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10万hitリクエスト企画12

はい、リクエスト企画第十二段! リクエストで「世界が平和になった後の話でC.C.がCの世界にいるルルーシュと交信できると知ったみんなの反応」です!
お名前がない方でしたので、どなたかはわかりませんがお受け取りくださいっ!!
あと、中編小説「感謝を込めて」の3の設定を使っています。読まなくても支障がないように書いていますが、読んでからだと少しお話が面白くなる、かもしれないしないかもしれない…(←)

ではでは! リクエストくださった方のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!










○感謝を込めて、皆に彼の声を贈ろう








あの、世界が平和になった日から、10年にもなる。
彼がその命をかけて世界を平和にした日から、10年にもなる。
毎年毎年、彼がいなくなった日にアッシュフォードの旧クラブハウスに集まっていたが、今年は都合がつかない者が多く、元生徒会メンバーと咲世子だけの集まりになってしまった。
そのことを悲しく思うが、来年は必ず全員で集まろうと約束をした。だから、彼には今年はこの人数で我慢してもらおう。
ナナリーは集まったメンバーの顔を見て、にっこりと笑った。
ミレイもカレンもニーナもリヴァルも。全員すでに社会に出ている身。この日に休みを取るのは難しいだろうに、彼ら元生徒会メンバーはこの10年必ず出席している。そのことがナナリーはとても嬉しい。だって、彼らが兄を想っていると言う証拠、だから。
そっと見上げると、己の車椅子を押すスザクの姿。変装のために眼鏡を付けて多少髪形も変えているスザクは、ナナリーの視線に気づいて、微笑んだ。


「…さ、ナナリー」
「はい。皆さん、グラスを」


ナナリーの合図で咲世子が用意したグラスを、全員が持つ。


「…優しい世界に、乾杯!」
『かんぱーい!』


毎年恒例となった掛け声で、グラスを交わした。
しばらくは今の近況や世界のことについて話す。その内、自然と昔の…彼の話になっていくのだ。


「それで、あの時のルルーシュったら…」
「ふふ、そんなこともありましたね」
「ほんっと、ルルーシュってシスコンだよなー」


はははっと笑い合いながら、彼のことを思い出す。胸が暖かくなるのと同時に、どこか悲しくて胸が締め付けられる。
もう10年。
まだ10年。
やっと10年。
感じるのは人それぞれだろう。
この場にいる者にとって、彼は過去の人ではないのだ。まだありありと思い出せる、忘れることのできない、人。とてもとても大切で、大きな存在。
最初にナナリーが少し悲しそうに笑って、話すのをやめた。
次にスザク。そしてカレンやミレイ、ニーナ。
リヴァルは最後までしゃべっていた。しかし、その表情は笑っていると見るには無理があるもの。リヴァルのから元気もそうは続かず、彼もすぐに沈黙した。
全員が沈黙したのを見て、咲世子がそっと目を伏せる。
沈黙が満ちた部屋に、突然第三者の声が響いた。


「なんだ、お前達。辛気臭いな」
「…って、C.C.!?」


いつの間にか部屋の壁にもたれて立っていたのは、10年前と変わらない姿の魔女。彼女は驚いているメンバーに、にやりっと笑いかけた。


「久方ぶりだと言うのに、挨拶もないのか?」
「あ、お久しぶりです、C.C.さん」
「って言うか、あんたどうしたのよ? 3年前に1度来た以来、まったく来なかったのに」
「そうですね。あれ以来、C.C.様を見つけるのも困難になってしまいましたし…」
「当たり前だ。見つからない様にしたからな」


よっこいしょと、C.C.は呟きながらナナリーの横に座った。そんな彼女の前に、咲世子がそっとグラスを置く。それに礼を言って、C.C.は部屋にいるメンバーの顔を見た。


「私としては、まだ集まっていたお前達にびっくりだがな」
「まだ…って、たった10年じゃないか。それに、君が前に来た時からまだ3年だろ?」
「そうよ。今年は都合が悪い人ばっかりでこのメンバーしか集まらなかったけど、代わりに来年は全員でって約束してるの」


微笑んで言うミレイの言葉に、C.C.はむぅっと眉を寄せた。


「来年、は全員集まっているのか」
「ええ。皆今から予定を開けておくって言っているわ」
「そう、か……」


どうしたものかと唸るC.C.に、メンバーは首を傾げた。


「会いたい人でもいたの?」
「いや………私としては、10年目と言う節目だし、お前達がまだ集まっているのなら、と思っていたのだが………そうか、来年か……11年目……区切りが悪いな………いっそのこと15年目か20年目にでもしておくか…?」
「だから、何のこと?」


眉を寄せて言うカレンに、C.C.は事もなさげにはっきりと言い放った。


「ルルーシュに会わせてやろうと思っていたんだよ。丁度、区切りも良いしな」


一瞬、C.C.が何を言ったのか分からなかった。
全員きょとんっと目をパチクリとさせる。そして、しばらくの沈黙。
…そして。


『……ぇぇぇえええええええぇぇぇええぇぇぇえええ!!!!!????』


クラブハウスに絶叫が響いたのだった。






いきなり緊急だと言う連絡をもらい、仕事を途中で中断して全員が集まった。
緊急の内容をまだ知らされていないメンバーは、皆眉を寄せている。
そんな彼らを、ナナリーが嬉しいけれどどこか泣き出しそうな表情で迎えた。ナナリー達に、神楽耶が問いかける。


「一体、何があったんです? 緊急、とは」
「わ、たしもいきなりで、なんだか、現実味がなくって、でも、C.C.さんは、会えるって」
「C.C.? 彼女が来てるのか?」


藤堂がナナリーの背後に立っている元生徒会メンバーに問いかける。彼らもナナリーと似た様な表情で、上手く言葉が出ない様だ。
ますます首を傾げるメンバー。そうしていると、クラブハウスの奥からC.C.がひょこっと顔を出した。


「お、集まったみたいだな」
「C.C.! 一体、どう言う…」
「説明するのが面倒だ。体験したら、嫌でも分かるだろう?」
「は?」


C.C.はにやりっと笑う。そして、彼女の額の赤い鳥が飛んだ。
部屋がぐにゃりっと歪む。全員が息を呑んだ。しかし、その歪みもすぐに収まる。
そして、周りはクラブハウスの部屋ではなく、どこまでも続く平原へと変貌していた。


「こ、れは……?」
「ちょ、どこだよここ!!」
「…Cの世界だ」


疑問の声に答えたのは、C.C.ではない。全員が声のした方を見た。
そこに、いたのは…。


「……まったく。全員連れてくるなんて、どう言うつもりだ、C.C.」
「たまには、サービスでもしてやろうかなと思ったのさ」


少し困った様子で笑う、黒髪に紫の瞳を持つ少年。
ナナリーの見開いた瞳から、大粒の涙が零れた。


「お、にい……さま……っ!!」


彼の元に行きたい。抱き付きたい。そのナナリーの想いが、彼女の足を動かす。
ナナリーは車椅子から飛び出して、彼に…ルルーシュに抱き付いた。
ルルーシュを呼びながら泣き崩れるナナリーの頭を、ルルーシュは優しく撫でた。


「お兄様、お兄様お兄様っ!!!!」
「ああ、ナナリー。…愛して、いるよ」
「わ、たしも! 私も愛して、愛していますっ!!!!」


ごめんなさい、と。愛しています、と。ナナリーはルルーシュの胸で泣いた。
その様子に、他のメンバーもやっと我に帰る。そんな彼らに、C.C.は優しく笑いかけた。


「お前達、ぼおっとしている時間なんてないぞ。これは結構疲れるんだ。ルルーシュに言いたいことがあるなら早くしろ」


そのC.C.の言葉を聞いて、一番に動いたのは、スザク。
泣き出すのを堪える様に、スザクはルルーシュに笑いかけた。


「…ルルーシュ」
「…どうした、スザク」
「……僕も、もうおじさんだよ」
「確かに。老けたな」
「あの時より、大人になって、思うんだ。あの終わりしか、なかったのかなって」
「………」
「もっと、もっと違う、方法だって、あったはずだって、君は、それを知ってたんだろう…?」


歪んでいくスザクの表情。ルルーシュはそっと微笑んだ。その笑みに、スザクの瞳から涙が零れ落ちる。ああ、君は、他にも方法があることを知っていて、でも、あの終わりを選んだんだね。
泣き出したスザクの横から、リヴァルが叫ぶ。


「お前、馬鹿だよ!! 馬鹿すぎるだろ!? あんだけ頭良いのに、なのにっ!! そんだけ頭良かったら、あのまま、皇帝したまんま世界を平和にだって出来ただろ!? なのに、なのに!! なんでだよ、この馬鹿!!」
「…人に馬鹿って言われるのは新鮮だな、リヴァル」
「俺は怒ってんだよ!! 茶化すな!!」
「…そうよ。そうよ、ルルーシュ」


ぼろぼろと零れ落ちる涙を拭うことなく、ミレイはルルーシュを真っ直ぐに見つめた。そんなミレイを支える様に、ニーナが寄り添う。


「あんな、終わり方、あんたが納得、してたって私達は認めないから、ね…っあれ、を、見せられた私達の、身にもなり、なさいってのっ……う…っ」
「…ミレイちゃん」


言葉を詰まらせるミレイを、ニーナが支えた。
カレンは、ぐっと唇を噛み締めて、己が泣く事を戒める。


「ルルーシュ、ごめんなさい」
「…カレン?」
「私、神根島で、あなたを裏切って、もう、裏切らないって誓ったのに、ちゃんと、ずっと守るって誓ったのに……っ」
「………」
「結局、あなたのこと、信じ切る、ことが出来なくて…っ………あなたは、言葉にしないって、真実を語らないって知ってたのに、でも、言葉がなくちゃ、不安で、信じ切れなく、て…っ」


ごめん、と。謝るカレンに、ルルーシュは優しく微笑んだ。それを見て、カレンは堪え切れなくなった涙を流した。
ジェレミアと咲世子が、ルルーシュに対して膝を折る。


「本音を言わせていただけるのであれば、ゼロ・レクイエムのご命令は、嫌だと、実行しないでほしい、と、何度進言しようと思ったかわかりません」
「私も、ジェレミア卿と同じ意見ですわ」


まっすぐにルルーシュを見つめる2人の後ろから、ロイドがあはーと笑う。


「実は、僕もそう思ってましたよぉー。でも、ルルーシュ様は決断を変える様なお方じゃなかったですし。ねぇ、セシル君」
「……はい。でも、出来るなら、生きて、いただきたかったです。生きて、もっとお話し、したかったです」
「………そう、か。…ありがとう」


藤堂が、ルルーシュをじっと見る。そして、顔を歪ませた。


「…君は、こんなに小さかったか…?」
「一応、身長は平均より上だが?」
「そうではない。……その、私達は、君みたいなか細い少年に、全てを押し付けていたのか、と思ったんだ」
「………ああ。俺達は、全部を君に押し付けて……その上、ずっと助けてくれた君を、売ろうとして………」


扇の顔が歪む。己に対しての、嫌悪で。
藤堂が、扇が、千葉が、玉城が、南が、杉山が、口々に言う。すまなかった、と。謝って許される問題じゃないとは分かっている。だが、それでも、せめて謝りたいのだ。
ヴィレッタは夫である扇にそっと近寄ると、ルルーシュに頭を下げた。
ラクシャータは煙管を一息吹かすと、ルルーシュにそっと笑いかけた。
神楽耶と天子が、ルルーシュに縋りついて泣いているナナリーの傍に寄る。そして、涙を零しながら、ルルーシュに微笑んだ。


「安心、してくださいましね。ナナリー様のことは、わたくし達に任せておいて下さい」
「世界、のことも任せて! 私、まだまだ頼りないと思うけど、がんばりますから!」
「……………ああ、頼んだ」
「…私も、いるしな」


そっと近寄って来たのは、ジノ。少しバツが悪そうに笑う。そんなジノの後ろから、アーニャが顔を出した。


「…せっかく記憶が戻って、ルル様との昔の記憶も思い出したのに、話せないのは寂しい」
「…アーニャ……。…その、母がすまなかった」
「良い。もう思い出したから、良いの」


ふわりっと幸せそうに笑うアーニャは、昔なら考えられない。ルルーシュはほっとして笑いかけた。
そして、最後に残ったコーネリアは、複雑な表情で、ルルーシュを見ていた。
どうしようか迷っている、憮然とした表情。そんなコーネリアに、彼女の騎士が背中を押す。


「…姫様」
「……………………」


ギルフォードに促されて、コーネリアは眉を寄せたまま、ルルーシュに一歩近寄った。そして、表情を歪ませる。


「………………この、馬鹿者が」
「………」
「私は、ユフィを殺したお前を許さない。許したくない。……でも、生きていれば、許せたかもしれない、だろう…?」
「………姉上…」


困った様に笑うルルーシュ。コーネリアはぐっと唇を噛むと、ルルーシュに背を向けた。
そんなコーネリアに、ルルーシュは優しく微笑む。そして、ルルーシュは周りの人々をぐるりっと見渡した。
一言、呟くかの様に小さな声で。


「………みんな、ありがとう」


優しく、微笑んだルルーシュ。
その笑みを見て、ナナリーの彼に縋りつく手に力が籠った。
しかし、C.C.が終わりの時間を告げる。


「………そろそろ、タイムリミット、だ」
「…そんなっ」
「本来なら、ルルーシュは死者だ。死者と生者が交わることはない。しかし、ルルーシュはギアスの達成者だ。ゆえに、私を通しての干渉が出来る。……だが、やはり本来あるべきではない接触は、あまり長く出来ない」


干渉しているC.C.にも負担があるのだろう。彼女は額に脂汗を浮かせて苦しそうだ。
そのC.C.の様子を見て、ナナリーは名残惜しそうにゆっくりとルルーシュから離れていく。


「………お兄様」
「…なんだい?」
「私は、お兄様が作った平和で優しい明日を迎えられる世界を守ります。ずっと、私が死ぬまで。がんばります、一生懸命守ります。…だから、だから」


ナナリーはぎゅっとルルーシュの手を握り締めた。


「全てが終わったら、お兄様は私を、私達を、迎えてくれますか…?」


不安そうな表情で見つめてくる妹に、ルルーシュは優しく笑った。


「ああ、もちろんだ」


ルルーシュの優しい笑顔が、薄れていく。
ナナリーが握り締める手に力を込めた瞬間、ルルーシュも、どこまでも続く平原も消え去り、そこはもとのクラブハウスの部屋になっていた。


「………っ」
「…ナナリー様」


俯いてしまったナナリーの肩を、神楽耶がそっと抱き締めた。


「…………幸せな、世界にしましょう」
「…え?」
「もっともっと、幸せで、平和な世界にしましょう」


ナナリーはもう俯いてはいなかった。その瞳は、部屋にいる者全てを、いや、世界を、未来を見ていた。


「お兄様に会った時に、恥ずかしくない世界を、創るんです。平和で、優しい、世界を……!」


ルルーシュの暖かさが残る手をぎゅっと握り締めて、ナナリーは宣言した。
その言葉に、周りの全員が力強く頷く。
…見ていてください、お兄様。
必ず、あなたに自慢できるくらいの世界を創ってみせますから…!
だから。

……だから。










あの芸当はかなり疲れるんだ だから頻繁には出来ない
そう、なんだ……まあ、そうよね
それにしてもC.C.? ルルーシュに会えるってなんで教えてくれなかったんだい?
そうですわ! 10年も内緒にしておくなんて…!
言ったらお前達はまたルルーシュに頼るだろう?
……う……そんなことないって言いきれない……
C.C.さんにも負担をかける様ですし、今度会うのは自力でと言うことですね
…そうだな(本当を言うと、声だけなら簡単に交わせるんだがな)
(…お前、俺の時もそうやって言わなかったことが沢山あるんだな?)
(まぁ、また10年くらい経ったら教えてやるさ)

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2009.03.21 | | Comments(2) | Trackback(0) | 短編小説

コメント

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2009-03-22 日 05:12:24 | | # [ 編集]

コメントありがとうございます!

>砂貴様
私の中で、最強キャラはC.C.ですからwwちなみに、最恐はミレイさんと咲世子さんのコンビです(笑)
本編の大人組はちゃんと分かっているんでしょうかね、そこんとこ………
このお話の中の皆は全員ルルーシュのことを思っているので、世の中を平和にするために頑張りますよー!! いつか会う時に、恥ずかしくない様にと頑張ってますww
きっと、10年ごとに色々なことを暴露していくんですよwwC.C.楽しそうだww(笑)
とりあえず、世界が平和でないとC.C.は暴露してくれませんので、彼らには頑張ってもらいたいところですww
コメント、ありがとうございました!

2009-03-29 日 23:33:16 | URL | あず #- [ 編集]

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