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10万hitリクエスト企画7

はい、リクエスト企画第七段! 紗鳳寺のえる様のリクエストで「25話後・ルルーシュの生存ver.での扇等黒の騎士団への糾弾話」です!
今回は扇糾弾と言うことで、彼ばっかり責めてます。ルルーシュが全て完全に正しかったとは思いませんが、まあ糾弾話ですので仕様と言うことで…(←)
この話でのルルーシュは、コード継承でも、そうじゃなくてもどっちでも良いかなーと思ったので明記はしてません。お好きな方で想像してください

リクエストされた紗鳳寺のえる様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!

それでは続きからどうぞー









○from A to Z -始まりから終わりまで-








重く息を吐く。その表情は、硬く強張ったまま。
現合衆国日本首相、扇要は頭を抱えながらソファーに深く腰を沈めた。
先程まで行われていた会議は散々だった。
厳しい指摘に、何も言えずに口籠るなんて。周りからの視線が、痛い。
悪逆皇帝を討った黒の騎士団の副司令として、英雄と崇められていたのは、最初の一年にも満たない期間のみだった。
上手くいかない政治。上手くいかない外交。扇に対する評価は、だんだんと下がっていき、いまやどん底とも言える状態にある。
どうして、こんなことになったのだろうか? やはり、自分には荷が重かったのだろうか? 向いていなかったのだ、政治家なんて。それなのに、周りが英雄だと持て囃すから…。


「また、人のせいにして責任逃れか?」
「っ!!」


扇以外誰もいないはずの部屋に響いたのは、少女の声。どこか聞いたことのある、硬さと鋭さを秘めた声。
扇がその声のした方を見ると、そこにはライトグリーンの髪を靡かせる少女、C.C.が佇んでいた。


「―――っ君は!!」


扇は思わず立ち上がる。
彼女は、ゼロの…悪逆皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの。
扇の表情に、恐怖の様なものが浮かぶ。


「…いったい、なんの…何の用だ」
「用? そんなことも分からないとは……お前の頭は本当におめでたいんだな」


くすくすと笑いだすC.C.。その表情には扇に対する侮蔑の色が混ざっていた。


「私がここにいる理由は、お前のことを嗤うためだよ」
「な!!」
「嗤われないとでも思っているのか、お前は。それこそ馬鹿でしかないな」


嗤っているC.C.から逃れようと、扇は一歩後ずさる。しかし、C.C.はそんなことなどお構いなしに、ただ、佇むだけ。その視線は鋭く、扇だけを貫いた。


「どうして、政治が上手くいかないのか。そんなの、簡単だろう? すぐに答えが出る」
「………」
「お前は今まで、与えられたことしかしてこなかった。なのに、いきなり自分から動こうとしても無理に決まっているだろう?」
「与えられたこと…? 何を、言って」


思わず聞き返した扇に、C.C.は思わず目を見開いた。そして、呆れた様に扇を見る。


「お前、本気で言っているのか? ……馬鹿だとは思っていたが、ここまでの馬鹿だとは。いっそ清々しいくらいだな」
「な、にを……?」
「本当に分からない、と言うのなら、教えてやるよ」


くすくすと嗤いながら、C.C.は扇に近寄る。扇は近付いてくるC.C.から逃れようと後ずさるが、背に壁が当たった。
扇は混乱している頭で考える。どうして、どうしてこんなにもこの少女のことが怖いのだろう? この少女は、ただ、笑っているだけなのに。なぜ、自分はこんなにも汗をかいているのだろう?
扇の混乱を余所に、C.C.は赤い口元をにぃっと上げた。


「最初は、当時のエリア11でのレジスタンス活動。あれは元々、カレンの兄紅月直人が作ったものだ。彼が人を集め、KMFを探し出し、作戦を練って、メンバーを奮い立たせた。そんな紅月直人が死んで、親友だったお前が後を引き継いだ。……そんな能力もないのに」


C.C.の指がすうっと扇の肩に触れる。
明らかにか弱そうな少女だと言うのに、扇は体が震えるのを止めることができない。


「レジスタンスの新しいリーダーとして、お前は何をした? 新宿事変の時も、お前達はただ闇雲に動いていただけ。お前は指揮すらしていない。…あの時、お前達が生き残ったのは、ルルーシュがいたからこそだろう?」


くすくすと嗤うC.C.は、じぃっと扇を見つめる。
その視線を反らせたいのに、視線をずらすことすらできない。


「“ゼロ”と言う存在が出来上がってからは、ゼロに頼ることしかしなかった。作戦も、指揮も、責任すらもゼロ任せ。全てにおいてゼロ、ゼロ、ゼロ! 全てを頼り切ってくるお前達を、ゼロは…ルルーシュは軍と呼べる様になるほどまでに導いたぞ? ルルーシュがいなければ、お前達などただのレジスタンスとして死んでいただろうな」


C.C.の口元がにぃっとつり上がる。


「そこまでしたルルーシュに、お前達がしたことはなんだ?」
「……………う………ぁ…」
「……なあ」


C.C.の表情から、笑みが、消えた。


「ルルーシュを売って、ルルーシュを否定して、ルルーシュを殺して。……そうしてまで得たその椅子の、座り心地はどうだ?」


C.C.が言った瞬間、扇は彼女を突き飛ばす。
そのまま、壁を背に蹲って、耳を塞ぐ。なぜ体が震えるのかすら、わからない。なぜこんなにも怖いのか、すらわからない。わからない、何もわからない。でも、少女の言葉は恐ろしい。それだけはわかっていた。
突き飛ばされたC.C.はその身を起こすと、にぃっと嗤った。


「何をそんなに怯える必要がある? お前が、お前達の方が正しいと思っているなら、怯える必要はないだろう? …それとも、正しいとは思っていないのか?」
「……る、ルルーシュ、は………裏切った、んだ。俺達を。だから、」
「裏切った?」


必死に言葉を紡ぐ扇に、C.C.は首を傾げた。


「日本語がなっていないな。お前達がルルーシュに裏切られた? お前達はルルーシュを信頼していた訳でもあるまい?」
「で、でも、彼は、俺達に嘘を……」
「嘘、とは?」


蹲る扇の前にしゃがみ込んだC.C.は、にっこりと嗤った。


「お前達の目的は日本の奪還。ルルーシュは日本を取り戻そうとしていたじゃないか? 日本人ではないゼロの人種がどうであれ、構わないと言ったのはお前達の方だったじゃないか? ……あいつの行動のどこに、嘘があるんだ?」
「そ、れは……」
「傍から見ていた私に言わせるとだな」


C.C.は扇の頬に手を添えた。そして、思いっきり張り叩く。


「お前達の方が、ルルーシュを裏切ったんだろう」


叩かれた頬を押さえて呻く扇を余所に、C.C.は立ち上がる。全くと呟きながら、呆れた様にため息をついた。


「嘘をついたと言うのなら、ルルーシュではなくシュナイゼルの方だろう。ルルーシュを引き渡せば日本を返すなんて、ただの口約束ですらないと言うのに。そもそも、絶対君主制のブリタニアで、皇帝の持ち物であるエリアを、宰相だからと言ってもたかが皇子でしかないシュナイゼルが勝手に動かせる訳ないのにな。それこそ、シュナイゼルの大ボラじゃないか。…全く、何でこんな奴らを使っていたんだ?」
「まあ、そう言うなよ。こう見えて使えるところもないこともない様ないややっぱりないな、ぐらいの奴らだけどな」
「訳がわからんぞ」
「まあ、つまりは若気の至りって奴だ」


扇は目を見開く。ありえない。そんなはずはない。頭はその存在がありえないことを指摘する。しかし、ならば目の前の彼は一体何だ?
C.C.と朗らかに話す彼。鴉の濡れ羽色の髪。紫水晶の瞳。どれだけ考えても、記憶にある彼、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアそのものだ。
体の震えが酷くなる。そんな扇を見て、ルルーシュは薄く笑った。


「どうした、扇。震えているじゃないか」
「……………な……なん、で……」
「何故? …ああ、俺がここにいることか?」


きょとんっと首を傾げたルルーシュは、少し考えるとにやりっと嗤う。
すっと扇の傍まで近寄ると、彼の細い指先が扇の首元を掠めた。
整い過ぎて、逆に恐ろしく見える彼の口元が、歪む。


「…お前を殺すためだとしたら、どうする?」


その瞬間、指先に力が籠る。
扇は目を見開いた。目の前が真っ暗になる。
扇の頭は恐怖で埋め尽くされる。処理情報がパンクした彼の頭は強制的にシャットダウンされた。
…つまりは、気絶したのだ。






日本政庁の廊下を歩きながら、ルルーシュとC.C.は少し不満を隠せないでいた。
その対象は、もちろん扇要。


「全く、気絶するのが早すぎる。まだまだ言い足りないことばかりだと言うのに…」
「お前はまだ良いだろう? 俺なんて全然言えてないぞ」
「そもそも、お前が本気で殺気を放つからいけないんだろう」
「仕方がないだろう。扇はロロの仇の様なものでもあるんだからな。あれでも抑えたんだ。スザクに比べるとまだまだだぞ」
「あの半分獣と比べるな」


お互いに憮然とした表情を隠せない。予定としては、もっと時間をかけてねちねちと今までのことを言い募ろうと思っていたのだ。予想以上に扇の精神が弱かったことと、彼が意識を手放して倒れた音を聞きつけて人がやってきたことが、想定外だった。


「…あれではこの日本の未来も暗いな」
「その前に、首相を下ろされるんじゃないのか? あれは人の上に立つ器じゃないさ。そもそも、感情に走る奴が政治家に向いている訳がないだろう」
「……誰が首相になんてしたんだか」
「まだ南の方が合っていたんじゃないか? それか神楽耶だな」


くすくすと嗤いながら、二人は廊下を歩く。その内、政庁から外へ出るが、彼らの歩みは止まらない。


「次はどこへ行く?」
「そうだな………思いの外、超合集国の瓦解が早そうだからな。それこそ神楽耶のところか?」
「中華でも良いんじゃないか? 星刻もそろそろやばそうだ。恨み事を言うなら、今だろう?」
「……そうか。なら中華にしばらくいるとするかな。星刻がいなくなった瞬間に崩れられても困るし」
「別に世界なんてどうでも良いじゃないか」
「ナナリーやスザクに被害が及ぶだろう?」
「…………いつまでたってもお前はそればかりだな」


心底呆れた様に言うC.C.に、ルルーシュは眉を寄せた。


「何だ、文句でもあるのか?」
「……いや、もうそれがお前だとわかっているつもりだからな」
「なら、次の目的地は中華だ。……タバスコ、忘れるなよ」
「ふふ、わかっているさ」


笑いながら言い合うと、次の瞬間、二人の姿が掻き消えた。

その少し後、扇要首相が退陣した。
理由は、圧倒的支持率の低下と、精神的ストレスによる胃炎の悪化、だったと言われる。










星刻は意外ともったな
ああ、奴は粘り強かった 扇ももう少し見習えば良いのに
中華もなんとかなったことだし、次はどうする?
そうだな……騎士団メンバーでも回ってみるか?
ではとりあえず藤堂に行ってみるか
なぜ藤堂からなんだ? お前のことだからカレンから行くかと思ったが
決まっている 昔のお前を知っていたにも関わらず、お前を裏切ったからだ
………C.C.
あと、奴は私のチーズ君を空手のサンドバック代わりにしたんだ!! 許せん!!
………………お前、結構色々と根に持っているんだな

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2008.12.13 | | Comments(4) | Trackback(0) | 短編小説

コメント

10月半ばから11月半ばまでネットに繋がらなかった事もあり、自分でリクエストしたのをすっかり忘れていました…(^_^;)
 取り合えず日課である、更新確認の為にと来ましたら、更新されててそれも「紗鳳寺様のリクエスト~」なんて書かれてて、ビックリしました(^_^;)

>現日本合衆国首相
合衆国日本ですよ~。逆逆。

>やはり、自分には荷が重かったのだろうか?向いていなかったのだ、政治家なんて。それなのに、周りが英雄だと持て囃すから…。
これにイラッとしました。
 「また人のせいか!1年前(1期)自分で『器じゃない』と言ってたのを忘れたんか!」と。そしたらその言葉そのものをシー様が仰ってくれて、嬉しさ倍増Vv
 今回のシー様の言葉全部、正に私の言いたかった事だったので、終始、読みながら頷きまくりでした。

2008-12-16 火 21:09:47 | URL | 紗鳳寺 のえる #- [ 編集]

コメントありがとうございます!

>紗鳳寺のえる様
誤字、直しましたっ申し訳ないです…

扇はけっこういろいろなことを人のせいにしてるイメージがあります。そう言うことで自分に対する周りからの攻撃を緩和しよう、みたいな。なので、そこをC.C.につついてもらいましたww
私としましては、もう少しつつきたかったのですが、何故か気絶してしまいました(←)話の流れで、私の中のああここまでいくと扇には耐えられないかなー??的なラインを突破ようです(笑)
それでは、コメント、ありがとうございました!!


2008-12-20 土 01:36:03 | URL | あず #- [ 編集]

気絶もある意味、「逃げ」ですよね。
ホントに扇は、自分で「責任」というものから逃げてるとしか思えませんね。
 騎士団のリーダーもそうですが、21話冒頭の玉城との会話での「神楽耶様達への説明は俺がする。責任は取る」とか言いながら、結局責任を取った形跡が全く見られない事とか…。

2008-12-20 土 15:48:37 | URL | 紗鳳寺 のえる #- [ 編集]

コメントありがとうございます!

>紗鳳寺のえる様
気絶は現実世界からの逃げ、ですかねー
扇はいろいろなことから逃げている様に思います。なんだか、言葉に重さがないんです。薄いと言うか、信用できないって言うか。
普通に生活してたら、きっと近所の優しいお兄さんとか優しい良い先生になったんでしょうけど、責任のある立場にいると、優柔不断が目立ちますよね

2009-02-03 火 00:15:25 | URL | あず #- [ 編集]

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