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10万hitリクエスト企画11

はい、リクエスト企画第十一段! 紅月暁様のリクエストで「ルルーシュ皇帝が学園に来た時、実はカレンがルルーシュ皇帝の仲間で騎士団を糾弾」です!
この話でのルルーシュは、ゼロ・レクイエムをしようとは思ってません。生きて、世界を平和にすることによって償おうと考えたルルーシュ、のつもりで書いてます

この次は連載を更新したいです^^;止めててすみませ……;

ではでは! リクエストされた紅月暁様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!

それでは、続きからどうぞー










○アネモネの想い








アッシュフォード学園は騒然としていた。
校舎の周りに配置されたKMF。集まった民衆、報道陣。
その場にいる者のほとんどが、緊張を感じていた。
なぜなら、もうすぐこの場所に、神聖ブリタニア帝国第99代皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアがやってくるからだ。
時間も近づき、案内役を買って出たカレンはルルーシュ皇帝が降り立つ予定の場所に佇んだ。
カレンのその表情は硬い。
騎士団の幹部達は、そんなカレンを見て、悲痛そうに眉を歪めた。だって、そうだろう。あんな、何をするのか分からない男などの傍に寄りたくないだろうに。
そう、考えていた。…彼らは読み違えていたのだ、彼女の心を。



時間となり、ルルーシュ皇帝が姿を現す。
その瞬間に巻き起こったのは、歓声か。悲鳴か。
そんなもの、どちらでも構わない。そう言うかの様に、ルルーシュ皇帝は堂々としている。
カレンはそんなルルーシュ皇帝にそっと近づいた。
そして、彼女が彼の前に来た瞬間、黒の騎士団からは驚愕の声が上がる。
なぜなら、カレンがルルーシュ皇帝に跪いたからだ。


「カレン!! 何をしているんだ!?」


思わず、と言った様子で杉山が叫ぶ。なぜ、膝を折る必要がある? 黒の騎士団は、彼の…ルルーシュ皇帝の部下ではないのに。
訝しむ周りなど、目に入らない様子で、カレンはルルーシュ皇帝に頭を下げた。そして、高らかに宣言する。ルルーシュ皇帝に聞こえる様に。周りに聞こえる様に。…黒の騎士団に、聞こえる様に。


「馳せ参ずるのが遅くなり、申し訳ありませんでした。今これより、紅月カレン、ルルーシュ様の騎士としてお傍に仕えさせていただきます」
「……ああ。遅れたことは許そう。よく戻ったな、カレン」
「はい!」


うっすらと微笑みを浮かべるルルーシュ皇帝に、カレンは満面の笑みを浮かべて答える。
それを見ていた騎士団のメンバーは唖然と、固まるしかなかった。
そっと立ち上がったカレンは、ルルーシュ皇帝を守る様に傍に侍る。それを見て、ようやく我に返った扇が叫んだ。


「カレン!! 何をしているのか分かっているのか!? …っ!! そうか、これもギアスの…っ!!」
「違うわ。勝手なこと言わないで」


顔を歪めながら叫ぶ扇に、カレンが静かに言い放った。その表情、視線は、とてつもなく鋭く、冷たい。


「ギアスなんかじゃない。これは私自身の意思。勝手な想像で、確かな情報もないのにぐだぐだ言わないでちょうだい」
「だが…っ!! 正気か!?」


叫ぶ騎士団のメンバーに、カレンはふんっと鼻で笑った。


「私はね、扇さん。貴方達に愛想が尽きたの」
「……え?」
「あの、貴方達がゼロをシュナイゼルに売って追い出そうとした時は、急なことで動揺してたけど、ちゃんと話を聞いてみたら、なんなのよ貴方達は」


周りの民衆がざわめいた。ゼロを売った? 追い出した? ゼロは、怪我によって死亡したのではなかったのか?
民衆の視線が騎士団の幹部を差す。幹部達は狼狽した様子で表情を歪めた。
カレンの冷たい断罪は、続く。


「シュナイゼルの、敵の言ってきたことぜーんぶ鵜呑みにして? ゼロには何も聞かないで? 裏切られた? 裏切ったのは貴方達の方じゃない!」
「しかし、彼は…っ!!」
「ゼロが何者であろうと! 誰であろうと付いて行くって決めたじゃない!? 日本を返してくれるって、ブリタニアを倒そうって、彼はいつだってそれを実行してきたわ!! 私達をここまで大きな組織にしてくれて、ここまで来ることができて…。何が裏切られたの!? 何を裏切られたの!! 全部彼のおかげじゃない!!」


叫ぶカレンに圧倒されて、騎士団のメンバーは何も言えない。


「それなのに、勝手に裏切られたなんて思って、シュナイゼルにゼロを売り飛ばそうとした貴方達なんかと一緒にされたくないの! 日本を返してくれるなんて口約束にもならない言葉を馬鹿みたいに信じて、ゼロを裏切った貴方達とはね!!」


周りが騒然となる。
黒の騎士団は、超合集国の軍隊のはずだ。なのに、日本を返してくれるからって、どうしてゼロを売り渡す? ゼロは、これからの黒の騎士団になくてはならない存在なのに。ゼロは、ブリタニアから祖国を取り戻すためになくてはならない存在なのに。
どうして、どうして、どうして?
確かに、黒の騎士団には日本人が多いけれど。自国さえ取り戻せたらそれで良い? もう、そうではないでしょう? もう、そんなことではいけないでしょう?
民衆の黒の騎士団に対しての疑問が、疑惑が、不信感が膨らむ。


「だから私は、ルルーシュ皇帝側に行くの。貴方達に愛想が尽きたからと、ゼロがこちらにいるから。だから、ね?」
「…っカレン!!」
「さよなら、扇さん。お兄ちゃんみたいに思ってたけど、貴方みたいな最低な奴お兄ちゃんって思ってたら、本当のお兄ちゃんに失礼よね」


晴れやかににっこりと笑ってカレンは扇達に手を振る。それとは対照的に、扇達の表情は混乱と困惑に満ちていた。
そしてカレンは踵を返すとルルーシュ皇帝の手を恭しく取る。


「ルルーシュ様、批准会場までご案内いたします。さ、どうぞ」
「ああ。頼んだ、カレン」


ふっと笑うルルーシュ皇帝に、カレンは幸せそうな笑みを浮かべた。そして、彼の手を取ったまま静かに会場へと向かう。
後に残された騎士団のメンバーは、民衆や報道陣の対応に追われ、警護どころではなくなった。






会場へと向かう途中のクラブハウスのホール。
それまで淀みなくルルーシュの手を引いていたカレンの足が止まる。
ルルーシュが首を傾げた瞬間、カレンは空いている手で腹を押さえて笑い出した。


「あっはははは!! いい気味!! ざまーみろって感じよね!!」
「…おい、カレン。人目がなくなったからって、いきなり大声で笑い出すな」
「良いじゃない! すっきりしたんだから! ルルーシュだって内心いい気味だって思ってるんじゃないの?」


眼尻に浮かぶ涙を拭いながら、カレンはルルーシュににっこりと笑った。笑いかけられたルルーシュは仕方がないなと言う様子で苦笑していた。


「……まあ、扇のあの顔は確かにいい気味だったが」
「でっしょー!! 今頃、きっと周りの人とかにもみくちゃにされてるわよー」
「騎士団も終わり、だろうな」
「なんてったって、日本を返してもらうためにゼロを売ったんだもの!! しかもそれなのに返してもらってすらいない!! 今の幹部メンバーはきっと叩かれるわね」
「「本当にいい気味だ / だわ」」


思わず2人は顔を見合わせてにやりっと笑った。
ホールの階段を、カレンはルルーシュの手を引きながら上って行く。


「で、この後の会議で、あんたがゼロだったことと、反逆しようとした理由を話して」
「騎士団の裏切りがどれほど酷いものだったのか、もな」
「そうねぇ……涙くらい流した方が良いんじゃない? その方が同情を誘うわよ、きっと。思いっきり悲しそうな表情しなさいよ」
「……ふむ。目薬を用意してくるんだったな」
「あ、私持ってるわよ」


懐から取り出した目薬をルルーシュに渡して。カレンはウインクをひとつ。


「ルルーシュ皇帝は父を倒して他の皇族を黙らせて皇位について、気に入らないものがいればそれを無理やり排除している、って言うイメージみたいだから、ここでそれとは真逆のイメージを出すのも良いと思うわ。それに、怖いって思ってた人が実は優しい人だったって言うギャップは女心を擽るらしいし」
「無理やり…って。皇位に関しては兄上姉上達と相談した結果俺が一番適任だってことになったからで、あと政策関係だと貴族制廃止に反対して自分の利益を守ろうとする狸じじぃ達の身分を剥奪しているだけなのにな」
「噂はひとり歩きするものよ。そして尾ひれが付いて正しい情報じゃなくなるのが普通、でしょ?」


2人はにやりと笑い合う。まるで、共犯者同士の様に。


「…さて、と。なら俺が政治をしやすい様に、騙しに行くとするか」
「了解!」


カレンは耳元の通信機のスイッチを入れた。通信機からは聞きなれた声が届く。


「こちらカレン。合流したわよ。これより批准会議会場に入ります」
『こちらスザク。了解。こっちは今アッシュフォードの上空にいるよ。いつでも準備は出来てるから、必要になったら呼んでね』
「そんなことにはならないと良いんだがな」


俺は穏便にことを進めたいんだ、と笑うルルーシュに、カレンと通信機の向こうのスザクも笑う。
笑うルルーシュを見て、カレンは少しだけ目を閉じる。
ルルーシュは両親と対峙した後、決めたそうだ。両親が好き勝手して、壊しかけたこの世界を直す、と。ナナリーが望んだ様に、平和で、優しい世界にしよう、と。
それが己の為してきた罪の償い方。そう、考えたのだ。
だからこそ、Cの世界から帰ってきた後、皇族兄弟姉妹が揃う宮殿に向かい、これからを話し合ったのだ。だからこそ、エリアを開放し、特権階級をなくしたのだ。
…多少、強引な手を使ったことは確かだが。
カレンは微笑む。
その計画に、自分を入れてくれて、自分を呼んでくれて、とても嬉しい。
ルルーシュの手を握る力が少し強くなる。
それに気付いたのか、ルルーシュが少し首を傾げた。


「どうかしたか?」
「ううん、なんでもないわ。…それより、もうすぐ会場よ。準備は良い?」


挑戦的にルルーシュを見ると、彼はカレンににやりっと笑いかけた。


「誰に聞いている?」
「それもそーよね」


さあ、戦いの場だ。
カレンはぐっと気合いを入れると、会場となっている講堂の扉を開いた。










……上手くいったわね 拍子抜けするくらいに
みんなルルーシュに同情してたもんね 神楽耶まで…
ゼロだったってところでブリタニア側から反発があるかなーって思ったのに
そこは閃光のマリアンヌの名前が効いたよね
そして後は、ルルーシュの抜群の演技力のおかげよね…
本当本当 俳優になればいいと思うよ、僕
嘘泣きだって分かってる私ですらもらい泣きしそうになったものね…
悪役になっちゃった騎士団の幹部さん達、かわいそうに……
扇さん、今回のことで頭丸めたらしいわよ
………ルルーシュ、恐ろしい子!

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2009.03.04 | | Comments(2) | Trackback(0) | 短編小説

コメント

実に気分爽快!!(^▽^)

カレン良くやった!(^▽^b
…と褒めまくってあげたい!!
この後、ルル得意の演技(って言っても気持ちは本物だし)で民衆や神楽耶達を味方につけたようだし…この後は”賢帝”として後世に語り継がれるような素晴らしい政治をしてくれることでしょうvv

・・・・にしても、
シュナイゼルの話術にあっさり呑まれた騎士団幹部はどーしよーも無いですよね。
何年共にいたリーダーより、数分しか話してない敵の大将の手を取ったんですもの。

この話のように公衆の面前で真相をバラされ断罪を受け、二度と日の目を見られない目にあって欲しかった…。
最終回では皆幸せそうにしてやがってさーー…マジムカツク(怒)

2009-03-04 水 09:31:57 | URL | 伽羅 #CWUURYHQ [ 編集]

コメントありがとうございます!

>伽羅様
ルルーシュの演技は、世界をも騙しますwwさすがは女優!!(笑)
味方につけた民衆が、黒の騎士団幹部を責めてくれることでしょうww
シュナイゼルの話術、画面の外で聞いていた私達でもえーって感じでしたもんね。視聴者はすべてを知っているとは言え、あそこでの騎士団幹部達はちょっとどうしようもないと言いますか、馬鹿としか言いようがないです…
確かにルルーシュが望んだのはみんなが幸せな世界ですけど、最終回で騎士団幹部達が幸せそうにしているのはちょっと…いや、結構むかっときましたね……

2009-03-11 水 22:46:51 | URL | あず #- [ 編集]

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