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世界が貴方を待っています -2-

はい、25話後捏造ルル生存中編の2話目です!!
今回はスザクとナナリー、神楽耶、あと少しだけ咲世子さんです!
とりあえず、方針としましては、最終回でルルーシュの意図に気付いたと言う表現があった人には優しくしようかと…(笑)
技術者メンバーも出したいですし、騎士団メンバー+扇はとりあえず叫ばしたいし…(←)砂様とカノン、コゥ姉様とかも……
どうやら、前回言った2、3個ではおさまらなさそうです(笑)
なので、もうしばらくお付き合いくださいませっ><

それでは続きからどうぞー












○世界が貴方を待っています -2-








合衆国となったブリタニアを、現在統治しているのは議会だ。
その中で議長として存在するのがナナリー・ヴィ・ブリタニア。そして彼女を補佐する者として、ゼロとシュナイゼル・エル・ブリタニアがいる。
最初こそ、帝政からの変化に国民全員が戸惑ったが、ゼロが提示した新しい政策、法律等によって、混乱はすぐに緩和されていった。5年もたった今では、完全に落ち着いており、むしろ、日本、中華と共に世界を引っ張って行く存在となっていた。
そんなブリタニア国の一室。そこに、ナナリーとゼロ、そして神楽耶がいた。
超合集国の会議を終え、今は一個人として談笑中だ。


「…すると天子様が星刻に抱き付きましたの! 星刻ったら嬉しい様な恐れ多い様ななんとも言えない表情で、それがおかしくって」
「まあ。私もその場にいたかったです」


笑い合うナナリーと神楽耶。共に座らずに、背後で佇んでいるゼロ…スザクはその様子を見て、仮面の下で優しく笑う。
5年前、彼が死んでしばらくはナナリーは笑わなかった。焦点の合わない瞳。ずっと涙を零していた。少しすると、ナナリーは無理矢理笑う様になった。責任があるからだ。これから、未来の世界を作っていくための。
超合集国に参加した辺りから、神楽耶はよくブリタニアにやってきた。仕事での時もあれば、プライベートでナナリーに会いに来ることもあった。
他愛もない会話。その内、ナナリーも少しずつだが笑う様になっていった。まだ、悲しみは薄れないだろうが、それでも心から笑ってくれる様になって、スザクがどれだけほっとしたか。

…ルルーシュ、君の妹は頑張っているよ。だから、大丈夫だ。

突然、こんこんっと扉をノックする音。これからの来客予定はないのに、一体誰か?


「はい、どなたですか?」
「カレンです。今よろしいですか?」
「カレンさん? 開いてますから、どうぞ」


扉を開けて入ってきたのは、珍しく私服のカレン。その後ろから、ミレイも顔を出した。
神楽耶が首を傾げた。


「あら? カレンさんとミレイさんは確か旅行に行ったんじゃなかったんですの?」
「ちょっと、予定変更になりまして…」
「うふふふふ! ナナちゃん!!」
「はい、なんですか?」


にやにや笑うミレイに、今度はナナリーが首を傾げた。ちなみにスザクは仮面の下で眉を寄せている。学生時代に目が見えていなかったナナリーは分からないだろうが、あの表情は、何か企んでいる笑顔だ。


「あのね、お土産があるの!! それもすっごぉーいのが!! きっとナナちゃんも気に入ると思うわ!! もちろんスザ…ゼロも神楽耶様も!!」
「わたくし達も?」
「まあ、何でしょうか?」


きょとんっとする3人を残して、ミレイはいそいそと廊下の方に出る。なにやら言い合っている様子だが。


「だから、もういい加減観念なさいっての!! ここまで来たんだからもう同じでしょー?」
「おいおい、逃げ出そうとすんなよー。ただでさえ体力ないのに、へばるぞー」
「もうっここで言い合ってても埒が明かないわ!! カレンーこのお馬鹿そっちに引っ張りだしちゃってちょーだい!!」
「はーい」


呼ばれたカレンも廊下に出る。そして、彼女はひょいっと“土産”を肩に担いで部屋に入った。
じたばたともがく“土産”。細身の体。漆黒の髪。白い肌。紫水晶の瞳。
ナナリー達の息が止まる。見間違えるはずもない。彼は…。
カレンがふんっと“土産”をナナリー達の前に下ろした…否、落とした。痛かったらしく、“土産”の表情が歪む。
ミレイとリヴァル、そしてカレンは満足げに笑顔だ。


「………………る、るーしゅ…?」
「……………………ああ」


スザクは口がからからになりながらも、なんとか声を絞り出す。ナナリーと神楽耶はあまりのことに声も出ない様だ。
スザクはふらふらっと彼の…5年前に死んだはずのルルーシュの元へと動く。


「ほん、とに……? ほんとにルルーシュ…?」
「…ああ。正真正銘ルルーシュだ」


スザクはふるふると拳を握り締めながら、ルルーシュに近寄る。


「なんで、生きて…? 僕、ちゃんと、刺したよね?」
「ちゃんとどころか確実に刺したぞ、お前は。なんで生きてるかは、今から説明する。…だから、その、拳を握り締めながら近寄るな! お前に叩かれたら俺は死ぬぞ確実に!!!!」
「どうせ死なないんだから叩いちゃいなさいスザク!」
「そーだそーだ! 勢い良くいっちまえー」
「がっつーんっと一発お見舞いしないと、その子理解しないわよー」
「なっお前ら煽るな!!!!」


本気で慌てているルルーシュ。その姿に、スザクは涙を堪えることができない。
スザクは邪魔な仮面に手を伸ばす。この5年間、自室以外では決して外さなかった仮面。しかし、今は邪魔なだけだ。だって、彼がきちんと見れない。
仮面を外し、スザクはルルーシュに抱き付いた。恥も外聞もない。ぼろぼろと涙を零して、子が母にすがる様に抱き付く。


「るるーしゅるるーしゅるるーしゅっっ!!!!」
「………スザク…………その、全てを背負わせて、すまなかった」
「なん、で生きてるなら生きてるってさっさと言ってくれなかったのさ!? 僕とかナナリーとかが、どんな思いで……っ!! この……っ僕らの涙を返せっ!! この、この……う……ルルーシュの馬鹿っ!!!!」
「……ああ」


己の胸にすがって泣きじゃくるスザクの頭を、ルルーシュは優しく撫でてやる。
そしてルルーシュは、声も出せないほど驚いている最愛の妹にほほ笑んだ。


「その、ナナリー。すまないことを、した。お前に、酷いことを言って、それにギアスも…」
「………どうして、お兄様が謝るのですか?」
「え…?」
「だって、お兄様より、私の方がもっと、もっと酷いこといっぱい言いました。14年間も、お兄様に守られてたのに、私はお兄様を、理解しようと、信じようとすることが、できなかった…。私の方が、最低です。最後の最後に、わかったって、意味、ないです」


ぽろぽろと、ナナリーの開かれた瞳から涙が零れおちる。ああ、どうしてこの人は。


「どうして、お兄様はそんなに、優しいのですか…?」
「優しくなんか、ないさ。ナナリーの方が」
「私は! 私はお兄様さえいれば良かったんです! お兄様さえ、私の傍にいてくれるなら、世界がどうなったって、人々が何人死んだって構わなかったんです!! 私は、お兄様みたいに、世界のことなんて、考えられないんですっ!! 今だって!! お兄様が残した世界だから!! だから、だから…っっ!!!!」


涙は止まることを知らずに流れ落ちる。零れていく涙を見て、ルルーシュは、スザクを撫でていない方の手を、腕をそっと広げた。そしてナナリーにほほ笑む。
ナナリーは耐えられなくなった様で、ルルーシュの近くまで車椅子で移動すると、そのままルルーシュに向かって抱き付いた。
ルルーシュが、抱き付いてきたナナリーを優しく抱き締める。


「…泣かせてしまって、すまない。辛い思いをさせて、すまない。…愛しているよ、ナナリー」
「私も! 愛して…愛しています、お兄様っ!!!!」


泣きじゃくる2人を抱きかかえながら、ルルーシュは優しく笑う。
そんな彼に、神楽耶はそっと近寄った。
ルルーシュと神楽耶の視線が交わる。


「………………お疲れ、様でした」
「…ああ」
「…………わたくしは、良い、妻でしたか?」
「……ああ。多くを助けられた」
「なら、良かったですわ」


神楽耶はにっこりとほほ笑む。少し眼尻が光っているが、それを感じさせないほど、優しく笑っていた。そして、すっとルルーシュに一礼する。


「…ありがとうございます。……世界を代表して、お礼を言わせてくださいな」
「……こちらこそ、ありがとう」


お互いにほほ笑んで、笑い合った。


「感動の再会は済ませたか?」
「C.C.! あんたどこ行ってたのよ?」
「こいつを呼んで来たんだ」


C.C.が指差す先には、メイド服を着た咲世子がいつも通りに……いや、少し泣き出しそうに立っていた。彼女はルルーシュに頭を下げると、傍らにあったティーポットを手に取って微笑む。


「ルルーシュ様、お茶を、飲んでくださいますか?」
「ああ。もちろんだ、咲世子」
「では、ご用意しますね。…少々、お待ちください」


ルルーシュにもう一度頭を下げると、咲世子はお茶の用意を始める。その表情は歓喜に満ちていた。
C.C.は、スザクとナナリーに抱きつかれているルルーシュに近寄ってにやりと笑う。


「さっき、咲世子を呼んでくるついでに、ジェレミアにも電話しておいた」
「なに?」
「何が何でも、収穫をほってでも馳せ参じますっと叫んでいたぞ? 愛されてるな、お前は」


C.C.は部屋をくるりっと見回す。
泣きじゃくるスザクとナナリー。それにつられて泣きそうな表情のカレンとリヴァル。そんな彼らを優しく見守っているミレイと神楽耶。幸せそうにお茶を入れる咲世子。みんな、ルルーシュが生きていたことを喜んでくれている。C.C.は嬉しそうに笑った。


「…おい、スザク。そろそろ離れろ。俺はハンカチじゃないんだぞ?」
「嫌だ! 離したら消えるかもしれないじゃないか!!」
「消えないって。ちゃんとここにいるから。…ほら、ナナリーも、もう泣きやんでくれ」
「無理ですっ。止められ、ないんです…っ」
「こう言う時は、思いっきり泣いてしまえば良いのです。下手にため込むのはいけませんわ!」
「つーことは、俺らもまだまだボロ泣きして良いってことだよな!」
「って、リヴァルもう泣いてるじゃない」
「そう言うカレンもだろ!」
「お前ら、ここに来るまでの飛行機でも泣いてたのにまだ泣くのか?」
「ルルちゃんはこれに関して口答えする権利はないわよー! みんなが泣くのを見て、おろおろすれば良いわ!!」
「「そーだそーだ!!」」


ルルーシュは苦笑しながら、スザクとナナリーの頭を撫でた。
もう、二度と触れられないと思っていた感触。ルルーシュも、自分の目頭が熱くなるのを感じた。
紅茶の香りが部屋に広がる。
優しい人達。優しい空間。ルルーシュはにっこりと微笑んでぼそりっと呟く。


「………ありがとう、みんな。…本当に、ありがとう」


その言葉に、泣いていたスザクとナナリー、カレンとリヴァル、それを見ていたミレイと神楽耶、C.C.、咲世子が優しく微笑んだ。










そう言えばスザクに言いたいことがあるんだが
え、なに?
…お前、ゼロに成りきれてないだろう!?
は? え、な、何、どこら辺が??
全部だ全部!! 動きは硬いし口数も少ない!! なんだこの間の演説は!!
そんな、君の過剰な動きとしゃべりをまねできる人間はこの世に存在しないよ!!
あとお前しゃべりはシュナイゼル辺りにカンペ作ってもらっているだろう!?
な、なぜばれた…っっ!!!!
あらスザク、わたくし言いましたよね? ゼロ様を演じるのであれば完璧にしろ、と
か、神楽耶、その、怖い、怖いよその笑顔…っ!!
あとでみっちり特訓してやるからな、覚悟しておけ
え、遠慮したいです………


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2008.10.04 | | Comments(4) | Trackback(0) | 中編小説

コメント

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2008-10-05 日 03:03:16 | | # [ 編集]

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2008-10-05 日 05:24:37 | | # [ 編集]

お土産…(汗)

お土産…もとい、ルルちゃん…あんた、まだ抵抗していたんですか。体力ないのに平均&平均以上の方達相手に無駄だってこといい加減学べよ(^_^;)(しかも平均以上=カレンに思いっきり落とされてるし。)

さてスザクやナナリー達ととうとう再会。案の定みんなボロ泣きですね(咲世子もここでは泣いてないけど影でひっそり泣いてそう)
ナナリー、「お兄様の馬鹿ぁ!!」とビンタの一発でもお見舞いしてやれい(笑)

さぁC.C.も来たし、みんな揃ったところで空白の五年間の告白タイム開始!どんなネタバレが飛び出すかドキドキです!!

2008-10-05 日 18:30:57 | URL | 伽羅 #CWUURYHQ [ 編集]

コメントありがとうございます!

>Sign様
神楽耶に関しましては、24話での「少なくとも独裁者を是としない~」と言う台詞と、25話のC.C.に対して言った「あの方のために~」、最後のルルーシュが刺される場面での表情で、なんとなくルルーシュのしていたことを察したのかなと、(私は)考えていたので、とりあえず優しくしてやろうと(笑)
ナナリーの傍に、ゼロ(スザク)以外にいる人物が欲しかったので、と言うのもありますが(←)ナナリーの傍にいても不自然じゃなくて、なおかつルルーシュのしたことを理解してそうなのって神楽耶くらいしか考え付かなかったんですよ^^;口調に特徴があって書きやすいですし!!(爆)
じ、実を言いますと、拍手やら訪問者数が増えて、嬉しい反面地味にびびっております(←)あああ、ギアスは偉大ですねぇ…
これからもがんばりますので、よろしくお願いしますね! コメント、ありがとうございました!!


>5日5時の方
確かにあれですよね、ルルーシュがゼロをやった方が良いですよねースザクは体力バカなので、ゼロは上手くできなさそうなイメージが……でも2期の演技力ならいけるか…??
そうなるとカレンは大変ですねwwプライベートではC.C.で、職場ではスザク…ジェラシーめらめらってなりそうですww(笑)この3人でルルーシュ取り合っても楽しそうですねーwwもちろん、最終的にはナナリーが勝ちます(笑)
コメント、ありがとうございました!!


>伽羅様
ルルーシュは頑固ですからww(笑)
頭は良いはずなのに、以外に学習能力ないですよね、ルルーシュって(←)きっと頭の中で逃げ出すための作戦とか356通りくらい出てるんですよ。でも逃げれないww
咲世子さんはメイドの鑑ですから! 主人の前では泣かないイメージがあります。後で合流予定のジェレミアはきっと主人の前でもボロ泣きでしょう(笑)
ナナリーのビンタは考えましたが、なんとなーくしないだろうなぁと。結果的に、ナナリーはルルーシュのことを信じられなかったので、きっとそのことで自分をずっと責めているだろうなと思ったので。まあ、その代りに前回ミレイさんに2回叩いてもらったんで大丈夫です(笑)
それでは、コメントありがとうございました!!

2008-10-06 月 22:10:35 | URL | あず #- [ 編集]

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