが、なら誰が特区を守るんです?ユフィはその力を捨て、コーネリアは自分の地位を守るために特区を守らない。ブリタニアの国是は特区を認めないしね。
さらに言うと日本人同士の差別化が始まりますね。特区に入れない人もいるし、特区反対派による特区外のイレブン虐めはさらに苛烈に
特区はいつまで続いて、最終的にどこまで範囲が広がるのか、特区の後ろ盾となる皇族はいるのか
ルルーシュが特区賛成派に情に流されたとはいえなったのが驚きです

2010-03-27 土 04:14:24 | URL | ラウ #- [ 編集]

コメントありがとうございます

そうですね。特区は政策としてもだめですし、皇女としてもほめられたものじゃない。しかも、彼女は日本人を本気で救おうとしてたわけではなく、ルルーシュやナナリーと話がしたいため。これじゃあ庇うに庇えませんよ(苦笑)
もし、こういったことをブリタニアで実現させようとするならば、長い年月をかけて、表面上は国是にひっかからない形で作り上げていく手腕と頭脳が必要ですね。それらのどちらも、ユフィは持っていなかった…。
製作者側が、ユフィの甘さとかを出すために設定した特区ですが、それでも粗だらけで…^^;
今回のこのお話では、特区成功でユフィルルだったので、ルルーシュ君がお話の中でも必死でがんばってます(笑)最初、特区足がかりにしようって思ってたのに、想像以上にだめだめだった特区ww今は特区の維持にがんばってますww

2010-04-13 火 01:57:50 | URL | あず #- [ 編集]

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