スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | | スポンサー広告

10万hitリクエスト企画1

はい、リクエスト企画第一弾! dai様のリクエストで「ルル咲世子」です!!
C.C.とは出会わずに、自力で反逆しているルルーシュと、それを支える咲世子さんです
なんか、今回はだいぶルルーシュが左って感じがするような話になりました!!(笑)私の話にしては珍しいことですよ!!(爆)

リクエストされたdai様のみお持ち帰りOKです。著作権は放棄していませんので、そこを配慮してくださればお好きにどうぞwwリクエスト、ありがとうございました!!

それでは続きからどうぞー










○貴方の隣を歩いてみたい








私の主はルルーシュ様と言います。
とてもお綺麗で、とても優しくて、とても頭が良くて。
こう書くと、完璧な人物なのですが、少しだけ抜けていらっしゃるところがおありで。
とてもとても、可愛い方なのです。
最初は、戦後仕えさせていただいていたアッシュフォードの方から、ルルーシュ様とその妹君ナナリー様の護衛兼メイドとして、派遣されました。
元とは言え、皇族の方に自分のようなナンバーズがついて嫌な顔をされないか、と最初は思っていました。
ですが、お2人はそんなことを気にしていないようで、私にとても良くしてくださいました。
私のことで、他の方に嫌味を言われることもありました。そんな時も、私のために怒ってくださるのです。


「咲世子さんは、俺達の家族なんだから」


その言葉が、どれ程嬉しかったか。
その瞬間、篠崎流37代目の名にかけて、お2人を一生守り抜こうと、心に決めたのです。

だからこそ、ルルーシュ様がご自身とナナリー様の居場所を確保するために行動を起こした時、私に1番に教えてくださって、とても嬉しかった。
自分を、ルルーシュ様が必要としてくださることが、とても嬉しかった。
そして、ルルーシュ様の居場所を、今は無き私の故郷である日本に求めてくださって、とても嬉しかった。
その頃から、私の中のルルーシュ様への気持ちが、変わり始めていたのかもしれない。
主従の身で、恐れ多いことだ。
でも、私は知っている。この気持ちはそんなもので阻めるほど、小さくないことを。





明日は、とうとう決戦の日。
ルルーシュ様がお1人で作り上げてきた反逆の軍隊は、すでに政庁を落とした。
総督であるコーネリア皇女と副総督のユーフェミア皇女を捕えて、あとは明日到着予定のブリタニアからの援軍を倒せば、この地は日本になる。
ブリタニアの戦力…ラウンズは脅威だが、一定時間耐え抜けばブリタニアは体勢を整えるため一旦引く。その隙をついて超合集国を作るのだ。ルルーシュ様の下準備はすでに終了している。世界が、ブリタニアの敵となるのだ。こうなってしまえば、ブリタニア側も手が出し辛いだろう。
もちろん、ルルーシュ様の最終目標はブリタニアの破壊。しかし、物事には順序と言うものがある。まずは、ナナリー様の安全を保証できる環境を整えること。そのための日本。そのための超合集国。
…恐れ多いことだが、ナナリー様のために一生懸命行動なさっているルルーシュ様を見ると、少し、嫉妬と呼ばれるだろう想いが湧いてくる。
私はナナリー様も当然慕っている。でも、この想いを自覚した時よりも確実に大きくなっている想い。……恋とは、難しく辛く、そして締め付けられるほどに幸せなものなのだと、今更ながらに感じるのだ。


「あ、いたいた! 咲世子さん!」
「あら、カレン様。どうかなさいましたか?」


赤く燃えるような髪をお持ちのカレン様。
彼女はルルーシュ様と同じ学校に通っていられた方で、ルルーシュ様にその運動神経と日本奪還への思いを買われて、この戦いに参加なさっている。
とても素直なお嬢さんで、見ていてすがすがしく思うことも多い。
でも、ルルーシュ様への想いを抱く私の心は、思うのだ。ああ、なぜ私はカレン様のようにルルーシュ様と同じ年代ではないのだろう、と。
同じ年代ならば、ルルーシュ様と共に学園生活を送れたら。…そんな妄想とも言える思考が流れる。
カレン様は、周りに誰もいないことを確認してなお、小さな声で囁くようにおっしゃった。


「ルルーシュが呼んでるの。すぐに自室に来てくれって」
「まあ、一体何でしょう? 明日の作戦のことでしょうか?」
「それは私も聞いてないからわからないけど…。咲世子さんは、本陣でナナリーちゃんを守るのよね?」
「はい。そのように言われております」


本当は、戦いに行くルルーシュ様を守りたかった。もちろん、ナナリー様も守る。でも、ナナリー様は戦いからもっとも遠い位置。ルルーシュ様は、戦いの真っ只中。ルルーシュ様の作戦を、知略を、疑っている訳ではない。不安で、仕方がないのだ。
私は目の前のカレン様を見る。
ああ、私も彼女のように、せめてルルーシュ様を守る騎士になりたい。
じっと見つめた私に、カレン様はにっこりと笑った。


「安心して! 戦禍がそっちまで行かないように、私が頑張るから!」
「カレン様はエースパイロットですものね」
「もちろん、ルルーシュのことも守るから。傷ひとつ負わせない。…だから、安心してね?」


真剣におっしゃるカレン様。私は驚いて思わず目を見開いてしまった。
絶対に、ばれないように細心の注意を払っていたのに、どうしてわかってしまったのだろうか。
カレン様は再びにっこりと笑った。


「さ、早くルルーシュのところに行ってきて! きっと待ってるわ」
「あ、は、はい。そう、ですね。行ってまいります」


カレン様に背中を押されて、私はルルーシュ様の自室に向かう。
普段、一般団員には顔を隠して正体を伏せているルルーシュ様なので、ルルーシュ様の自室がある区画は、人がいなくて静かだ。
ルルーシュ様の自室の扉の前で、ひとつ深呼吸。そして、扉をノックした。
愛おしい声が聞こえる。


「誰だ?」
「咲世子でございます。カレン様から伝言をいただきまして」
「ああ。入ってくれ、咲世子」
「失礼します」


そっと入った部屋には、ルルーシュ様がお1人で椅子に座っていらした。
扉の傍から離れない、立ったままの私に、ルルーシュ様は少し苦笑い。…どうなさったのかしら?


「…咲世子、こっちに座ってくれ」


そう言って指差されたのは、ルルーシュ様の傍にあるソファー。


「いえ、ですが」
「いいから。座って、聞いてほしいんだ」
「は、はあ」


私が戸惑いながらソファーに座ると、ルルーシュ様は少しほっとしたように息を吐かれた。
話とは一体なんだろう。私は、ルルーシュ様が口を開かれるのをじっと待った。
ルルーシュ様は、視線を動かして、なにやら考えていらっしゃる様子。頬が少し赤い気がするが、風邪だろうか? 明日は大事な決戦なのに、大丈夫だろうか。


「あの、」
「咲世子!」
「は、はい!」


いきなり名前を呼ばれて、私は驚く。そんな私を見て、ルルーシュ様は少し焦ったようだ。


「あ、す、すまない」
「いえ、大丈夫です。それより、どうなさいましたか、ルルーシュ様」


いつもの冷静沈着なルルーシュ様とは大違いだ。焦ったりしている様子を見ると、年相応の少年に見えてくる。…ああ、こう言うところが可愛いのだ、ルルーシュ様は。


「その、咲世子」
「はい」
「俺は、とても感謝しているんだ」
「え?」
「この7年間、ずっと傍にいてくれて、とても心強かった。今だって、ナナリーの護衛だけじゃなくて諜報活動まで、世話になって」
「それは、篠崎流37代目として、当然です。私はルルーシュ様に仕えているのですから」


ルルーシュ様が、少し寂しそうな表情を浮かべた。その表情を見て、胸がぎゅっと絞られたように痛くなる。


「…確かに、咲世子はアッシュフォードから派遣されて、俺とナナリーの護衛になってくれた。咲世子さんがいてくれて、俺も、ナナリーも、とても安心したんだ」
「あん、しんですか?」
「クラブハウスに戻って、咲世子がおかえりって言ってくれる毎日が、とても幸せだと思ったんだ。…だから」


ルルーシュ様が真剣な表情で私を見た。
紫の瞳に、私が映っている。


「明日、全てが決まる。俺は、日本を取り戻すために全力を尽くす。…でも、俺の目的は、それだけじゃない」


そう、ルルーシュ様の目標は、ブリタニアの破壊。
だから、立ち止まらずに行くのだろう。ここに、日本の地にナナリー様を残して。


「俺の目的を達成するためには、まだまだ、やらなくてはいけないことが沢山ある」


少し思案しながら話すルルーシュ様。なんだろう。


「全てを終わらせた後、必ず俺はここに、日本に戻ってくる。だから、それまでナナリーと待っていてくれないか?」


ルルーシュ様の申し出に、私はきょとんっとした表情を隠せない。


「もちろんです。ルルーシュ様が不在の間は、必ずナナリー様をお護りいたします」
「………………いや、そのだな」


??? どうしてルルーシュ様はため息をつかれているのだろうか?
ルルーシュ様はぶつぶつと、何やら呟いている。


「……くそ、何だ、俺の言い方が悪かったのか……? それとも遠まわしに拒否されているのか……??」
「…あの、ルルーシュ様??」


ルルーシュ様はがたんっと椅子から立ち上がると、ソファーに座っている私の前に跪いた。
私は、篠崎流として恥ずかしくないように、表情筋を操る訓練を受けている。それでも、いきなりのことに頬が熱くなっているのが分かる。
少し呆然とルルーシュ様を見て、そして思い至る。主に跪かせるなんて、いけないことだわ!!
慌てて立ち上がろうとした私を、ルルーシュ様が止めた。


「そのままで、聞いてくれ」
「……で、ですが」


思わず、失礼とは承知ながら視線を逸らす。これ以上、こんなに近くでルルーシュ様を見詰めていては、表情が保てない。


「さっき、ナナリーと待っていてくれって、言ったよな?」
「は、はい」
「少し、言い方を変える」
「は……」


ルルーシュ様の細い手が、私の頬に触れて、目線が合う。
間近で見て、気付く。ルルーシュ様の頬も、赤い。


「…俺の、帰りを待っていてくれないか?」
「……………え」
「俺が、全てを終わらせて帰ってきた時に、咲世子に1番におかえりと言ってもらいたい」
「………」
「その後、ずっとずっと、俺と一緒に暮らしてほしい。メイドとか、護衛とか関係なしに。俺の傍で」


なんだろう、これは。
夢を見ているのだろうか? だって、どう考えても、それは……。
放心状態のようになっている私を見て、ルルーシュ様は少し笑いながら私の頬を撫ぜた。
ああ、もうダメだ。表情なんて、作っていられない。


「……おい、分かってるか? 一応、これプロポーズなんだからな」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……………………」


反応が返ってこない私を、ルルーシュ様はどう思っていらっしゃるだろう。呆れていらっしゃるだろうか。それでも、声も出せないくらい、私は動揺していた。
そんな私を見て、ルルーシュ様は笑っていた。


「…咲世子でも、そんな表情になることもあるんだな」


……恥ずかしくて、私は俯こうとする。しかし、ルルーシュ様の手が、それを阻む。


「………る、ルルーシュ様……」
「ん?」
「私、で、よろしいのですか……?」


他にも、ルルーシュ様を慕っている方は、たくさんいるのだ。
カレン様だって、神楽耶様だって、ミレイ様だって、シャーリー様だって。もし、私の勘が外れていなければ、きっと、今は捕えてあるユーフェミア様だって。
私なんかより、もっともっと素晴らしい人はたくさんいる。なのに、本当に私で、よろしいのですか…? 本当に、そんな夢のような話を信じてもいいのですか…?
不安げに揺れているだろう私の眼を見て、ルルーシュ様は笑った。


「お前でないと、駄目なんだよ」
「………っ!!」


そっと、抱き締められる。私は、今、ルルーシュ様の腕の中にいるのか。
幸せだ。とても、とても幸せだ。
本当に、これは夢ではないのか。そう疑ってしまうほど、幸せだ。
明日、もし奪われていた故郷が戻ってきたとしても、今味わっている以上の幸せは、味わえない。
そう、思うほど、幸せだ。










もうすぐ、あの人が帰ってくる
とびっきりの笑顔で迎えなくては

おかえりなさい

きっと、あの人は抱き締めてくれるだろう
そしてこれからは、一歩下がってあの人の背中を見るのではない
あの人の隣を、共に歩くのだ



スポンサーサイト

2008.10.25 | | Comments(2) | Trackback(0) | 短編小説

コメント

ありがとうございます。

このリクエストをさせていただきましたdaiです。
早速お書きいただいてありがとうございます!
甘いですね~
ベタな感じですね~
・・・だがしかし、だがしかし、それがいい!!!
こんな甘々なルル咲世子を書いてくださって本当にありがとうございます!
咲世子とのカップリングはマイナーなためか、なかなか見つかりません。あっても思いを寄せる大勢の中の一人って感じなんです。
そんな中、この話はきっとこれ以降も永久に、マイベストルル咲世子話だと思います。
最後にもう一度こんな良い話を読ませていただき本当にありがとうございました!!!

2008-10-25 土 23:54:45 | URL | dai #oIyz0X0E [ 編集]

コメントありがとうございます!

>dai様
甘ーいのを目指してみました!! そして、ルルーシュをなんとか左にするために男らしさをアップしてみましたが、いかがでしょうか!! ほんと頑張った!!(←)
咲世子さんとルルーシュのカップリングは結構好きですwwもっと増えれば良いんですけどねぇ……
素敵なリクエスト、ありがとうございましたww

2008-11-02 日 00:01:17 | URL | あず #- [ 編集]

コメントの投稿


秘密にする

«  | HOME |  »

プロフィール

あず

Author:あず
ここは、管理人あずによる期間限定女性向け非公式ブログサイトです 公式とは一切関係ありません
サイト内の画像や文章は無断転載、複製、配布等の利用禁止です
基本ルルーシュ至上主義です 

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。