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10万hitリクエスト企画9

はい、リクエスト企画第九段! 佳奈夜様のリクエストで「25話でC様の力でルルの過去などをバラす」です!
えと、多少ナナリーにひどい感じですのでご注意ください

過去をばらして、民衆と一悶着と当初は考えていたのに、なぜか結果は逃避行^^;
けっこう難産な子でした……

ではでは! リクエストされた佳奈夜様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!

それでは続きからどうぞー












○知らないでは、もう済ませられない








目の前には剣を持った仮面の男。
ルルーシュは思わず口元を緩めた。
そうだ、そのまま刺せ。悪逆皇帝を殺すのは、奇跡の男ゼロの役目。
ゼロが剣を引く。そのまま突き刺せば、ルルーシュの命を奪うだろう。それこそが、ゼロ・レクイエム。俺達の罰。
ルルーシュはその身をゆだねるかの様に、受け入れるかの様に、そっと微笑んで目を閉じる。
そして、その剣が、ルルーシュに。


「………………………、?」


刺さらない?
いくら待っても来ない衝撃に、ルルーシュはそっと目を開いてみた。
目の前にはやはり仮面の男。そして彼が持っている剣。そして…。


「…………し、C.C.? お前、一体何しているんだ!?」


ルルーシュは思わず叫んだ。何故なら、目の前でC.C.がゼロの持っている剣の刃を掴んでいたからだ。仮面で判別がつかないが、ゼロも動揺している様だ。
当のC.C.は渋い表情でルルーシュのことを睨みつけていた。


「……ルルーシュ」
「お、お前が出てきてどうするつもりなんだ! 計画の事は知っているだろう!? せっかく上手く行っていたのに!!」
「…ルルーシュ、私はやはり納得出来ない」


C.C.はそう言うと、ゼロから庇う様にルルーシュとの間に入った。


「何故お前が殺されなくてはならないんだ?」
「お前……それは前に話し合っただろう!? あの時はお前もスザクも了承しただろうが!!」
「納得、せざるを得なかっただけだ。お前の決意に………そうだろう?」


C.C.は己の背後にいる仮面の男に問いかける。ゼロはすっと顔を背けた。そんなゼロの様子に、ルルーシュは眉を寄せる。


「……1番良い結果だろうが」
「どこがだ」


むすっとした表情で言うルルーシュに、C.C.呆れた様子で言い放った。
そして手をそっと広げる。
彼女の額にある鳥の印が、紅く輝いた。


「周りの人間も、これを見せたらどう思うかな」
「…は? ………っ!!」


そこでルルーシュはやっと今の状況を思い出した。
周りにいる民衆も、今から処刑されようとしている者達もいた、と言う事に。
ルルーシュの表情が固まる。普通に話していたが、この状況は不味くないか!?
イレギュラーに慌てるルルーシュの隙を見て、C.C.は接続した。…Cの世界と、人々を。


「……これをするのは、少し骨が折れるんだが、な!」
「C.C.、一体何を……っ!?」


様子のおかしいC.C.の肩を、ゼロが掴もうとする。しかし、その前に目の前が真っ暗になった。
そして、次に浮かんでくるのは光の塊。彼の、ルルーシュの記憶。
小さく、幼い彼。離宮で、最愛の妹と、大好きな母と、笑っている記憶。
彼に抱き付くのは、幼いユーフェミア。そんな2人を微笑ましく見守るのはコーネリア。絵のモデルになれと迫ってくるクロヴィス。暇を見つけてチェスの相手になってくれるシュナイゼル。たまにしか会えないけれども、それでも尊敬していた父。
母のことで嫌味を言う者もいた。でも、それでも、守られている子供でいればよかった、頃。
そんな時間はすぐに過ぎ去ってしまったけれど。
目の前が真っ赤に染まる。赤く染まって事切れている母親。その下で同じく赤く染まっている妹。
父から浴びせられた言葉。助けてはくれない異母兄弟姉妹。人質として死ぬために、生かされる。
送り込まれた先で出会った友達。最初の友達で、最悪の敵になる、スザク。自分が、運命を捻じ曲げた、少年。
幸せだった夏の日々。楽しいと思えた記憶。しかし、それも長くは続かなかったけど。
日本侵略。スザクとの別れ。死んだ、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとしての自分。
嘘を、つき続ける。身分も、経歴も、名前さえ。
たった1人の妹の願いすら、叶えてやれない無力な自分が嫌いだった。
妹が、見たくないと思った世界にいる、妹を幸せに出来ない自分が、憎かった。
魔女と契約して、ギアスを手に入れて。
願ったのは、幸せな世界。妹が、スザクが、近しい人が、笑っていることの出来る、世界。
甘さを捨てるために、義兄を殺した。何より、優しかった彼が、日本人を虐殺する姿を見たくなかったから。
最初は駒だと思っていた騎士団も、仲間と思えるほどになってきた。
あの夏の日を取り戻す。そのために、日本を。世界を、開放する。
それなのに。
どうして、上手くいかない?
ユーフェミアとの和解。ギアスの暴走。望まぬ命令。
メシアなんかじゃない。俺は、俺は。
決戦の夜。義姉への問いかけ。知った情報。そして、妹の消失。
戦場を任せても大丈夫だと判断した騎士団は、もろくも敗れ去った。
1番の親友は、最悪の敵となった。
そして、1年の喪失。
全てを思い出した時、目の前にあったのは偽りの弟。仮面を被った友人。
全てを知っても愛していると。何度生まれ変わっても愛していると、言ってくれた少女の死。
死にたいと願った、永遠を生きる魔女の喪失。
幸せを願った、最愛の妹の、死。
仲間、だと思っていた騎士団の裏切り。
偽りでしかないと思っていた弟の、最期の想い。
知ってしまった、真実の親の姿。
今までしてきたことは、何だったのか。
喪失に次ぐ喪失に、ルルーシュが考えたのは―――


「―――…それこそが、ゼロ・レクイエムだ」


C.C.の声が響いて、ゼロははっと意識を取り戻す。目の前では、C.C.がにやりっと笑っていた。


「………い、まの……は、どう言う、こと……なんですか…」


呟く声に、ゼロは下を見る。そこでは、ナナリーが見開いた眼から涙を零していた。ナナリーだけではなく、処刑台にいるカレンや神楽耶、天子が涙を流している。他の者達も苦い、困惑の表情を浮かべていた。
良く見てみると、周りに集まっている民衆も、その表情は困惑に満ちている。
ゼロは仮面の下で目を見開いた。


「まさか…っ」
「そう、そのまさかだ」
「何の話だ?」


1人、状況が分からないらしいルルーシュに、C.C.はにっこりと笑った。


「いや、なに。お前の過去をちょーっとばかしCの世界の力で全世界の人間の脳裏に流しただけだ」
「…………は!?」
「…………ルルーシュ、僕にもちゃんと言ってなかったこと、まだあったんだね。ユフィのところとか、君が僕に話した半分も言ってないじゃないか…っ!!」
「ちょ、まて!! それは俺の人権無視してないか!? 俺のプライバシーはどうなる!!」


ゼロ口調が崩れ始めたスザクに問い詰められながら、ルルーシュはC.C.を睨んだ。当のC.C.はにやにや笑っているだけ。


「ルルーシュっっ!! 今のどう言うことだよ!! 全部説明しろっっって言うかゼロ・レクイエムとかやんなよ馬鹿野郎っっ!!!!」
「り、リヴァルっ!?」


身を乗り出して叫ぶリヴァルの眼にも、涙がにじんでいる。
周りの民衆も、どんな反応をしていいものなのか、呆然と立ちすくむだけだ。悪逆皇帝だと思っていたのに。暴虐非道な人間だと、思っていたのに。
対するルルーシュは、あまりのイレギュラーに思考が追い付かない様子。この状況の原因であるC.C.は、混乱しているルルーシュの腰に手を回して抱き寄せた。
そして、額の鳥が紅く輝く。


「―――今、お前達が見たルルーシュの全て。知っただろう? 分かっただろう? …こいつが、ただ優しい明日が欲しいだけだと」
「ちょ、C.C.!!」


ルルーシュが叫ぶが、そんなものは無視だ。


「幸せを求める権利は、誰にだってある。もちろん、ルルーシュにもだ。己と、己の周りの者の幸せを求める。それはいけないことか? それがいけないことなのか?」


民衆の表情が歪む。
ルルーシュは、確かに罪を犯した。でも、思っていたほど、思わされていたほど、悪逆ではなく……むしろ。


「お前達の中で、自分以外の、会ったこともないような他人のために、命を捨てようと考えられる奴はいるのか?」


C.C.の声が響くたび、民衆の、処刑台にいる者の、表情は歪んでいった。


「―――全世界の人間に問う。お前達は、子供に…たった18年しか生きていない少年に、全てを背負わせて、その結果得た明日を生きるのか?」


誰も、何も言えない。
C.C.は無言のままの周りを、嗤った。


「こんな奴らに命をやるなんて、もったいなさ過ぎる」
「C.C.!!」


ルルーシュの抗議の声が上がるが、C.C.はそれを無視して、より一層ルルーシュの体を抱き締めた。


「私は、こんな世界認めない。ルルーシュに優しくない、ルルーシュを死なせて得る未来を、私は認めはしない」


C.C.は微笑む。ルルーシュのためだけに。
C.C.は嗤う。馬鹿な世界に対して。


「お前達に、世界に、くれてやるものか」


C.C.が言葉を発した瞬間、2人の姿が掻き消えた。
目を見開く民衆。そんな彼らの頭に、C.C.の声が響いた。


『ルルーシュは私がもらう。…どうせ、いらなかったんだろう? 必要ないと思ったんだろう? ならば、私がもらっても構わないな』
『お前、C.C.!! いい加減にしろ!! 俺はゼロに殺されて…っっほわあっ!!』
『うるさいぞ、ルルーシュ。ゼロ・レクイエムは中止だ。…約束通り、私が笑って死ねる様になるまで付き合ってもらうぞ』


唖然としている民衆の中、1番に我に返ったのは仮面の騎士。彼は仮面を何の躊躇もなく外すと、空に向かって叫んだ。


「C.C.ずるいぞ!! そんなことなら僕も連れてってよ!!」
『スザーク!! お前何仮面外しているんだっ!!』
「もうみんな君の記憶見て知っちゃったんだから今さらだろ!! それより、僕も連れてけーっっ!!」
「なら私もだ!! 我が君のゆくところに我はあり!!」
「じぇ、ジェレミア卿!!」


いつの間に登って来たのか、スザクの隣にはジェレミアが滂沱の涙を流しながら頷いていた。
頭の中に、C.C.のため息が聞こえる。


『仕方がないな。お前達はまだ合格ラインだ。…連れてってやるよ』
「わ、わたしも…っ!!」


叫んだのはナナリー。
しかし、C.C.の反応は冷たい。


『ナナリー。お前は連れて行けない』
「どうして…っ!!」
『分からないのか?』
「……っ!!」
『たった1年しか傍にいなかった偽りの弟も、たかだか3年かそこらしかルルーシュを見ていなかった女も、あいつのことを最期の最後まで信じたんだぞ? なのに、14年間、ずっと守られていたお前が、ルルーシュを信じられなかった』


C.C.の悲しげな声が、響く。


『なのに、どうして連れて行けと言えるんだ? あいつのことを卑劣だ、人殺しだと罵ったその口で』


ナナリーの顔から、血の気が失せる。
何も言えなくなったナナリーに、C.C.の声は静かに告げた。


『…悪逆皇帝がいなくなった世界で、せいぜい幸せに暮らすんだな』


その言葉が放たれたすぐ後、スザクとジェレミアの姿が、先ほどのC.C.とルルーシュの様に掻き消えた。
後に残されたのは、何も言う事の出来ない妹と。
真実を知って、呆然とする民衆達だった。










あー…僕らも連れてってくれるよねー?
念じていれば良いのかしら…?
念じずとも、迎えに来てやったぞ
あっはー☆ ご指名ありがとうございますぅー
ルルーシュ様はどこにおられるのですか?
先に行ってもらった ああ、スザクとジェレミアが付いてるから心配するな、咲世子
ニーナは、行かないのね
はい やっぱり、ゼロのこと完全には許せないから…
後の世界を頼んだよぉ~
…ニーナ
何、C.C.
リヴァルとミレイについてだが、来たいのならそう念じろと伝えてくれ もちろん、お前もな
ふふ、分かったわ ……ありがとう

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2009.02.17 | | Comments(2) | Trackback(0) | 短編小説

コメント

ルルを大事に思ってくれるゼロレク組(未来的には+ミレリヴァニナ)による逃亡劇、イイですね~Vv
シー様の「お前達に、世界に、くれてやるものか。ルルーシュは私がもらう。…どうせ、いらなかったんだろう?必要ないと思ったんだろう?ならば、私がもらっても構わないな」は全力同意。
 いらないんなら私に頂戴!世界にも誰にもルルは渡しません!ルルは私が幸せにする!って感じですもん。
ナナリーも卑怯だ悪魔だ人殺しだ何だ罵ったくせに、真実を知ったら、「私も連れてって」だ?お前何様?って感じですよ。
 14年間も守って愛を注いできてくれた人を信じずに言う言葉じゃないですよ。
そのくせ、8年前の時には守ってくれなかった、探してもくれなかったポット出の義兄の言う事は完全丸呑みで…。
14年間守ってくれた実兄と兄のように慕っていたスザクが嘘を付いていたというのなら、義兄も嘘を付いてない保障がどこにあるというのか…。

2009-02-20 金 12:25:35 | URL | 紗鳳寺 のえる #- [ 編集]

コメントありがとうございます!

>紗鳳寺のえる様
ゼロ・レクイエムメンバーはみんなルルーシュに優しくって好きですww全員、ルルーシュの覚悟をちゃんとわかってくれた人達ですから
ナナリーは、ずっとルルーシュの味方でいてくれると思っていただけに、落胆も激しいですね…
14年間もずっとそばにいて守ってくれた兄を信じずに、誰を信じるって言うんだろう…シュナイゼル様の方がかなり胡散臭いのに……
ナナリーは少し理想を求めすぎだと思います。理想を語るには、まず現実を知って、受け入れてこそだと思うのですが………好きなキャラだけに、残念です…
コメント、ありがとうございました!!


2009-02-25 水 00:04:19 | URL | あず #- [ 編集]

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