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王を紡ぐ円卓の騎士 -8-

はい! お待たせしました!! 第8話です!!
今回は前回のピザ大会の後夜祭です。後夜祭と言えばやっぱりダンスですよね!!><*

しばらくは用事も少ないことですし、なるべく早めにお届けできたらなーって思っております。…予定は未定ですが……


注)今回のお話の中には、少し気分の悪くなる表現があるかと思います。(精神的異常者…的な表現)
  詳しく書いている訳ではないので、気にしない方は気にならないでしょうが、そう言った表現または行為に嫌悪感を抱く方が確実にいらっしゃると思いますので、注記させていただきます。
 今後の話の中にも、多少そう言った表現が出てくることもあるかと思います。その際には必ず注記させていただきます。ご了承くださいますようお願いします。


それではどうぞー






○ダンスタイムはピザの焼ける匂い








空が少しずつ色を変えていく。すでにピザ選手権は終了しており、後片付けを行う生徒、キャンプファイヤーの周りで踊る生徒、のんびりと座っている生徒、各々好きな様に過ごしていた。
ルルーシュは、本部テントの中にある椅子に座って、そんなグランドの様子を眺める。


「ルルーシュ、こんなところにいたのか」
「…どうかしたのか、スザク」
「いや、会長さんが探してたよ」
「……………ものすごく嫌な予感がするのはなんでだろうな…」
「ははは…」

スザクは苦笑しながらルルーシュの隣りの椅子に座る。


「あー…まだ体にピザの匂いが残ってる感じがする」
「……お前、ずっとピザ焼いてたからな。ピザの生地を何枚も同時に回しながら広げるなんてパフォーマンス、お前くらいにしかできないし」
「そうかな。あ、でもカレンもがんばってたよ?」
「そうなのか? クラスの方には行けなかったから…」
「僕とカレンの作ったピザ、まだクラスの方に行けば、あると思うけど…」
「すまないが本気でもうピザはいらないいらないんだやめてくれお願いだから!!」
「そ、そこまで…??」


あまりに必死に拒否するルルーシュに、スザクが苦笑する。ルルーシュは気持ち悪さがぶり返してきたのか、口元を手で覆った。
小さく呻き声をあげるルルーシュの背に、のしりっともたれる影がひとつ。


「こいつはまだお子様だからな。ピザの素晴らしさが分からないのさ」
「C.C.! いつの間に…」
「………たとえ俺が大人になったとしても、お前みたいにがばがばとピザばかり食べれないっ」
「軟弱だな」
「関係ないだろうっ!!」


言い合うルルーシュとC.C.を見て、スザクは微笑する。なんだか、仔猫がじゃれ合っているみたいだ。
C.C.はちろりっと笑っているスザクを見る。


「枢木スザク。お前が作ったピザはあまり上手くなかったぞ。もっとピザに対する愛情を持って作れ。そうじゃないとピザに失礼だ」
「え……あ、ごめんなさい」


真面目な表情で言われたものだから、スザクも素で謝る。
そんなスザクを見て、ルルーシュが笑った。


「安心しろ、スザク。こいつの言う“あまり上手くない”は、常人の“上手い”だからな。だいたい今回のピザ作りだって、優勝がなかったし…」
「あたりまえだ。高々学生の分際で私を納得させることのできるピザが作れる訳が無い」
「辛口だなぁ……」


胸を張って言い放つC.C.に、スザクは苦笑。
ルルーシュは、ピザを作らずに済んでほっと一息といった様子だ。他人が作ったピザの匂いだけでももういっぱいいっぱいなのに、自分でも作るなんて冗談じゃない。


「あー!! やっと見つけた!!」
「げ、会長…」


ミレイが息を切らせながら近づいてくる。それを見て、ルルーシュは思わず椅子から立ち上がって逃げの体勢に入ろうとする。しかし、上からもたれているC.C.のおかげで、上手く行かずにもう一度椅子に腰を下ろした。
そんなルルーシュに、近づいてきたミレイが、彼の腕を掴む。


「んふふー逃がさないからね! しぃちゃん、ちょーっとごめんね。ルルーシュ借りてくわ!」
「ああ、好きにしろ」
「ちょっ!! 一体なにする気ですか!?」
「んー? …んふふふふふっふっふっふー」


にやにやと何かを企んでいる様な笑みを見せるミレイ。ルルーシュは身の危険を察したのか、ルルーシュの表情は蒼白。C.C.に助けは見込めないと思ったのか、ルルーシュはスザクに懇願する。


「スザク!! 俺を助けろ!!」
「駄目よスザク君!! 会長命令よ!!」
「…あー………ご、ごめんね、ルルーシュ」


心底申し訳ないと言った様子で謝るスザクに、ルルーシュは口をへの字に曲げた。謝るくらいなら助けろと言いたげな表情でスザクを睨む。そんな視線から逃れる様に、スザクは目を逸らした。
このアッシュフォード学園において、ミレイの権力は絶対なのだ。下手に逆らったら後が怖い。


「く……っ! C.C.!! お前俺の騎士だろう!? 助けろ!!」
「確かに私はお前の騎士だが、ミレイがお前に危害を加えるとは思えない。だから大人しく行ってこい」
「そうそう、観念しなさい! じゃ、ちょーっと借りるわね!!」


笑顔のミレイに引き摺られながら、ルルーシュは連れて行かれる。その場に残ったのはC.C.とスザクだけ。


「枢木スザク。お前に聞きたいことがある」
「スザク、で良いよ。いちいちフルネームで呼ばないでほしいな」
「私が離れていた間、ルルーシュに変わったことはなかったか、枢木スザク」


なおもフルネームで呼ぶC.C.に、スザクは苦笑しつつも、この七年間のルルーシュについて考える。


「……いや、何もなかったと思うけど…」
「……そうか」
「……………あ、でも………」
「なんだ?」
「僕の見間違いだと思うんだけど、子供の時、一度ルルーシュが誘拐されそうになった時」


C.C.の眉が寄せられる。


「発覚してすぐに枢木と皇の護衛が動いて、救出したと言うヤツか? たしか犯人は数人いたが、その仲間の内一人が、ルルーシュの目の前で他の仲間を殺した、と」
「そう、それ。その後、助け出されたルルーシュはすぐに父さん達のところに連れて行かれたから、ほんの少ししか会えなかったんだけど、その時のルルーシュの目が、いつもの紫色じゃなくて、赤色に見えた」
「!! それはどちらの目だ? 左か?」
「いや、よく覚えてないし、あの時のルルーシュは……その、血がいっぱい付いていたから、見間違いだと思う……多分」
「ちっ……使えないな」
「うわ、酷いなぁ」
「………後でルルーシュを問い詰めるか…」
「いや、ルルーシュはその時の記憶があんまりないらしいんだ。それに、良い思い出じゃないだろうし、あんまり掘り返すのも…」


スザクの声はC.C.の耳を右から左に素通りしていく。
目が赤く染まるのはギアスを使ったと言う証。しかしルルーシュはこの七年間にギアスは使っていないと言っていた。誘拐された時の恐怖で記憶がないから? 日本側からは、その事件について、犯人が精神的に錯乱していたこと以外に特に奇異な出来事があったとは聞かされていない。その犯人は普段から行動が尋常でなかったと言う報告があるため、これはギアスの影響ではないだろう。もしギアスを使ったのなら、もっと他に、何かしらの出来事が起こっているはずだ。
C.C.は唇を噛む。日本政府には、ルルーシュがギアス契約者だと言うことは伝えていない。そもそも、ギアスと言う能力のことは聞いたことがあるだろうが、それらは伝説に過ぎないと考えているだろう。ギアスが実在すると言うことは、主にブリタニアの皇族しか知らないことなのだ。これでは日本政府から情報を引き出すこともできない。
C.C.は再び舌打ちをした。


「しぃちゃーん、女の子が舌打ちなんかしちゃ駄目よー」
「…ミレイか」


いつの間にやってきたのか、にっこりと笑っているミレイ。誰かの手を引いている様だが、生憎すでに陽は沈んでおり、本部テントに設置されている光源だけでは、あまり見えない。
しかもその相手はミレイの後ろに隠れる様に立っていた。ミレイは笑いながら繋いでいる手を引っ張る。


「ほーら! もう観念なさい!!」
「ちょ、まっ!! 無理ですって会長!!」
「ルルーシュ?」


無理矢理C.C.とスザクの前に押し出されたルルーシュを見て、二人は言葉を失った。
赤く染まっている頬。少し潤んだ紫の瞳。腰の位置まで伸ばされた漆黒の髪。そして、極め付けは、彼が身に着けている紺色を基調としたパーティドレス。どこをどう見ても、女性にしか見えない。


「る、るるるルルーシュ!?」
「……なんだ。変だと言うことは分かっている。指を差すな」
「……化けたな」
「でっしょー!! 生徒会女子メンバーの総力を上げてがんばってみました!!」


スザクは頬を真っ赤に染めて、口を開けたまま。C.C.は普通に感心している。こいつ、性別を間違って産まれてきたんじゃないのか?
ミレイは感心しているC.C.に、黒を基調とした騎士服を手渡す。その騎士服は、本国の公式の場において、C.C.がルルーシュの傍にいる際に着ていた服だ。


「ささ、しぃちゃんもそれ着て! 最後は二人のダンスで閉めるわよ!!」
「だから、ダンスだけなら別にC.C.がドレスでも…」
「駄目よ! これは優勝がなかった生徒達全員に対するご褒美なんだから!!」
「褒美にならないでしょう!? 男の俺じゃ!!」


いや、確実になる。むしろかなりのご褒美だ。…三人の心が一致したのは言うまでもない。
そう言うことなら、とC.C.は今着ている制服を脱ぎ出す。それにルルーシュとスザクが慌てた。


「お前!? こんなところで脱ぎ出すな!! はしたない!!」
「うわっ!! ぼ、僕向こう向いてるから!!」
「別に構わんぞ。生徒達はキャンプファイヤーに夢中だしな」
「そう言う問題じゃない!!!!」


なんだかんだ言い合っている間に、C.C.の着替えも終わる。仕上げに、長い黄緑の髪を高い位置でひとつに纏めた。
準備が整ったのを確かめてから、ミレイは本部テントに設置された放送機具を手に取り、スイッチを入れる。


『はいはーい!! 皆青春してるー?? キャンプファイヤーの周り、少し空けて頂戴ー!! 今から皆にサプライズをプレゼントするわよ!! 優勝がなかったことに対する埋め合わせでもあるから、皆じっくり堪能するべし!!』


ミレイの放送に従って、生徒が動く。
C.C.はにやりと笑って、ルルーシュに向かって手を差し出した。ルルーシュの眉が歪む。


「…さあ、お手をどうぞ、我が姫君」
「黙れこの不良騎士が」


渋々と言った様子で、ルルーシュはC.C.の手を取る。そしてC.C.はルルーシュをリードしつつ、グラウンドへ歩き出した。
手を引いていたC.C.が、ふとルルーシュに問いかける。


「そう言えば、お前は女側を踊れるのか?」
「…コーネリア姉上に叩き込まれたことがある。そう言うお前は?」
「マリアンヌにヴェニーズワルツを叩き込まれた。男女側共に、な」
「なら平気だな」


お互いにくすっと笑う。そして、位置につきダンスの体勢になる。


『さあ!! サプライズを紹介するわよー!! 騎士C.C.と姫君ルルーシュによる麗しのダーンスターイム!! 写真は厳禁!! その目だけで堪能しなさい!! シャーリー、ミュージックスタート!!』


ミレイの合図と共に、音楽が鳴り出した。










うっひゃー……二人共絵になるよなー
うううC.C.ずるい……ルルは綺麗過ぎてずるい……
本当……絵本の王子様とお姫様みたいだよね……
男女逆だけどね… でもほんとにルルーシュ綺麗過ぎだわ…女の敵ね…
後で僕も一回踊ってみたいな……ルルーシュと
じゃあ片付け終わったらクラブハウスで踊りましょっか! 女役はルルちゃん固定で!!


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2008.07.03 | | Comments(2) | Trackback(0) | 捏造・長編 / 王を紡ぐ円卓の騎士

コメント

こんばんは。
いつも更新楽しみにしています。
まさか男女逆転が…しかもルル子だけでなくCCも…最高です!
実は私も前ルルとCCの男女逆転イラストを妄想して描いてみました。へたですけど、よろしければ見てみてください。http://chikey126.blog123.fc2.com/blog-entry-69.html
自分も図々しいかなと思いましたが、この偶然に何だか嬉しくて。
では、お邪魔しました。

2008-07-05 土 01:21:34 | URL | KEY #- [ 編集]

KEY様

こんばんわ!!さっそく見させていただきましたwwあとコメントも書かせていただきましたっ><*
とっても素敵なルル子とC.C.にうはうはでっす!!良いですよね、男女逆転ww
なんだか私も創作意欲が湧いて来ました!!13話のバレを見ちゃって、少し落ち込んでいたところなのです^^;なので教えていただいて、本当にありがとうございますーっ><*
それでは、コメントありがとうございました!!

2008-07-05 土 01:36:05 | URL | あず #- [ 編集]

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