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真夜中の雲、真昼の月 -2-

はい、ラウンズパロの2話です! …今回は少し短いですが、切りが良いので^^;
スザクに冷たいルルーシュを書くことがあんまりないので、すごく新鮮です(笑)

……もうギアスの日ですねー……ああ、早く見たいけど見たくない。。。胃が痛くなりますねぇ…

それでは続きからどうぞー










○感情と理性と、少しの矛盾と。








スザクは走っていた。
部屋から出て行ったゼロを追いかけるために、全速力で走る。
彼の頭の中は混乱していた。

どうして彼が生きている? どうして彼がラウンズに入る? どうしてどうしてどうして!?

スザク自身は、ゼロ…彼を皇帝の前に差し出し、自身をラウンズに入れてほしいと頼んだ後、あの部屋から出されたため、彼の処刑は行っていない。しかし、処刑は行われたはずだ。
スザクは彼を処刑したと言う兵士達に聞いたからだ。本当に彼を処刑したのか、と。
彼らは、黒髪の片目を眼帯で隠した男を処刑した、とはっきりと言った。だから、自分は…。
スザクは唇を噛みしめる。
あの時の気持ちを思い出すと、今でも吐き気がこみ上げてくる。自分で殺したかったと言う思いと、彼が死んだと思いたくないと言う、矛盾した気持ちが。
彼を死なせたくないなどと思うことは、彼に殺された人々…ユーフェミアを侮辱することだ。なのに、自分は…っ。


「…なんっで」


彼が生きていたと知った瞬間、この胸の中に広がった感情。スザクはそれを押しつぶす。そんなことはあってはいけない。あってはならない。だから…っ!!
スザクが角を曲がると、やっと黒と赤の背中が見えてくる。


「―――っ待て!!!!」


スザクの声に、彼らの歩みが止まる。そして、ゆっくりと彼は振り返った。
紫と碧の視線が交わる。


「一体、何の用だ。ナイト・オブ・セブン」


無感情な低い声。


「…君は、なぜ生きてるんだ」
「利用価値があるからだろ」


彼は、嘲笑の表情。その嘲笑は、スザクに対して? それとも自分自身に対して?
黙ったままのスザクに、彼は冷たい目を向けると、後ろに控えていたカレンを促して立ち去ろうとする。


「っ待て、ルルーシュっ!!!!」
「―――その名を口にするな!!!!」


スザクが思わずびくっと固まる。固まってしまうほど、彼の怒声には怒りが込められていた。
彼は、忌々しそうにスザクを一瞥すると、今度こそ立ち去るために背を向けた。
しかし、いったん立ち止まる。


「…私の名前は、ゼロだ。それ以外にはない。覚えておけ」


言い捨てると、彼は今度こそ立ち止まらずに去っていく。
スザクが呆然としていると、その場に残っていたカレンがスザクの足を踏んだ。


「いたっ!」
「…枢木スザク、あんた、彼に…ゼロにあんまり話しかけないでくれる?」
「………カレン、君は…」


幽霊でも見たかの様な視線を向けられて、カレンは忌々しそうにスザクを睨みつけた。


「なに? ゼロも私も生きてちゃ困るの? …困るでしょうね、あんたはゼロを売ってその地位についたんだから!」
「……いったい、どうして…」
「…さあね。あんた達が守ってる皇帝へーかにでも聞いてみたら?」


ふんっと鼻で笑うと、カレンもスザクの前から立ち去った。足早だったのは、スザクの傍にいたくなかったか、早く彼に追いつきたいからか。
その場に残されたスザクは、しばらく茫然と佇むだけだった。










どう言うことだ
どう言うことなんだ
問いかけても、答えをくれるものなどいない
ああ、どうして…
どうして……?


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2008.09.14 | | Comments(0) | Trackback(0) | 捏造・長編/真夜中の雲、真昼の月

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