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Cの世界・5

前回とは違い、明るい話です。
マオも登場☆
……これを書くために、マオ登場の回を見直したのですが………マオだけ見るはずが、気がついたら23話まで見てしまって、窓の外が明るくなってました………(駄目人間…)





5.いつもと変わらない、ただそれだけの日々










最近、ミレイの様子がおかしい。
決算間近でもないのに、忙しそうに動き回っている。
夜遅くまで生徒会室に残っていることもあるらしい。…しかも、ニーナと一緒に………。


「ぜっっっったいなにか企んでるって会長!」
「俺もそー思う!」
「同感だな」
「そ、そーなの?」
「やる気が出てるだけじゃないのかな?」


生徒会メンバーがうんうんと頷いている中、新入りのカレンとスザクは首をかしげている。
否定的な表現をした新入り二人に、三人の視線が、ばっ! っと集まった。


「お前たちは事態を甘く見すぎている」
「ルルの言う通り! 今みたいな会長が、いっっちばん危ないんだから!!」
「かなりの確率で、なにかしらの行事をいきなりし出す前だって!」
「過去の例から見ても、86%の確率でなにか企んでいるだろうな」
「は、86?」
「今の内に対策を考えておいた方がいいな………シャーリー! 職員室に聞き込みをたのむ。突発物か週間物か、それがわかるだけでも大分違う」
「うん! わかった!」
「き、聞き込み?」


目を白黒させるカレンとスザクの肩を、ぽんっとリウ゛ァルが叩く。


「二人も、今にわかるって。対策ねらないと、生徒会が一番標的にされやすいからさ~」
「標的…?」
「二人とも、今までの行事参加してねーの?」
「部活が忙しかったから、週間のヤツしか」
「私も。イベントで午前とか午後とか空くなら部活してたわ」
「ふむふむ……つまりだ、突発物の場合、大抵優勝者には御褒美がつく。その御褒美ってのが、部活予算アップか生徒会メンバーってわけ」


カレンが首をかしげた。


「予算はわかるけど、生徒会メンバーってどういうこと?」
「んー……例えば、一回命令券とかキスとか」
「「キス!?」」
「そうそう~まあほっぺにだけどな。
 二人は高等部からだよな?
 中等部でも俺ら生徒会だったんだけど、その時にやった鬼ごっこの景品が生徒会メンバーのキスで、その時のルルーシュの人気っていったら」
「リウ゛ァル、それ以上言ったら潰すぞ」


氷のようなルルーシュの言葉に、リウ゛ァルが固まる。い、一体どこを…? ……いや、聞きたくない。
カレンは顔を真っ赤にして口をぱくぱくしている。
スザクは、真剣な顔でルルーシュを見た。


「ルルーシュ………まさか奪われちゃったのかい?」
「誤解を招く言い方をするな! そんな事実、一切ない! だいたいあの時のことなんて思い出したくもない!!」


ルルーシュはスザクの足をげしっと蹴った。
しかしあまり痛くなさそうで、それがまたルルーシュの気に障る。なんだこいつは! 鉄人か!? ……己に力がないとは認めたくはない。
ルルーシュがイライラ考えているのに対し、スザクは何やら不満そうな表情を隠さない。
そしてぽつりと呟く。


「もっと早く生徒会に入ればよかった……。だったら、ルルーシュを守れたのにな………」
「なっ!!」
「あ! 私もルルのこと守ってあげるからね! 安心して!」
「あら。じゃあ私も名乗りをあげとこうかしら」
「うっひょ~もてもてだな、ルルーシュ」
「うるさいぞ、リウ゛ァル…」


ルルーシュがため息をつく。その時、扉が叩かれた。
開いた扉から入ってきたのは、制服姿のC.C.。
ルルーシュが眉を潜めた。


「おい、その姿で入ってきたのか? 一応部外者なんだから、いつも止めろって言ってるだろう…」
「どこでなにをしようと、私の勝手だろう? だいたい、ミレイに承認カードももらっているから、私は部外者ではない」
「いつの間に…」
「C.C.久しぶり~」
「ああ。……生徒会はもう終わりか?」
「終わりって言うか……今日は会長もいないし、仕事もないから」


C.C.は一回頷いて、ルルーシュの腕を掴む。


「ならばこいつはもらって行くぞ」
「ちょっ! C.C.!」
「うるさい。お前の兄から電話があったんだ」
「兄? どの兄だ?」
「二番目。一番喰えない奴だ」


シュナイゼルか………。一体なんの用だろう?
ルルーシュは、C.C.に半ば引きずられながら残りのメンバーに手を振った。


「じゃ、さっき言ったことたのむ」
「うん、わかった。また明日ね!」


シャーリーが笑顔で手を振る。
また、明日。
なぜだろう。その言葉が、とてもとても心地よく、そして懐かしく聞こえる。
昨日も今日も明日も、変わらないはずなのに。


「………ああ。また、明日な」
「………………」


お互いに手を振るルルーシュたちを、C.C.は静かな表情で見る。その口元には笑み。


「さ、行くぞ」
「わかった、わかったから引っ張るな!」


じゃれながら出ていく二人を、シャーリーとカレンとリウ゛ァルは微笑ましく思う。あの二人は、なにやら姉弟のようだ。
しかしそんな中、スザクだけは複雑そうな表情で見つめていた。






学園を出て少し歩いたところに、ランペルージ家はある。
ルルーシュとC.C.は、家に着くと、玄関からすぐにあるリビングに真っ先に入った。
そして、笑顔で言う。


「ただいま」
「あ、お兄様、C.C.さんおかえりなさい!」
「おかえりなさい。今日は早かったのね」


キッチンで晩御飯を作っていたマリアンヌとナナリーが、やはり笑顔で迎えた。
C.C.はルルーシュの鞄を引ったくると、そのまま部屋を出ようとする。
ルルーシュとナナリーが学園から帰って来てすぐのこの時間はいつも、親子水入らずになるようにしてくれているらしい。
C.C.が扉に手をかけようとした時、その扉がばたんっと音をたてて開かれた。


「C.C.にルルーシュおっかえりー!!」
「マオ!? 来てたのか?」


部屋に入ってきたマオは、扉のすぐ前にいたC.C.に抱きついた。


「だーって! C.C.もルルーシュも全然会いに来てくれないんだもんっ僕寂しかったんだからね!」
「それは済まない…。色々あってな」
「お前の家、遠いからな。長期休暇の時しかいけない」
「それはわかってるけどさー」


C.C.から離れて、マオは手に持っていた篭を、マリアンヌに渡した。


「はい! お使い行ってきたよ!」
「あらあら、早かったのね。ありがとう」
「うん! 早くナナリーと遊びたかったからね!」


満面の笑顔で言うマオに対し、ナナリーは己の前にあるボールに入ったサヤエンドウを見て、少し眉を寄せた。


「マオさん、ごめんなさい。せっかく早くしてくださったのに、私もうちょっとかかりそうです…」
「だったら、ナナリーが終わるまでC.C.とおしゃべりしとくよ! ね、C.C.良いよね?」
「ああ、構わないよ」


そのまま部屋を出ようとする二人に、ルルーシュが声をかけた。


「おい。兄上からはなんて言っていたんだ?」
「今はいないと言ったら、夕飯食べた後にもう一度かけ直すだそうだ」
「は? だったらすぐに帰らなくても良かったじゃないか?」
「………たまには良いだろう?」


まだなにか言いたそうなルルーシュを無視して、C.C.とマオは扉を閉めた。






「……ルルーシュの記憶、閉じちゃったんだ?」
「まあな。こうでもしないと、あいつは幸せになろうとしないからな」
「ま、確かにそうだね」
「お前は?」
「ん?」
「マオは、どうだった? 大丈夫だったか?」


マオは満面の笑みをC.C.に見せた。


「うん! 力の方はこっちに来てからすごく弱まったし、今じゃ制御することもできるよ!
 マリアンヌも、ナナリーも、咲世子さんも、みーんな優しいから聞こえても辛くないし!」
「そうか……なら良かった」


マオの偽りのない笑みを見て、C.C.は安堵の笑みを浮かべる。
良かった。本当に良かった。
扉をノックする音がする。
扉が開いて、ひょっこり顔を出したのは、ナナリー。


「マオさん、終わりましたよ~。折り紙の続き、しましょうか」
「うん! そうだ、C.C.も一緒に遊ぼ!」
「良いですね、一緒にしましょう!」
「折り紙……そうだな、やってみようか」


もう一度、C.C.は笑う。今度は心の底からの、満面の笑顔を浮かべた。










咲世子さんに、教えて貰ったんです ね、マオさん
うん! 紙でこーんなの作れるってすごいよね! 見て見てC.C.! ほら鶴!
私も鶴くらいなら折れるぞ………こうして、こうして、こう………?
なんで俺まで………………あー…C.C.、お前不器用なんだな
………うるさい お前こそ何だその完璧な鶴は! 男のくせに神経質だな!
素直に器用だ、と言えないのかお前は


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2007.07.08 | | Comments(2) | Trackback(0) | 捏造・長編 / Cの世界

コメント

ちょい切にゃい…。

最初読んだ時、「あれ…?」と思いましたが、やはりルルの記憶、閉じちゃったんですね。
>こうでもしないと、あいつは幸せになろうとしないからな
ルルは優し過ぎるから、記憶持ったままじゃ「Cの世界」で絶対幸せになろうとしない事は火を見るより明らかですもんね…。

2007-07-09 月 03:13:26 | URL | 紗鳳寺 のえる #- [ 編集]

紗鳳寺のえる様

はい。今は閉じちゃってます。
ですが、やっぱり閉じられたままでは本当に幸せになったとは言えないので、また記憶は戻ります。
なんとか、記憶を持ったまま幸せにするためにがんばります!

2007-07-09 月 23:12:46 | URL | あず #- [ 編集]

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