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王を紡ぐ円卓の騎士 -16-

お久しぶりです! 夏風邪ひいてました!!(爆)
いやぁ…久々の38度越えでしたね!! 外も暑いわ私も熱いわでちょっと死に掛けてましたよ!!(←)
いえ、収まってきた今だから笑い飛ばせるんですけど、人より多めに風邪を引いてきた自信のある私ですら、今回はまじでやばいかと思いました^^;
まあ治ってきたのでもう全然大丈夫なんですが、まだちょっと咳が止まらない…('・ω・`;)

…まあとりあえず、「王を紡ぐ円卓の騎士」最終話となりましたー
この後、ちょっとした小ネタ(と言いますか会話文)を点々と載せて、今回の連載は終了です!! お付き合い、ありがとうございました!!

次ー…はとりあえず風邪を完治してから!!(爆)
一応、次はルルーシュinラウンズパロをしたいと思っています。本編なんて無視無視!! な、一期25話から派生のinラウンズで!! ちょっとシリアスに行きたいと思っていますー。よろしければお付き合いください!!

では、とりあえず
続きからどうぞー












○彼を護る優しい世界








瞳を開いて、真っ先に見えたのは真っ白い天井。
次いで見えたのは、泣きそうに歪んだ琥珀色の瞳と黄緑色の髪。


「―――っルルーシュ!!」


がばりっといきなり抱きつかれて、ルルーシュは寝起きの働かない頭で何とか考える。そして、自分の置かれていた状況を思い出した。


「……C.C.?」


ルルーシュを抱き締めたまま、離れようとしないC.C.。より一層力を込めて抱きつかれ、ルルーシュは左肩が痛むのを感じる。
ちらりっと自分の左肩を見てみると、シャツ越しに、白い包帯が見えた。


「C.C.、痛いんだが……」
「煩いこの馬鹿!!!!」


C.C.が体を離す。彼女の目からは、透明な涙がぼろぼろとこぼれていた。そのことに、ルルーシュは慌てる。


「し、C.C.!! な、泣いているのか!?」
「煩い!! お前が一週間も意識不明だったんだぞ!? 泣きもする!!」


言い放つと、C.C.は再びルルーシュを抱き締める。今度は、傷に響かない様に優しく。
ルルーシュは苦笑して、C.C.の頭を撫でた。

一週間…そんなに寝ていたのか、俺は。

ゼロと共にいた時間は、酷く短い様に感じたのだが。
ルルーシュは困った表情で、C.C.を宥める。


「…悪かった。もう大丈夫だ、俺はここにいる」
「……私の許可なく、撃たれたりするな」
「ああ」
「……私の許可なく、ギアスをつかうなっ」
「ああ」
「…私を心配させるな、この馬鹿!!」


C.C.の頭を撫でていた手を、彼女の背中に回す。そして、ルルーシュは優しく笑った。


「ごめん。………ありがとう」


そのルルーシュの言葉に、C.C.は涙を流しながらも微笑んだ。








一旦出て行ったC.C.が連れてきたのは、ナナリーとコーネリア、ユーフェミア。
三人はルルーシュの意識が戻ったことを喜びんだ。
ナナリーは涙を流しながら、何度も何度も、ルルーシュの存在を確認する様に彼の頬をなぞる。


「よかった……お兄様、心配したんですよ。このまま目が覚めなかったらどうしよう、って………本当に良かった…」
「…ナナリー、心配かけてすまない。もう、大丈夫だから」
「あらまだ駄目よ!! 肩の怪我だってあるんだから、養生しなきゃ!!」
「ユフィ……今まで一週間も寝てたんだろう? これ以上寝たら余計に体力が落ちるよ」
「それでも、しばらくは入院しておけ」
「姉上まで……」


苦笑したルルーシュは、姉の視線が鋭いことに気付く。


「……ナナリー、ユフィ。ちょっとお水を貰ってきてくれないか?」
「ええ、構わないわ!! 行きましょう、ナナリー」
「はい。待っていてくださいね、お兄様」
「ああ、ありがとう」


ナナリーとユーフェミアが病室から出る。外にはジノとアーニャが待機していたはずだから、どちらかが護衛についてくれるだろう。
ルルーシュは病室に残ったコーネリアを見た。


「……しばらく、と言うことは、首謀者はまだ見つかっていないのですか?」
「…いや、実行犯でお前を撃ったあの男、本国で見たことのある顔だったからな。首謀者はすぐに割り出せた。やはり皇族、だった」
「有力貴族である自分の息子が、庶民出のマリアンヌの子よりも継承権が低いことが許せなかったらしいぞ」
「………くだらない」
「全くだ。奴らの処分はシュナイゼル兄上が担当してくれるそうだぞ」


コーネリアの言葉に、C.C.がにやりと笑う。


「ざまあみろ、だ。ルルーシュに何かあった時のシュナイゼルは怖いぞ」
「その通りだ。…まあ、私が殴る分くらいは残しておいてもらいたいものだがな」
「………まあ、それは置いておいて。それなら俺が入院しておいた方が良いと言う理由はなんなんですか?」


首謀者も捕まったのなら、そこから芋づる式に色々出てくるだろう。ルルーシュが入院しておく理由など、ないのではないのか?
本気で分からないと首を傾げるルルーシュに、C.C.とコーネリアは呆れた様子でため息をこぼした。


「ルルーシュ、お前分かっているのか? 撃たれたんだぞ?」
「銃弾が貫通していたとは言え、全治一ヶ月だ。しばらくは何もせずに養生しろ」
「しかし……」
「学園の方には言っておく」


“学園”と聞いて、ルルーシュが表情を曇らせた。
そして、苦く笑う。


「…学園には、もう通えないだろ」
「………何故そう思う?」
「何故って……皇族だってばれたし、ギアスのことだって………」


ルルーシュ自身は、ギアスの力が悪しきものだとは思っていない。ゼロと言う存在を知った今となっては、尚更だ。
しかし、誰もがそうは思わない。そのことを、ルルーシュはよく知っている。


「…悪魔だって、悪魔の力だって、陰口を言われるのには慣れている。……でも、生徒会のみんなに、言われたら…………そう思うと、怖くて仕方がないんだ」
「ルルーシュ……」


俯いてしまったルルーシュに、C.C.は眉を寄せる。そして、何かを言おうと口を開いた瞬間、病室の扉が勢い良く開いた。


「そんなこと、言う訳ないでしょ!!」
「そうだよ!! 僕達がそんなこと言う様に見えるの!?」
「私はルルが誰であれどんな力を持ってたって全然平気だよ!!」
「俺らってそんな風に思われてたのかよ? そっちの方が失礼だよなー」
「全くよ。少しは私達を信用しなさいっての」
「仲間……だから………その、信じて、欲しいな」


入ってきたのは生徒会メンバー。
彼らが口々に言う言葉に、ルルーシュは目を見開いた。


「お前ら……」
「ふふ、ルルーシュが目を覚ましたって、C.C.が知らせておいたのよ」
「皆さん受付にいらっしゃったので、ここまで案内してきました」
「ナナリー、ユフィ……」


にっこりと笑う妹達に、ルルーシュはどう言う反応をして良いのか分からない。
苦笑したコーネリアは、気を利かせたのかナナリーとユフィを連れてそっと病室から出た。


「え、と……その……気持ち、悪くないか?」
「何が?」
「ギアス、って言う力を持ってるんだぞ、俺」
「しぃちゃんからそのギアスについて少し聞いたけど、別に気持ち悪くなんてないわよね、みんな」
「ってゆーか、むしろ使わない様にしてるんだろ? だったら別に良いじゃん」
「それに、その力があったお蔭で、私達今無傷なんだし」


あっけらかんと言う生徒会メンバー。
ルルーシュは唖然とした表情で、C.C.を見た。


「しゃ、べった…って……」
「ん? ほんの触り程度だがな。こいつら、順応性が高いな」


そう言う問題なのか? むしろギアスは皇族の秘密なのでは……。
…そう、皇族。


「…俺、皇族だってこと、黙ってたんだぞ?」
「そんなの関係ないよ!! ルルはルルだもん!!」
「シャーリーとか大半の女子にとっては、元々王子様だったし、あんま変わらないんじゃない?」
「…………………」


頭がついていかないらしく、困惑顔のルルーシュに、C.C.は耐え切れなくなった様で、くすくすと笑い出した。


「ルルーシュ、お前は頭が良いのにまだ分からないのか?」


ルルーシュがC.C.を見る。
彼女は、とても優しく笑っていた。


「こいつらにとって、ギアスとか皇族とかも関係ないほど、お前が大好きだってことだよ」
「その通り!! ルルちゃんがたとえ犯罪者になったとしても愛してるわよ!」
「あ! 私も私も!! たとえルルがどんな人間でも、だ、だ、だだだ大好きだからね…っ!!!!」
「ま、そう言うことよね」
「…うん、ルルーシュ君はルルーシュ君、だもんね」
「何年友達やってると思ってんだよ、水臭いよなぁ。そー思わねえ、スザク」
「本当にね。僕なんてかなりの年数友達なのに。話してくれてもよかったじゃないか、ルルーシュ」


口々に言う生徒会メンバー。
その言葉に、ルルーシュの瞳からはぼろりっと涙がこぼれる。
震える口で、ルルーシュは言った。


「……良いのか…? 俺、まだここにいても……」


ルルーシュの言葉に、生徒会メンバーはきょとんっと瞬きを数回。
そしてそのすぐ後、満面の笑みを浮かべた。


「当たり前じゃない!! ルルってばほんと頭良いのに、こういう時は全然なんだから!」
「ルルちゃんがいなくなったら誰が書類捌いてくれるのよー」
「…会長、それ冗談に聞こえませんよ?」
「だって本気だし!」
「ミレイちゃんったら…」
「俺のサイドカーは誰専用だと思ってんだよー」
「一緒に、神楽耶のところに遊びに行くんだろ? 居てくれなきゃ困るよ」


くすくすと優しく笑うミレイ、シャーリー、カレン、ニーナ、リヴァル、スザク。
……そして、優しく見つめるのは。


「………おかえり、ルルーシュ」
「…………ただいま」


涙で濡れた目元を拭って、ルルーシュはとても綺麗な満面の笑みを浮かべた。










貴方がここにいると言う喜び
貴方が愛されていると言う証
魔女は優しく微笑む
貴方が、幸せであることを確認したから

そして完成する

王を護る、円卓の騎士が


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2008.08.16 | | Comments(0) | Trackback(0) | 捏造・長編 / 王を紡ぐ円卓の騎士

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