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20話派生なお話

ええ、耐え切れずに書いちゃいましたよ。。。
20話の派生話で、黒幕がマリアンヌ様だったら…的なお話です。ルルは出てきません
自分で書いたんですが……ううう。。。痛いよう辛いよう悲しいよう……
本編がこんな感じにならないことを祈ってます
お願いマリアンヌ様っ!! 貴女は良い母親だって信じさせてっっ!!(←)

色々つじつまが合っていませんが、そこはフィーリングでお願いします(爆)
それでは続きからどうぞー







崩れた扉の向こうには悲劇、現実には悲しき喜劇








爆風が止み、崩れた土を被っていたスザクは穴から這い出した。
すぐさま、ルルーシュが向かった先へと急ぐ。

駄目だ。駄目なんだ。その十字架は、僕が…―――

無我夢中で走ったスザクが辿り着いたのは、一年前、ルルーシュを…ゼロを捕らえたあの場所。
しかし、その場は一年前と全く異なっていた。


「……扉が……ない………?」


一年前にはあったはずの、紋章が描かれた扉。
今、そこに扉はなく、あるのはただ崩れた岩ばかり。
スザクの表情から血の色が消えた。

まさか、ルルーシュはあの向こう…っ!?

スザクは慌てて崩れた岩場に向かい、岩を退かそうと試みるが、無情にも岩は全く動かない。


「…っくそ!! こうなったらランスロットで……っ」


全く動かない岩に焦れたスザクは、一旦戻るつもりで振り返った。
その視線の先にいたのは…。


「……アーニャ……? どうしてここに……待機じゃ、なかったのか?」


スザクの呟きに対して、何の表情も見せないアーニャ。その様子に、スザクは腰を落として、いつでも動ける様にする。
同じラウンズのジノは皇帝側についていた。ならば、アーニャもそうである可能性は捨てきれない。皇帝を助けに、スザクを捕らえにきたのかもしれない。
そんなスザクの尻目に、何事もないかの様にアーニャは歩く。
スザクの横を通り過ぎ、扉があった場所に立つ。そして、岩に手を触れた。


「………アーニャ?」


スザクの怪訝な表情に対し、アーニャはどこまでも無表情。
スザクが困惑していると、洞窟の入り口辺りから、人の気配。そちらを見ると、そこにはいつの間に着いたのか、シュナイゼルを始めとして、コーネリア、カノン。そして、一時休戦中の黒の騎士団である神楽耶とカレンの姿。
この状況に、スザクは眉を顰めた。


「…スザク君。ここで、一体何があったのかな? 皇帝陛下は…」
「それよりもゼロ様です!! 枢木スザク! ゼロ様は…ゼロ様はいずこに……っ!!?」
「……神楽耶……」


従兄妹の目に浮かぶ涙を見て、スザクは少し戸惑う。


「その……皇帝陛下も、ゼロ…ルルーシュも、この崩れた岩の向こうだ」
「っ!!!!」


その言葉に、神楽耶とカレンの目が見開かれる。
シュナイゼルは眉を寄せた。


「それは……ルルーシュがやったことなのかな?」
「……わかりま「そうだ」


スザクの言葉に被る形で、第三者の声がした。
その声がした方に、全員の視線が集まる。岩場の影から出てきたのは、C.C.。
彼女は尊大な態度で、扉のあった場所に佇んでいるアーニャの傍に立った。
そんなC.C.の様子に、カレンが眉を顰める。


「C.C.……あんた、記憶を失ってたんじゃ…」
「まあな。今はこの通り、元に戻っている」
「じゃあ!! あんたならルルーシュがどうなってるのか、わかるんでしょ!?」


カレンの言葉に、全員の視線が再びC.C.に向く。彼女はくすりっと笑った。


「なぜ、ルルーシュに拘る? お前達はあいつを裏切ったんだろう?」
「…っっ!!」
「あいつは、全てを失って孤独になって、最後に決めたんだ。皇帝と心中しようとな」
「…そんなっっ!!!!」
「今更あいつを求めても、もう遅い」


C.C.の言葉に、カレンは口を噤む。確かに、彼を信じ切れなかった。…でもっ。


「…C.C.ったら、そんなに虐めなくたっていいじゃない」


くすくすと、まるで毒を孕んでいるかの様な微笑が、洞窟内に響く。
その声の主を、スザクは信じられない様子で見た。


「……アー、ニャ………?」


くすくす、くすくすと、“アーニャ”の口から微笑が零れる。
その場にいた者の背筋が、ぞわっと震えた。
平気なのは、唯一C.C.のみ。


「このくらい、虐めにも入らないだろう? 虐めと言うのは、お前が昔騎士候だった時にやったことを言うんだ」
「あら、失礼しちゃうわね。模擬練習のことを言ってるんでしょうけど、あれくらい当たり前よ。愛の鞭ってところかしらね」
「…よく言う」


くすくす、くすくすと、微笑は止まない。
得体の知れないモノを見る目で、シュナイゼルは乾いた口をなんとか開く。


「……………君は、何者だ…?」


“アーニャ”の視線が、C.C.からシュナイゼルに移った。


「あら、ご挨拶ですこと。シュナイゼル殿下とコーネリア皇女殿下は、お久しぶりだって言うのに」
「その姿じゃ、お前だって気付かなくても当たり前だろ?」
「まあ、だからこそ、この体なんだけど」


くすくすと笑う“アーニャ”の笑みが、より一層深くなる。


「もう、八年になるのね。…長かったわ、ここまでくるのに。ここまで、ルルーシュが成長してくれるのに」
「君は……一体なんなんだ!!?」


スザクは震えていた。目の前の少女が、か細いこの少女の中にいるモノが、恐ろしくて。
“アーニャ”はぺこりっとお辞儀をした。


「私は、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア。八年前に死んだ、ルルーシュとナナリーの母よ。そして、世界を操る観察者、とでも言っておきましょうか」


愛らしい少女の姿で、くすくすと笑いながら告げられたその名乗りに、誰もが目を見開いた。
くすくす、くすくす、くすくすと、笑い声が響く。

ああ、この悪夢から早く覚めます様に。

しかし、その願いは叶わない。










世界は喜劇を踊っていた
彼女の掌で
孤独となった彼は喜劇を踊っていた
彼女の掌で

全ては彼女の思うまま
全ては彼女の願うまま

世界を玩具にする美しき“神”
誰もがその御許に跪く


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2008.08.27 | | Comments(0) | Trackback(0) | 短編小説

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