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王を紡ぐ円卓の騎士 -4-

はい! お待たせしましたー4話です。
説明みたいなお話はここまででして、次からはしばらく学園ではっちゃけます(笑)

それでは、どうぞー






○ある意味旅行土産








C.C.はルルーシュの部屋の中をくるりっと見回す。あまり自己主張のない部屋。とりあえず、自分の私物をどこに置くかを考える。


「………チーズ君はやはりベッドだな」
「…おい、お前の部屋は別に用意するぞ。人の部屋に私物を置くな」
「いや、用意はいらない。私はここで構わないからな」
「お前が構わなくても俺が構うんだ!!」


ルルーシュが眉を寄せてため息をつく。C.C.はひょいとベッドに座り込むと、ルルーシュを見上げた。


「…目、どうだ?」
「………別に。どうもなっていないさ。この間の手紙にも書いただろう?」
「ふぅん………」
「ところで、収穫はあったのか?」
「いや、何もなかった」


平然と言い放つC.C.。ルルーシュは、その言葉に、眉を寄せた。


「……もう一度、言ってみろ」
「何度言っても結果は同じだ。探し物は見つからなかった」


踏ん反り返って言うC.C.に、ルルーシュは頭を抱える。


「…お前、七年間俺の傍を離れてまで探していたのにそれはないだろう……」
「仕方がないだろう? ギアスを抑える方法なんて、そこら辺に転がっていなんだからな。そもそもギアス自体珍しいと言うのに…。その上、今回はお前が危ないかもしれないと聞いて慌てて戻ってきたんだぞ?」


C.C.の言葉に、今度はうっと口篭るルルーシュ。まあ、それは仕方のないこととして…。


「……………全くの収穫なし、と言う訳でもないんだろうな?」
「まあな。…ギアス関係の伝説がある地域での資料・伝承探しから始めた訳だが、その内ブリテン島で、私と同じ契約者を見つけた。しかし、そいつも長い時間不死をやっているせいか、どうして契約者になったのかとかギアスの制御の仕方とかの記憶が曖昧になっていた」
「………お前らは揃いも揃って痴呆なのか」


ルルーシュはため息をつく。こいつが来てから何回ため息をついたことだろう…。


「失礼だな、ルルーシュ。…そいつに、お前と契約した時みたいなことは起こったのか聞いてみたんだが」
「俺と契約した時? ……ああ、力がはじけたとか何とかか」
「そいつも長年契約者をやっているが、そんなことは今まで起こったことがないらしい」
「そうなのか?」
「ああ」


きょとんとしているルルーシュを、C.C.は複雑な心境で見る。
ルルーシュの力が大きすぎるだけなのか。それとも、彼が………?


「………まあ今回はそれぐらいだな」
「…待て、収穫は?」
「そいつにイタリアまで連れて行ってもらって本場のピザを食べた」
「C.C.!!!!」
「冗談だ」


くすくすと笑うC.C.に、ルルーシュは頭を抱えたくなった。この魔女ときたら……人をからかうことを生きがいにしてるのか…っ!!
C.C.はベッドから立ち上がると、憮然とした表情のルルーシュに、袖口から出した小箱を渡す。ルルーシュは首を傾げた。


「なんだ、これは?」
「土産だ。収穫とも言える」


小箱の中身は、コンタクトレンズの様なもの。それもひとつしか入っていない。
C.C.がルルーシュの左目にそっと触れた。


「その契約者に貰った、ギアスを抑制する物質が入っているスペシャルなコンタクトレンズだ。大事にしろよ?」
「………効くのか?」
「たぶんな」


たぶんって……。その言葉に口元を引き攣らせながらも、ルルーシュはレンズをそっと付けた。感触は、普通のコンタクトレンズと同じ。むしろ、こちらの方が違和感がないかもしれない。
瞬きを繰り返していたルルーシュに、C.C.は珍しく心配そうな表情でルルーシュの頬に触れた。


「………分かっているな、ルルーシュ。ギアスは使えば使うほど、強さを増す。私がいない間に使ったりしていないだろうな?」
「ああ。使っていないさ。………使おうとも思わない」


ルルーシュは左目を己の手で覆い隠す。
使おうと思わないのではない。使えないのだ。使おうとすると、あの時の光景がフラッシュバックする。
苦い表情のルルーシュを、C.C.はそっと抱き寄せた。そして頭を撫でる。
その抱擁にルルーシュはほっと息を吐いて瞳を閉じる。昔からC.C.の抱擁はどこか母の腕の中に居るようで、心地よく、そして嫌なことも忘れられた。


「ルルちゃんしぃちゃーん! いっるー?? ……って、あらあらあらお邪魔だったかしら私!!」
「か、会長っっ!!!?」
「うわっっ」


いきなり部屋に入って来たミレイに、ルルーシュはC.C.の体を思いっきり突き飛ばす。C.C.はバランスを崩すが、なんとか踏みとどまった。


「いやー青春って良いわねぇーww うふふふーあんた達、昔から仲良いしねーww」
「会長これは別にそんなんじゃないんですって!! あと入ってくる時はノックしてくださいって何度もっ!!」
「若いって良いわよねーww あ、私すぐに戻るから続き楽しんでね!」
「ミレイっっっ!!!!!!!」
「やだなールルちゃんってばじょーだんよ冗談☆」


ルルーシュは顔を真っ赤に染めてミレイを睨むが、はっきり言って効果は薄い。怒りと羞恥のためかふるふると震えているルルーシュを見て、C.C.はくすっと柔らかく笑った。


「ルルーシュ、落ち着け。……それで? ミレイは何か用だったんじゃないのか?」
「あ! そうそうそうだったわ!! やだもールルーシュが可愛いからついー」
「可愛いとか言うな!!」


その反応が可愛いのだと、何故気付かない。C.C.とミレイはちらりと顔を見合わせて笑い合う。
ミレイは少し息を吐いて、表情をにやにやした笑みから真面目なものに戻す。それを見て、ルルーシュもC.C.も聞く姿勢を取った。


「さっきおじい様から連絡があったんだけど、桐原のおじい様がとりあえず、藤堂さんをルルーシュ達の護衛として派遣してくださるそうよ。他はやっぱりもうちょっとかかるみたい」
「桐原翁が? それは有難いが、藤堂はたしか神楽耶の護衛じゃあ……」
「その神楽耶ちゃんからルルちゃんへの伝言!」


ミレイは一度言葉を止めると、すうっと息を吸う。そして声色を変えて話し出した。


「『ルルーシュ! 最近全然京都に来てくれませんのね!! 文もなかなか下さらないし……わたくしのことなんて忘れてしまったんですの!? ルルーシュにも色々と事情があるんでしょうけど、たまにはこちらにも顔を出して下さいな! あと、ブリタニア側から貴方がたの護衛の強化をお願いされましたので、藤堂をそちらに寄越しますわ。どうぞ使ってやって下さいな。でも、電話下さらないと拗ねちゃいますからね!!』……ですって」
「……………相変わらずの様子だな…」
「ルルちゃん後で電話しとかないと、本気で拗ねられるわよー」
「………分かってる。電話と、あと何か送っておくさ」


ルルーシュは苦笑する。しかし、神楽耶の申し入れは心底有難い。C.C.は主にルルーシュの護衛になるだろうし、高等部にジェレミア卿、中等部にヴィレッタ卿だけでは心許なかったからだ。スザクもルルーシュ達を守ろうとしてくれてはいるし、建物の周りには数人の護衛が常に待機している。だが、それでもやはり人数が少ない。あまり護衛の数を増やすと、逆に見つかる可能性があるので、仕方のないことなのだが…。
ルルーシュは頭の中で学園の地図を広げる。ほんの少し考え、ミレイに言った。


「……確か剣道部の道場は中等部に近かったな?」
「ええ。じゃあ藤堂さんは剣道部の臨時コーチってことにしとくわね。後でおじい様に伝えとくわ。あ、あとスザク君にもね!」
「…すまないな、ミレイ」
「ふふふ、このぐらいとーぜんよ。……あ、あとしぃちゃん」
「なんだ?」


日本に訪れるのは今回が初めてなC.C.は、二人の会話に出てくる人物がいまいち分からないので少し後に控えていた。今聞かなくても、後でルルーシュに聞けば良い事だからだ。


「しぃちゃんの荷物、届いてるんだけどどこに運べば良いかしら? 客間? それとも…」
「ああ、ここで構わない」
「うん、分かったわ。じゃあ後で持ってこさせるから―……」
「―――だからここは俺の部屋だって言っているだろうっっっ!!!!!?」


至極普通に話を進める二人に、ルルーシュの絶叫が響いたのは言うまでもない。










別に良いじゃないか 減るものでもないだろう?
確実に俺の精神が疲弊する!
私は別に構わないぞ?
お前、布団を持っていくだけじゃなくて人を蹴落とすだろうが!! こっちが構うわ!!
……………ん? お前、私が女だから駄目だって言ってるんじゃないのか?
……………は? 一体なんの話だ??
………………………この童貞坊やが……

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2008.06.09 | | Comments(2) | Trackback(0) | 捏造・長編 / 王を紡ぐ円卓の騎士

コメント

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2008-06-09 月 04:58:29 | | # [ 編集]

コメントありがとうございます!

>Sign様
あわあわ…っいつもいつもありがとうございますーっ><あ、あまりほめると調子乗りますよ私!!(←)
C.C.といえばチーズ君ですよね。きっとルルーシュの部屋はチーズ君に侵食されることでしょう…><コンタクトレンズについてはその通りです。暴走を予防しつつ、ギアスを抑えるーって感じですね
神楽耶ちゃんや四聖剣も出したいところですが、人数が多くなると書き分けられなくなっちゃうので、どうしようか悩み中です(←)でも出したいですよねー……ううむ……どうすべきか……
C.C.とルルーシュは、なんだか男女の壁を越えた共犯者って言うイメージがあるせいか、あまりラブーって感じになってくれません。。。orzまあC.C.が押し倒しても、ルルーシュの方が頓珍漢なことを言ってC.C.のヤル気を落としてしまうことでしょう…(をいww)だってだってカレンに慰めろって言ってもキスして抱きしめてもらう程度でしょって同人女じゃない人からも言われちゃうような童貞ルルーシュなんですものっ!!!!(byTURN9/笑)
次から数話、学園話にまいりますーお付き合いくださいませww
コタツって片付けるのに躊躇しますよねー…私の家も、ついこの間まで放置してました(笑)6月の陽気に負けずに私の分までコタツを楽しんでください><(←)
コメント、ありがとうございました!!

2008-06-14 土 18:19:59 | URL | あず #- [ 編集]

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