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10万hitリクエスト企画4

しばらく消えていてすみませんでした><;
リアルが忙しかったのと、パソコンの調子が悪かったので……まだ本調子ではないのですが^^;とりあえず、企画小説あげておきますね!! コメント等の返事はもう少し待っていただけるとうれしいです。。。すみません;

リクエスト企画第四段! GIZAN様のリクエストで「スザルルで、ルルーシュが車に跳ねられるという交通事故に遭って、意識不明の重体になる話」です!!
スザク君の心境なんてわかるかーっと叫びながら書いたので、多少矛盾点(いや、むしろ奴は矛盾だらけだ←)、意味の通らない表現があるかと思いますが、そこはフィーリングで!!(毎度毎度ソレかい)

えー、リクエストされたGIZAN様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!

それでは続きからどうぞー












○気付くのは、いつも後悔してから








病院の静かな廊下に、走る足音が響く。
ここが病院で、廊下を走ることは禁止されていると言う基本的なことすら、今のスザクの頭にはなかった。彼は焦っていたのだ。
先ほど、政庁で書類を整理していたスザクに、機密情報局からもたらされたのは、彼が…ルルーシュが交通事故に遭ったと言う言葉。スザクはそれを聞いた瞬間、頭の中が真っ白になった。
そして、書類も何もかも置いて、ルルーシュが運ばれた病院に向かったのだ。
目的の集中治療室まで辿り着くと、扉の前に、蒼白なロロが立っていた。
走ってきたスザクに気がつくと、ロロは表情を歪める。泣き出したいのに、泣けない様な表情だ。スザクは、そんなロロを睨む。


「なにが、あったんだ。どうして、彼が事故になんて遭っているんだ」
「…その、ボールを拾おうとした子供を庇って、車に、間に合わなくて…」


だいぶ混乱している様子のロロに、スザクは舌打ちしたい気持ちをぐっと抑える。


「……それで、状況は?」
「……い、意識不明、のじゅ…重体だ、って、医者、が……」


自分で自分の言った言葉にショックを受けたのか、ぽろぽろと泣き出すロロ。唇を噛みしめて耐えようとしているが、涙は止まらない。
部屋に入っても良いのかとスザクが問うと、ロロは首を横に振った。


「ま、まだ、手術、中で、…に、兄さん、大丈夫ですよね? へいき、ですよね?」
「………こんなところで、死なれては困る」


がたがたと震えるロロに対して、スザクは一見するといつも通りだ。しかし、頭の中は混乱と困惑、そして恐怖に支配されていた。
ルルーシュが死ぬはずがない。だって、彼を殺すのは自分なのだから。だけど、今ルルーシュが交通事故に遭った? 意識不明の重体? そんなことあるはずがない。だって、彼が今死ぬはずがない。そんなこと、あってたまるか…っ!!
スザクは無意識の内に、拳を握り締めた。強く握った拳が、かたかたと震える。
そのまま集中治療室の前で、何十分、何時間待っただろうか。ようやく、集中治療室から緑色の手術着を着た壮年の医師が出てきた。
スザクとロロは思わず彼に駆け寄る。


「にっ、兄さんは!! 兄さんは大丈夫なんですか!?」
「…自分は、エリア11総督補佐、ラウンズの枢木です。詳しい状況を聞かせてもらえますか?」
「ラウンズ様が? いったい、なぜ…」
「………………彼とは、知り合いなんです」


医師は、スザクのラウンズ証を見て、少し驚いた様子だ。だが、すぐに医者の顔に戻る。


「あの、彼のご両親は、いないのですか? 弟さん、だけ?」
「…あ、その……」
「彼の家族は、……弟、だけです」


そう言い切ったスザクの脳裏には、優しく微笑むナナリーの姿。彼女に対する罪悪感が胸中を過るが、今はそれどころではない。


「彼の容体は?」
「ああ、そのですね………手術は、一応成功しました。今、集中治療室内にあるエレベーターで下の階の病室に移されています。……ですが、手術が成功したとは言え、まだ危ない状態には違いありません。出血が酷かったために、脳への影響も気になりますし、なにより、意識が戻らないことには……」
「も、戻らないかも、しれないんですか!? そんな、に、兄さん…っ」
「……………………」


ロロの体が崩れ落ちる。呆然と、どうすればいいのか分からない様子だ。
崩れ落ちて呆然としているロロを、医師は別の看護師を呼んで、隣接している部屋に連れて行った。落ち着かせるためだろう。
スザクは、その場に立ったまま、動かない。そんなスザクを不審に思った医師が、声をかける。


「あ、あの…?」
「………すみません。…その、彼の様子を見ても、構いませんか? あと、出来たら、病室から人払いを」
「…………本来は、家族の方以外面会謝絶なのですが、ラウンズ様でしたら。…周りの機材には、一切触れないでください。あと、彼に何かあった場合は、すぐにナースコールを。念のため、看護師が隣の病室にいることを許可していただけますか?」
「…分かりました。ありがとうございます」


何か事情があることを、スザクの表情から悟ったのか、医師は許可を出すと、スザクをルルーシュのいる病室まで案内する。
白い病室の扉の前で、医師は中にいた看護師を外に出すと、スザクに会釈して出て行った。そしてそのまま隣の病室へと入る。
それを見届けてから、スザクは震える足を叱咤して、病室へと入った。
病室には、様々な機械と、それに繋がれて、ベッドに横たわるルルーシュの姿。
見ていて痛々しいと思うほどの包帯の数。青白くなって、血の気のない顔。そして、なにより、その姿は、スザクの脳裏に、彼女を思い出させる。
スザクはうっと呻いて、止まる。それ以上、進めない。
がたがたと体が震えるのがわかる。怖い。怖いのだ。あの時の彼女の様に、このまま、彼が遠くに逝ってしまいそうで。
そう思った瞬間、スザクは何かに弾かれたかの様に彼の傍に寄る。
そっとベッドの脇にあった椅子に座り、彼の顔を見た。
青白い、血の気のない顔。いつも輝いている紫の瞳は、今硬く閉ざされている。
静かな病室の中に、機械の音だけが響く。彼の命をここに繋ぎ止めている音。その音が消える訳がないのに、消えてしまったら、彼を繋ぎ止める音がなくなったらと思うと怖くて仕方がない。
どうしてだろう。彼を殺したかったんじゃないのか? 彼を殺すのは自分だって、言ったじゃないか。なのに、彼が死ぬかもしれない状況が、なぜこんなに怖いんだ…?
怖い。何が? …彼がいなくなることが。
今までだって、彼がいない時間はあったのに。幼い頃に別れて、7年間、彼がいなくても平気だったのに。どうして?
スザクは表情を歪める。
彼は、ユーフェミアの仇だ。彼女を殺した彼を、自分は許さない。
なのに、どうして、彼が死ぬかもしれないことが、こんなにも怖いんだ。
失いたくない。彼を失いたくない。
会えなくなるのが、声が聞けなくなるのが、笑いかけてもらえなくなるのが、怖い。
なんて矛盾! でも、…でも。
1年前、彼と笑い合えていた何も知らなかった時間。あの頃が、懐かしくて、愛おしく想う。想って、しまう。


「………矛盾だって、わかってる。…でも、君を、失いたくない…」


スザクは、彼の手を握る。白い肌に、白い包帯が痛々しい。細すぎる手に、スザクは眉を顰めた。
握っても、反応なんて返ってこない。それでも、スザクは握り締める。ここに、繋ぎ止める様に。
スザクは自嘲気味に笑った。


「はは…………よく、君を殺す、なんて言ったよな。……今、君が死ぬかもしれない状況が、こんなに怖いのに……」


彼の手を握り締めた方とは違う手で、顔を覆い隠す。今、きっととても情けない顔をしていることだろう。
唇を噛んで、涙がこぼれそうになるのを堪える。


「……ほんと、僕って、馬鹿だね」


彼を、許せないと思う気持ちは本当だ。
でも、彼に対する気持ちはそれだけではない。もっと、もっと大きな、強く、歪んでいるけれど、優しくもある気持ち。
スザクは顔を覆っていた手を伸ばして、血の気の失せている彼の頬にそっと触れた。


「…………………ルルーシュ。……僕は、やっぱり今でも、君のことが、好きだ。好きなんだ。…愛して、いるんだ……」


失いかけて、そんな大事なことにやっと気付くなんて、やっぱり自分は馬鹿だ。
嘘をつかれていたことが嫌だった。
自分の知らないところで、彼が何かをしているのが嫌だった。
軍に入ったのは、なんのため? ……内側から変えていくため。
内側から変えようとしたのは、なんのため? ……彼らが笑っている世界を作るため。
そう、妹のことばかり考えて、自分のことはあまり考えない彼が、笑っていられる世界を作るために。
そう、自分が危ない状況で、敵に対して「生きろ」なんて言う、君が、笑っていられる世界。
…答えは、すぐ傍にあったのに。


「しなないで、ルルーシュ。僕、まだ君に何も伝えてない。…まだ、君から何も聞いてない。ユフィのこと、言い訳ぐらい、しろよ……してくれよ」


ギュッと握った手に、額を付ける。
ユフィ。まだ、連れて行かないでくれ。もうちょっと、待ってくれ。…都合の良い奴だって、最低な騎士だって罵ってくれていい。だから、お願いだから…。
僕に、もう少し時間をください。
ぎゅっと握り締める彼の手が、少し動いた気がした。
スザクはがばっとルルーシュの顔を覗き込む。


「…………るるー、しゅ……?」


反応は返ってこない。


「ルルーシュ? ルルーシュ、ルルーシュっ!!」


スザクは何度もルルーシュの名前を叫ぶ。
呼び戻す様に、繋ぎ止める様に、愛おしい名前を呼び続ける。


「ルルーシュっ!! 戻ってきて、目を、開けて!! 僕達、まだ何も話せてないじゃないか…っ!! 僕に、君を憎ませたままいなくなるな!!」


ぼたぼたと落ちる涙を、止める気すらもうない。スザクは必死に叫んだ。彼に、聞こえる様に。
お願いだから、目を開けて。仕様がない奴だなって、いつもの様に笑って。その声で、その紫の瞳で。


「ルルーシュ…っ!! るるー、しゅ……っ!!」


涙で何も見えない。
何の反応も見せないルルーシュに、スザクはベッドの端に頭を埋めて、嗚咽を零す。


「お、きて…よ………るるーしゅぅ……」


肩を震わせて泣きじゃくるスザク。
その耳に、優しい、声が聞こえた。


「…………………ざ…く………?」


スザクは目を見開くと、起き上がってルルーシュの顔を覗き込んだ。涙のせいで歪む視界。しっかりと見たくて、急いで涙を拭った。
鮮明になった視界で見た彼は、うっすらと、その紫の瞳を覗かせている。


「………る、ルルーシュ? ルルーシュ…っ!!!!」
「……す、ざく……な、いて……いるのか……?」
「ルルーシュっ!!!!」


まだ思考がはっきりしていないのだろう。ルルーシュはぼんやりと舌足らずな口調で言う。その瞳に、泣いて顔がぐしゃぐしゃになったスザクが映っていた。
スザクは思わず、握り締めていた手を、自身の頬に持って行く。そして、涙でぐしゃぐしゃな顔で笑った。


「ルルーシュっ良かった…良かった………」
「………? なにが、どう…………?」


記憶が混濁しているらしいルルーシュがほんの少し首を傾げる。
スザクはそんなルルーシュにほほ笑むと、彼をそっと優しく抱き締めた。










これからは、たくさん話し合おう
今までのこと これからのこと
たくさん聞きたいことがある
たくさん言いたいことがある
今はまだ、完全に許せはしないけど
いつかきっと許せる日が来る様な気がする
君を、君のことを、あいしてるって、分かったから
遠回りしたけど
だからこそ、君ともっともっと話し合いたい
話して、くれるよね? ルルーシュ

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2008.11.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | 短編小説

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