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感謝を込めて5

感謝シリーズは終わりと言った舌の根も乾かぬ内に(笑)
たぶん、これで本当に終わり、ですかね?(聞くな)
本当を言いますと、これの前に、4の設定を使ったギャグを入れようと思ったんですが(ほとんどシリアスでしたので)、書いてて、なんかもう無理って思ったので(←)
ギャグの方は、またちまちま書いて、リサイクルの方にでも入れようかと思ってます(転んでもただじゃ起きませんよ!!)

……サーチのPRで、第四弾となっていましたが、第五弾の間違いでした。申し訳ありません><;

すべてが終わった後、彼と話す彼の話です
それでは続きからどうぞ!










○感謝を込めて、君に思い出を贈ろう








スザクはきょろきょろと周りを見回した。
少し先に、目当ての人物が立っているのを発見して、駆け寄る。


「ルルーシュ! 待たせてごめん!」
「いや、大丈夫だ。そんなに待っていない」


謝るスザクに、ルルーシュは優しく笑いかけた。
お互いに笑い合って、2人は歩き出す。


「ほんと、久しぶりだね」
「ああ。お前は元気にしてたか?」
「うん、すっごく元気だったよ」


穏やかな雰囲気。
歩みを少しだけゆったりとしたものに変える。二人で、並んで歩くなんて、久々だから。


「世界は優しくて平和になったか?」
「小さな争いごとは起こってるけど、優しくて平和な世界になった。すっごくがんばったから、褒めてほしいな」
「ふふ。さすがはスザク、我が騎士だ」


ルルーシュの賛辞に、くすぐったそうにスザクは笑った。
そして、ルルーシュはスザクに問う。


「ナナリーは?」
「今はもう退位しちゃってるけど、賢帝として、相談とかいっぱい受けてる。見える様になった眼で、君の残した世界を焼き付けてたよ」


ルルーシュは愛しい妹を想う。


「C.C.は?」
「彼女に関しては、君の方が詳しいんじゃないかなぁ? たまにふらっと現れて、ナナリーとお茶して、僕にピザを強請って、またどこかに旅に出てたよ」


ルルーシュは契約を果たせなかった魔女を想う。


「カレンは?」
「あの後、留年したけどアッシュフォードを卒業したよ。医療関係の道に進んで、ラクシャータさんの下でお母さんを完全に治す薬を作ってた」


ルルーシュはゼロの紅き騎士を想う。


「生徒会のみんなは?」
「ミレイさんはリポーターと言えばバラエティと言えば、って言われるくらい有名になった。僕もリポートされたけど、あの人の話術はすっごいよ。ゼロ以上かも。リヴァルはバーテンダーになって、お店を持ってるよ。扇さんの結婚式で知り合った玉城さんと、良いライバル店って感じかな。ニーナはロイドさんやセシルさんと一緒にゼロのフォローをしてくれた。あとフレイヤの技術をなんとか平和利用できないかってずっと考えて、最近は電力とかそう言うのに応用してた」


ルルーシュは約束を果たせなかった友人達を想う。


「黒の騎士団の奴等は?」
「元々の幹部だった人達は、大体が普通の生活に戻ったよ。今は、藤堂さんとか星刻さんの部下だった人達が主に動かしてるかな? でも騎士団がでることなんて、ほんとにめったにないから結構暇そう」


ルルーシュは共に戦った仲間を想う。


「超合集国は?」
「議長の神楽邪が頑張ってたよ。君に会うときに恥ずかしくないようにって。ゼロとして会った時に、『貴方の正体が誰であれ、わたくしの夫が恥をかかないようにしっかりとしてくれないと困りますわ!』って言って、しばらくみっちりゼロの特訓をさせられた」


ルルーシュは勝利の女神だった自称妻を想う。


「中華は?」
「引退して療養してる星刻さんに教えてもらいながら、天子様が頑張ってたよ。時々神楽邪に助けられながら、外の世界の平和を守ってた。あと、黒の騎士団に残ったジノもよく遊びに行ってたみたい」


ルルーシュは小さかった少女を想う。


「ジェレミアは?」
「ジェレミア卿は、ルルーシュが言ったオレンジを極めるために、実家の土地でオレンジ農園を始めたんだ。最初はみんな笑ってたんだけど、ほんとに美味しいオレンジでさー。あとびっくりしたのはその農園をアーニャが手伝ってるってこと」


ルルーシュは母と己に忠義を誓ってくれた部下を想う。


「咲世子は?」
「咲世子さんはナナリーの側でいつも通りだったよ。たまに、変装して周りを驚かせてた。あと、忙しすぎる時とか、ゼロをやってもらうんだけど、いっつもすごい行動をして、神楽邪に『そんなのゼロ様じゃありません』って怒られてた」


ルルーシュは付き従ってくれた女性を想う。


「コーネリアは?」
「コーネリア様はナナリーを助けながら、世界を平和にするために尽力を尽くしていたよ。ギルフォード卿もそれを手伝って…ああ、ギアスが発動しないように、サングラスをかけていたんだけど、天子様に怯えられてさ。ジェレミア卿のところまでキャンセラーをかけてもらいに行ったんだよ。お土産はもちろんオレンジ」


ルルーシュは好きだった異母姉を想う。


「―――じゃあ」


2人の話は尽きない。
人々の話。国々の話。世界の話。未来の話。


「なあ、スザク」
「ん?」
「俺を憎くなかったか? 全てをお前に押し付けて死んだ俺が」
「んー………憎くないって言ったら嘘になるけど、でも…」


スザクは笑う。


「僕は、君から罰をもらいたかった。そして、君は本当は明日を生きたかった。……なら、もう十分だろ?」
「………そう、か?」
「そうだよ!」


スザクがルルーシュの手を取って駆け出す。
ルルーシュは引っ張られながらも懸命に走った。息がそんなに上がらないと言うことは、スザクもルルーシュに合わせて減速しているのだろう。


「………………体力馬鹿のくせに」
「なにか言ったー?」
「なんでもない!」
「それより、まだなの?」
「もう少しだ! ……もうちょっと…………ほら見えた!」


ルルーシュが指差す先には、会いたかった人、人達、望んでいた、切実に願った場所。
スザクは眼を細めて笑う。ああ、やっと。
ルルーシュの手を握る力が強まる。
そして、ルルーシュの悲鳴を聞こえないフリをして、ラストスパートをかけた。
目指すは…―――










もう、安堵しても良いよね?
もう、眠っても良いよね?
もう、心から笑っても良いよね?

今度こそ、彼と、彼女と、みんなと
さあ! ハッピーエンドを描こう
世界は輝いているから!


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2008.09.30 | | Comments(1) | Trackback(0) | 中編小説

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2010-11-20 土 12:24:00 | | # [ 編集]

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