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王を紡ぐ円卓の騎士 -3-

はい、3話になりますー
シュナイゼルお兄様との電話です。
シュナイゼル様は書きにくいですねー……本編での彼のお方が白なのか黒なのか灰色なのかはっきりしないのも書きにくい原因ですよね……どうすればいいのか分からない。。。
ちなみにこの長編でのシュナ様は白です 前回のCの世界では灰色っぽかったので…まあそれでも白かったですけど(笑)また真っ黒なシュナ様とかも書いてみたいですね(←)

それではどうぞー






○ただいま、我が王








ルルーシュは受話器を持ったまま、電話の向こうにいる者を睨み付けた。自ずと声が低くなる。


「EUにいたはずのC.C.がこっちに来るなんて、一体どう言うことなんですか、兄上」
『どう言うことって言われてもねぇ…』


C.C.はルルーシュの騎士だ。ルルーシュが産まれてから七年前まで、契約者として騎士としてずっと傍にいた。
しかし、七年前のテロ事件の少し後、探し物をして来ると言ってふらりといなくなった。その後も手紙等で居場所は知っていたが、顔を見せることはなかったのに……。
電話の相手…神聖ブリタニア帝国第二皇子シュナイゼルは、少し考え込む様に呟く。そして、周りのことを考えたのか、少し小さな声で囁いた。


『…君も分かっているのだろう? C.C.が君の側に来た、と言う意味が』
「………ここも、危なくなった…と言うことですか…? …ですが」
『そう、君がいるのは日本……君は日本の重鎮…枢木と皇に気に入られているからね。下手にそこで手を出すとは考えにくい』
「だったら……」
『でもねぇ……』


そうもいかなくなってきた。と、シュナイゼルは心底申し訳ないといった風に呟く。ルルーシュは首を傾げた。


「何か、問題でも……?」
『実はね、父上がこの間の会合の時に、ルルーシュがアッシュフォード学園を卒業後、君とナナリーを本国に戻すと…』
「―――聞いてませんよそんな話!!!?」
『うん、私も聞いていなかった』


ルルーシュは頭を抱えてその場に蹲った。あのブリタニアロールは一体何を考えているんだ…っっ!!!?


『その場にいたものは、君に友好的な者ばかりだったが、どこからこの話が広がるか分からない。ただでさえ父上は君達に甘いからね。この話が君達に友好的ではない者の耳に入って、君達に対する父上の寵愛を憎憎しく思ったら……どうなるか分からない』
「……だから、C.C.がここに来たんですか…」
『彼女は君の騎士であり契約者だからね。今すぐにそちらの警備を増員することはできなかった。日本側との調整もあることだし、少なくとも一ヶ月以上かかりそうだ。とりあえず今はC.C.だけだが、その内ラウンズが二、三人ほどそちらに行くと考えておいてくれ』
「ラウンズ………ジノとアーニャは遠慮します」
『おや、何故だい? 彼らは君と年齢が近いから、こっちに帰るとよく護衛を担当してもらっていたじゃないか』
「あいつらが傍にいると必要以上に疲れるからですよ」


ルルーシュは苦い表情で目を伏せる。


「………そちらの事情は分かりました。とりあえず、俺の代わりに父上に一発入れといてもらえますか?」
『君も大分ガサツになったねぇ……父上へはすでに私とC.C.が蹴りを入れておいたよ。だから安心したまえ』
「兄上も大分俺に感化されてますよ」


二人でにやりと笑い合う。外見は似ていないが、こう言うところと笑い方は良く似た異母兄弟だ。
ルルーシュはため息をひとつ。そんなルルーシュに、シュナイゼルは苦笑した。


『あまり父上を責めないでやっておくれ。父上も、君やナナリーと過ごしたかったんだろう』
「……分かってますよ、そのぐらい。だから本気で嫌えないんですよ、あのブリタニアロール……」


愛されている、と言うことは知っている。未だにマリアンヌの写真を飾って、その前で涙していることも。そのマリアンヌに似ている兄妹を溺愛していると言うことも。
くすくすと笑うシュナイゼルの声を聞きながら、ルルーシュはもう一度ため息を溢した。


『……ところで』


シュナイゼルの声が一層小さくなる。
少し言い辛そうに口篭るが、ほんの少し躊躇しただけで、すぐにルルーシュに問いかけた。


『……最近、左目の調子は、どうだい?』


ルルーシュの表情が、一瞬強張る。
脳裏には七年前、アリエスの離宮で起こった、母の事件。
そして、真っ赤な、真っ赤な世界―――
ルルーシュは思わず口元に手を当てて、こみ上げてきた吐き気を抑えた。
受話器の向こうからは、異母兄の心配そうな声。
その声を聞いて、ルルーシュは現実に帰る。深く息を吸い、そして吐いた。


『…っルルーシュ、大丈夫かい?』
「……………ええ、大丈夫、です。…左目も、最近は大人しいもんですよ。昔みたいに疼くこともないですし」
『…そう、かい。嫌なことを思い出させてしまったね……』
「いえ、もう大丈夫です。……大丈夫、なんです」


ルルーシュは自分に言い聞かせるかのように、心の中で繰り返す。そう、大丈夫なのだ。七年もたっているのだから、もう大丈夫になってもおかしくないのだ。
しかし、ルルーシュの記憶は鮮明に当時を映し出す。真っ赤な、赤い世界を。
ぐるぐると考え込んでいたルルーシュの手から、すっと受話器が奪われる。はっとして横を見ると、いつの間に傍にやってきたのか、C.C.がルルーシュから奪った受話器を手にしていた。


「ああ、私だ。……分かっている、こちらは私に任せて置け。……うん、うん……ああ、伝えておく。それではな」

―――ぷつっ

「…あ、こら勝手に切るな!」


我に返ったルルーシュに怒られるが、C.C.はそんなものどこ吹く風と言った様子で、受話器を元の位置に戻す。そしてルルーシュに向き直った。
真っ直ぐなC.C.の視線に、ルルーシュは少したじろぐ。


「………な、なんだ?」
「…ルルーシュ」


C.C.はルルーシュの名前を呼ぶと、彼をそっと抱き締めた。ルルーシュは離れようと手を動かそうとするが、久方ぶりの抱擁に、抵抗する気力が段々薄れていく。先ほど思い出してしまった赤い世界のことも、暖かい抱擁で薄れていった。


「…ルルーシュ、ただいま」
「…………ああ、おかえり、      」


二人は優しく名前を呼び合うと、お互いの顔を見てにっこり笑った。










私の帰る場所は 貴方の傍
私の還る場所は 貴方の傍
やっとかえってこれた、私の愛する王
安心してこの腕に抱かれていて?
貴方は 私が 護るから


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2008.06.02 | | Comments(2) | Trackback(0) | 捏造・長編 / 王を紡ぐ円卓の騎士

コメント

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2008-06-02 月 23:57:19 | | # [ 編集]

Sign様

先日の特番はなかったですねー……大人の事情なんでしょうけど、ああいうのをやるんだったら普通に総集編の方が良いです。。。
さて、お話も3話になりまして、今回(まあむしろここまで)は説明ばかりでした。とりあえず次の4話まで説明チックな話が続きます。その後、生徒会ではちゃめちゃしますかねー……なのでもうしばらく説明にお付き合いください><
なるべく次も早めに更新できるようにがんばりますねー 部屋の隅と言わずどどーんと真ん中でお待ちいただけたらww
シュナ様はたしかにブリタニア側からの白ですね 皇族って感じがします
やるべきことはきちんとやっておく…無駄がないですよねー………実は、シュナ様初登場時は思いっきり真っ黒だと思っていたのですが、特区の時の驚愕顔を見て白または灰色だと思いました(笑)
ではコメント、ありがとうございました!!

2008-06-04 水 01:48:08 | URL | あず #- [ 編集]

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