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感謝を込めて 1

はい、だいぶ落ち着いてきました
とりあえず、このあともう1度最終回を見てから眠ろうと思います(←どんだけマゾ?)

ルルーシュ追悼“感謝を込めて”第一弾!!
ルルーシュにとって、きっと幸せな終わりだったのだろうと必死で考えて書きました。。。
ちなみに、第一弾と銘打ったからには、次もあります(笑)とりあえず、今考えてるのでは3つほど…

それでは、続きからどうぞ!










○感謝を込めて、君に笑顔を贈ろう








ルルーシュは笑っていた。
心の底から、幸せだと。心の底から、満足だと。
ルルーシュは優しく笑う。
世界を想って。彼らを想って。未来を想って。
そう。彼は幸せなのだ。


「ルルーシュ!」


己を呼ぶ声に、ルルーシュは閉じていた瞳を開く。
長い間閉じていた瞳に光は少し堪えたので、もう一度瞳を閉じ、開いた。
目の前には、桃色の髪を風になびかせる大切な異母妹。


「もう! ルルーシュったら、やることが奇抜過ぎます!」
「はは、ユフィに言われたらお終いだな」
「どう言う意味ですか!」


もうっと頬を少し膨らませる異母妹に、ルルーシュは苦笑しながら謝る。
そっぽを向いていた異母妹が、ちらりっとルルーシュを見てから、仕方がないと言った表情で笑った。


「ルルーシュですものね。不器用で、意地っ張りで、ちょっぴりお馬鹿で…」
「おいおい、酷い言い様だな」
「…でも」


異母妹がルルーシュの手を取って歩き出す。


「でも、ルルーシュは優しくて…自分以外には、すっごく優しいもの」
「そんなことはないよ。今だって、見てただろう? 俺はいろんな人を泣かせすぎた」


ルルーシュは苦笑しながら、異母妹に引かれるままに歩く。
ふいに、異母妹が引いていない方の腕が掴まれた。


「そうだよねぇ。ルルってばほんと泣かせすぎ!」
「シャーリーのことも泣かせたしな」
「ルルってほんと、ダメ人間なんだから」
「手厳しいな」


ふふっと笑う彼女がルルーシュの手を握り締める。


「だから、やっぱり私がいなきゃ!」
「シャーリーがいたら、きっと殴ってでもルルーシュを止めたと思うわ」
「あ! ユーフェミア様笑わないでくださいよぅ! むむ! ルルまで!」
「ごめんごめん」


あははと笑いながら、3人は歩く。
すると前方に佇む人影。その人影が誰か知って、ルルーシュは笑顔で名前を呼んだ。


「ロロ!」
「…兄さん!」


同じく笑顔で駆け寄ってくる弟。
抱きついてくる弟を、ルルーシュは両手が塞がっている状態でなんとか受け止めた。


「兄さん、痛かったよね? 辛かったよね?」
「多少痛かったが、それでも辛くはなかったよ」


頬を摺り寄せてくる弟に、ルルーシュは笑顔で答える。


「きっと、望む未来が訪れるとわかっていたからな」
「…兄さんは貧乏くじばっかり!」
「そうね、ルルーシュはもうちょっと周りの人に頼った方がよかったと思うわ」
「ほんとほんと! ルルってばなんでも1人で背負い込んじゃうんだもん…ずるいよ」


しゅんっとなった彼女の頭を、優しく撫でる手。
ルルーシュは両手が塞がっている。ゆえに、誰だと首を回すと、そこに立っていたのは異母兄。


「ルルーシュは子供の頃からそうだったからね。なんでも1人でやろうとして、結構失敗する」
「クロヴィス兄上、からかうつもりなんでしたら、受けて立ちますよ?」
「ルルーシュ相手にそんな恐ろしいことできる訳ないじゃないか。私なんてすぐに言い負かされてしまう!」


降参と言わんばかりに両手を上げた異母兄に、4人はくすくすと笑う。
異母兄はにっこりと笑うと、今度はルルーシュの頭を優しく撫でた。


「まったく。…ルルーシュは本当に馬鹿だなぁ」
「ほんと、馬鹿ですよね」
「ええ、お馬鹿さんですわ」
「兄さんは賢いけど、使いどころ間違ってるよね」
「あんまり馬鹿馬鹿言わんでくれ」


くすくすと笑いながら言われる言葉に、ルルーシュは少しだけ怒った風を装って言った。


「あはは! ルルが怒った!」
「まあ! みなさん、逃げましょう!」
「ルルーシュに追いつけるかな」
「兄さん、捕まえてね!」


それぞれに走り出す彼らを、ルルーシュは笑顔で追いかける。
足が、体が、とても軽い。
これなら、いくらでも走れそうだ。
今はもう、重たかった剣も、位も、マントも、仮面も、何もかもない。
空だって飛べるんじゃないか。ルルーシュは普段なら思いもしないことを思った自分に、笑う。
走っていくと、彼らは少し先で佇んでいた。

ユーフェミアが笑顔でルルーシュを見つめている。
シャーリーが笑顔でルルーシュの名前を呼んでいる。
ロロが笑顔でルルーシュに向かって手を振っている。
クロヴィスが笑顔でルルーシュにおいでと言っている。

他にも、シャルルやマリアンヌ、V.V.の姿が見える。
よく見てみれば、彼ら以外にもたくさんの人。
今までルルーシュが奪い、奪われたたくさんの命。
彼らのもとに駆け寄ると、ユーフェミアが、シャーリーが、ロロが、クロヴィスが、ルルーシュを抱きしめた。


「「「「お疲れさま、ルルーシュ!」」」」


彼らに笑顔を返して、ふと、気になったから、ルルーシュは後ろを振り返った。
振り返った先にいたのは、残して逝く人達。託して行く人達。
C.C.が、スザクが、ナナリーが、カレンが、ジェレミアが、咲世子が、ミレイが、リヴァルが、ニーナが、ロイドが、セシルが、アーサーが、ジノが、アーニャが、神楽耶が、コーネリアが、その他にもたくさんの人達が。


『ありがとう、ルルーシュ』


みんなが微笑む。
そして、ルルーシュもとびっきりの笑顔で微笑んだ。










ありがとう
私はこの感動を決して忘れません
ありがとう
私は貴方のことを決して忘れません
ありがとう
この世界を彩ってくれた貴方に
心から、ありがとう!


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2008.09.29 | | Comments(2) | Trackback(0) | 中編小説

コメント

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2008-09-30 火 02:14:11 | | # [ 編集]

コメントありがとうございます!

>志緒様
はじめまして!! 初コメントありがとうございます!!
『足が~』のくだりは、私自身も自分で書いていながら泣いてしまいました。。。
でも、死んで、Cの世界に行ったルルーシュはもうすべての重圧から逃れても良いと思います
ナナリーへの想い、スザクへの想い、世界への想い…もうそんなに重いこと考えなくても良いと思うのです。だって今までずっとルルーシュは頑張ってきたから。ギアス世界のほとんどの人が知らないけれど、私達視聴者は知っています。彼がどんなに頑張ったか
だからこそ、ルルーシュはCの世界で、周りに愛されて甘やかされてすごしてほしいって思います
私もなんだかまとまっていませんが^^;
それでは、コメントありがとうございました!!


2008-09-30 火 22:54:11 | URL | あず #- [ 編集]

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