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感謝を込めて 3

ルルーシュ追悼“感謝を込めて”第三弾!!
全てが終わって、その後な感じのC.C.と仲間達(笑)です
一応、前2つともつながっている感じで

……ふう、見た後眠るつもりだったのに、見ずにずっと書いてましたよ(←)
いえ、まだ書きたりないので、とりあえずいったん寝てから、感想のところに書いたルルーシュ生存ネタを書く予定ですよ!!(誰かそろそろ止めてヤレ)

とりあえず、続きからどうぞー









○感謝を込めて、君に世界を贈ろう








C.C.は久々にこの地を訪れた。
今は、超合集国の要と言っても過言ではない日本の地を。
C.C.は迷わずアッシュフォードに向う。今建てられているものではなく、すでに使われなくなった旧校舎の方へ、だ。
C.C.は空を仰ぐ。
あれから…ルルーシュが討たれてから今日で7年。
世界は争いもなく、平穏にそして平和に過ごしている。


「全く。お前が気にしなければ、私は別に行くつもりではなかったんだぞ?」


誰も周りにいないのに、いきなり話出すC.C.。彼女の頭の中には声が響いているらしく、彼女は時折相槌を打ちつつ、目的地に向かう。
手紙に同封された招待状。それを手で弄びながら、C.C.は逸る気持ちを抑えた。





こんこんっと元クラブハウスの扉を叩く。
すると、中から元気の良い声が聞こえた。


「はいはーい! …って、C.C.! やっと来たわね!!」
「ああ、久しいなカレン」
「久しぶりすぎよ!」


当時より若干伸びた赤髪は、跳ねずに自然と大人しくなっていた。少し、まだ少女と言った感じが残るが、それでも彼女はもう立派な女性に成長していた。


「もう! 毎年毎年招待状送ってるのに、全然音沙汰ないんだから!!」
「毎回毎回気になっていたんだが、私の居場所をどうやって特定してるんだ?」
「…あんたくらい目立つ髪色のやつ、結構すぐに見つかるわよ。……まあ、見つけてるのは咲世子さんだけど」


恐るべし、篠崎流37代目…。
C.C.の頭に、笑い声が響く。ええい、うるさいぞ! つまりは髪色を変えれば良いんだ!!


「ほら早く! 他のみんな待ってるわ!」
「おい、押すな」


押されて行った先はクラブハウスの広間。確かフレイヤの被害にあったはずだが、奇麗に修復されていた。まあ、7年も経つんだしな。
広間には、すでに人が集まっていた。入ってくるC.C.を見て、何人かが駆け寄ってくる。


「C.C.さん! お久しぶりです!」
「ナナリー、久しぶりだな。…少し胸が大きくなったか? さすがマリアンヌの子だな」
「ちょっと! それセクハラよ!!」
「ふふふ、良いんですよカレンさん」
「C.C.、久方ぶりだな。どうだろう、私の農場で採れたオレンジを食べてみてくれ」
「私も、手伝った」
「…ジェレミア。お前本気でオレンジ栽培を始めたのか…? アーニャまで……」
「何を言う!! オレンジは我が忠義の名!! その名を極めなくてどうすると!!」
「ああ、わかった。わかったから近づくな。暑苦しい」
「そこまで言っては酷いのではないか?」
「星刻! お前もいたのか」
「わたくしが誘ったんですの。天子様と一緒に。ミレイが良いって言ってくださったから」
「わ、私も来て良いって、ミレイが言ってくれたの! ミレイって、優しいし、素敵な人だよね……私もあんな風になりたいなぁ」
「……おい星刻、これは少し不味いんじゃないか?」
「…………天子様がお望みとあれば……っ」
「……………天才と馬鹿は紙一重なのか? やっぱり」
「はいはーい! みんなの味方なミレイさんよ!! ようこそ!! 我が元クラブハウスへ!!」
「……もう出来上がっているのか?」
「いんや、彼女はこれがふつーなんだよぉ」
「ロイド? お前ミレイとはもう婚約者じゃないんじゃ…」
「そーだそーだ!! 会長…じゃなかった、ミレイさんにつっつつつ付きまとわないでください!!」
「んー? 僕達友人なんだよ。ねぇ」
「そう! 私とロイド伯爵はなっかの良いお友達なんですよん!」
「ほらー」
「ま、まじでーっ!!?」
「ロイド先生とミレイちゃん、意外に気が合ったみたいで、少し前のこの会合で意気投合したの」
「ほう……それはそれは」
「あら、C.C.さん。いらっしゃい。何か食べますか? 私も今日は張り切ったんですよ」
「いや、気持ちだけで胸がいっぱいだ」
「賢い判断よぅ。あっちにいる元黒の騎士団の面々は潰されちゃったからぁ」
「玉城に南に杉山か……成仏しろよ」
「うるさくなくなって、これはこれで良いんだけどねぇ」
「藤堂や千葉、扇とヴィレッタのカップルどもは?」
「藤堂さん達は仕事! 扇さん達は、三人目の世話で忙しいみたい」
「なるほど、お盛んだな」
「………C.C.、あんた前よりオヤジ化してない?」
「よーカレン。……と、えっとC.C.だっけか?」
「ジノ・ヴァインベルクか」
「そうそう、よく知ってるな! ……その手に持ってるの、何?」
「これか? これは携帯用チーズ君だ。大きいのは持ち運びが不便だからな」
「へー! おもしろいな、庶民の…って、私ももう庶民だったな」
「C.C.様、グラスをどうぞ」
「ああ、咲世子ありがとう」
「いえ。もうすぐスーさん……いえ、スザク様がいらっしゃいますので、そうすれば乾杯と言う流れになります」
「ああ、ありがとう」
「………と、言っている内にいらっしゃったようですね」
「ごめん! 遅れた!! 仕事が片付かなくて……」
「…………枢木スザク、お前、なんだその格好は。ださすぎるぞ?」
「え? そうかなぁ?? ほら、僕一応もう死んだってことになってるからさ、変装?」
「そのだささは余計に目立つだろう!? ちょ、誰かなんとかしてやれ!!」
「「「「「「「「無理」」」」」」」」
「即答か!!」
「なんだか良くわからないけど、ダメなの? この格好」






全員がグラスを持つ。その様子を確認して、ナナリーが乾杯の音頭を取った。


「優しい世界に、乾杯!」
『かんぱーい!!』


そう、今日は優しい世界が造られた日。
そう……今日は、彼の命日。
あの時から、毎年毎年、彼らは誰に何を言う訳でもなく、この日ここに集まる。
彼のことを、彼が世界のためにしたことを、忘れないため。
それが、真実を知った自分たちに対する義務。
だから、毎年毎年この日は皆が集まるのだ。
彼のことを思うために。
C.C.はひとり、喧噪から離れてベランダに出た。空には星が輝いている。
ふと、頭に響く声が大人しくなっていることに気付く。C.C.は優しく微笑むと、声をかけた。


「…みんな優しい奴らばかりだな。ああ、そうだな………おいおい泣くなよ? そっちの他の奴らが心配するだろう? ただでさえお前の周りは濃い奴らばかりなんだからな」


くすくすとC.C.が笑う。それに合わせて、泣いていた頭の中の声も笑った様だ。
C.C.は目を細めながら、部屋の中を眺める。
みんな、それぞれ思い出話をしながら、楽しんでいる。そうか、もう思い出になれたんだな。少し寂しそうで、でも安堵した様な声が響く。
その声と部屋の中の喧噪を聞きながら、C.C.はにやりと笑う。


「ふふ………今、もしお前と話ができると知ったら、あいつらどんな反応をするだろうな? なあ、ルルーシュ」


ルルーシュは死んだ。しかし、死んだ魂は集合無意識に集められる。そう、Cの世界にだ。
C.C.は、Cの世界に行った己の契約者に対してのみ、干渉できる。マリアンヌと交信していたのも、彼女の肉体が死んでCの世界と繋がっていたから。やろうと思えばマオとも交信は可能だが、あれはまだ拗ねているのか反応を返してくれない。他の契約者のことはもう朧げだ。ゆえに、C.C.が今交信できる相手はルルーシュのみだった。
くすくすと笑いながら部屋に行こうとするC.C.に、声は弱弱しく、言う気なのか? と問うてくる。C.C.はにっこりと笑った。


「安心しろ、まだまだだ。もっともっと優しい世界にならないと教えてやらんさ」


だから、もうしばらく。
ルルーシュの声は自分が独占するのだ。
C.C.は楽しそうに笑った。










声が聞こえる
優しい彼の声が
もう少し、もう少し
もっと世界が優しくなるまで!


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2008.09.29 | | Comments(0) | Trackback(0) | 中編小説

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