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王を紡ぐ円卓の騎士 -13-

はい、13話です。
そろそろクライマックスに近づいてまいりましたーあと2、3話ってところですかね
内容のことをちょーっと言っちゃいますと、あれですね、当初は出す予定の無かった人が出ました。しかもKMFに乗って(笑)自分でも、歩兵に対してKMFはどうよって思ったんですが、出したかったから…!!(←)


密林さんでギアスのSE3のジャケット見てきました。
…………ギアスはどこに行きたいんだ………と言うかR2のSEのジャケはパラレル仕様なのか??
で、SEってジャケに出た人物が歌うじゃないですか。誰が歌うかはまだ書いてなかったんですが、

私、断然シャルルをプッシュします…っっ!!!!(←)

だってだって若本ヴォイスで歌ってもらいたいじゃないですか!!!!
…まあネリ様なんでしょうけど………でも夢見ても良いじゃないっ!!(←)



まあそんなこんなで…
続きからどうぞー









○護るという証明(あかし)








七年前、アリエス宮にC.C.が着いた時には、もう全てが終わっていた。
扉を開いてホールに入った足が、止まる。
目の前に広がるのは、何も動かない赤く染まった世界。その中で、一人小刻みに震えているルルーシュを見つけ、C.C.は慌てて駆け寄った。


『ルルーシュ!! これは、いったい…………っ!!』


ルルーシュの瞳を見て、C.C.は息を呑んだ。左目が、赤く染まっている。赤く染まっていない右目からは、涙が零れ落ちていた。


『…し、C.C.………ぼ、くは………ぼく、が……』


震えながら呟くルルーシュに、C.C.は何があったのかを理解する。

ギアスの暴走。

C.C.はルルーシュを抱き締めた。強く、繋ぎとめるように強く。C.C.の胸にあふれたのは、後悔ばかり。あんなに早く、契約などするのではなかった。今までの者と、この子が違うと分かっていたのに、どうしてもっと助けてやれなかったのか。


『お前が悪いんじゃない!! 私が……私の責任だ……』
『でも……ぼくが………母さんが、撃たれて……ななりーが……』


少年の言葉に、C.C.はマリアンヌと、その下に庇われているナナリーを見た。
マリアンヌは、もうこと切れていたが、ナナリーは痛みに気を失っているだけの様だ。今なら、まだ間に合う。
C.C.が耳を澄ますと、ばたばたと近付いてくる足音。騒ぎを聞きつけた警備の者達だろう。


『……ルルーシュ、大丈夫だ。お前のせいじゃない。お前のせいじゃないんだ…』
『……C.C.…………でも…』
『大丈夫……大丈夫だから……』


C.C.が頭を撫でてやると、緊張の糸が切れたのか、ルルーシュはふつりと気を失った。
そんなルルーシュを、C.C.は強く抱き締めた。







襲ってくる兵士達を蹴り倒し、倒れた兵士の足に銃弾を撃ちつける。なるべく殺しはしない。ルルーシュが嫌がるのもあるが、後々、証言を吐かせるためでもある。
C.C.は背を預けている藤堂に叫んだ。


「まだいけるか!?」
「なんとかな!!」


藤堂は持っていた木刀と、倒した兵士の銃を持って次の相手へと走る。
大分倒したが、兵士はまだ大勢いる。C.C.は舌打ちをひとつ。これではクラブハウスに近付くことも儘ならない!
焦るC.C.。焦りゆえに、背後から襲ってきた兵士の攻撃に対応できない。藤堂が叫んだ。


「C.C.!!」
「っ!!」


C.C.は唇を噛む。別に、死ぬ体ではないのだから構いはしないのだが、一度死ぬと復活するまでに少し時間がかかる。
今は少しの時間ですら惜しいと言うのに…!!
C.C.が覚悟を決めた瞬間、銃声が鳴り、C.C.を襲おうとしていた兵士が崩れ落ちた。
銃声がした方を見れば、そこには銃を持ち駆け寄ってくるヴィレッタ。


「ご無事ですか!?」
「ヴィレッタ、状況はどうなっている!?」
「今現在校舎周辺にて警備の者達が、クラブハウス周辺にてジェレミア卿が戦闘中です!! 敵部隊はかなりの数が存在するらしく、こちら側は苦戦で……」
「コーネリア達への連絡は!?」
「それが、ジャミングがかけられている様で、通信が…」


C.C.は舌打ちをする。これでは応援を呼ぶことすらできない。


「……ルルーシュはどうなっている?」
「…発信機によりますと、生徒会室にいらっしゃる様子で……それ以上の状況は……周囲で護衛していた者達との、連絡が取れなくて……」


苦々しく表情を歪めるC.C.に、ヴィレッタは申し訳なさそうに顔を伏せる。
別に、彼女達に対して怒っている訳ではない。己の不甲斐なさに怒っているだけだ。


「…C.C.、ここの連中は終わりの様だ」
「分かった。ならクラブハウスへ急ぐぞ。ヴィレッタ、お前も付いて来い」
「イエス・マイロード」


再び走り出す三人。しかし、もうすぐクラブハウスだと言うところで、群がってくる兵士達に囲まれ、足を止めるはめになる。
C.C.はぎりっと歯を噛んだ。
こんな時に、直接的な力を持たない自分が悔しくて、情けない。
…いや、あるじゃないか。C.C.しか持ち得ない能力が。
己でルルーシュを助けることは出来ないが、これなら、他の…藤堂とヴィレッタをクラブハウスまでたどり着けさせることが出来る。
C.C.は対峙している状態で、横の二人にのみ聞こえる様な小声で呟いた。


「……私が特攻して注意を引く。その間にお前達はクラブハウスに走れ」
「待て、それではお前が…」
「私なら、大丈夫だ」
「無茶です! 死ぬおつもりですか!?」
「……私はC.C.だからな。死には、しないさ」


どれほど銃弾を浴びようが、痛いだけ。だが、ルルーシュは違う。彼は、たった一つの命しか持っていない。


「頼む。もう、これしかない……ルルーシュを、頼んだ」
「C.C.!!」


走り出すC.C.に、ヴィレッタの叫びが聞こえた。
兵士達は銃を構える。C.C.は目を瞑った。これから訪れる痛みに耐えるため。
銃声が鳴る。


「………?」


銃声が鳴ったのに、C.C.は痛みを感じていない。とうとう痛みまで感じなくなったのかと不安になって目を開ける。そこには…。


「………と、トリスタン…?」


そう、空中に浮かぶトリスタン。その手には銃の様な形のものを持っている。C.C.が周りを見渡すと、倒れている兵士達。
呆然とする三人に、地上に降りたトリスタンの背から、C.C.がよく見知った青年が出てくる。


「いやー間に合ったみたいで! 大丈夫ですか、C.C.」
「……………お前、ジノ……なんでここに……?」


混乱する頭で呟くC.C.に、トリスタンから降りてきたジノは笑顔で答える。


「ルルーシュ様の護衛として、昨日本国から派遣されたんですよ。で、今日にでも挨拶にーって思っていたら、護衛兵の一人が血を流しながらもなんとか大使館までたどり着いたんです。で、事態を知ったコーネリア殿下の命令で、私とアーニャが先行ってことで」
「アーニャ……モルドレッドで!?」
「そう。あ、学園と周りの建物に被害出すなって言ってあるんで。大丈夫ですよ、きっと。……さて」


ジノはにっこりと笑っていた表情を一変させると、今までとは違う真剣な表情でC.C.を見る。


「ここは私が。C.C.達は先にルルーシュ様の保護を」
「…分かった、すまない。あと、あまり殺すなよ」
「了解してます。ルルーシュ様お嫌いですもんね」
「…………ありがとう。……行くぞ」


C.C.達は再び走り出す。すぐに兵士達が集まってくるが、ジノが乗っているトリスタンがそれを妨害していく。
トリスタンのお蔭で、なんとかクラブハウスまでたどり着く。
C.C.らは慎重にしつつ、生徒会室まで急いだ。
生徒会室まではすぐに行くことができた。クラブハウス内の兵士は生徒会室の中にいる者達だけの様で、他にはいなかったからだ。
扉のすぐ横に気配を殺して立ち、中の様子を探る。
中から聞こえてくるのは、生徒会メンバーの悲鳴、ナナリーの悲鳴、狂気に満ちた男の声。


「悪魔なぞ、死んでしまえ!!!!」


そして、銃声がクラブハウスに響いた。










また、護れないのか?
また、失ってしまうのか?
そんなのはもう嫌だ
そんなのはもう嫌なんだ
お願いだから
私の王を奪わないで


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2008.07.25 | | Comments(0) | Trackback(0) | 捏造・長編 / 王を紡ぐ円卓の騎士

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