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王を紡ぐ円卓の騎士 -2-

2話です
えー…現代(ルル17歳)です。色々と説明が長々と続いてしまって、異様に長い……

ルル10歳の時のテロ事件後、C.C.とは離れまして、ルルナナは日本へC.C.はとりあえずヨーロッパ方面へ行ったので、7年ぶりの再会…なんですけど、懐かしいとか久々とかそんな雰囲気にならないのがこの二人(笑)
C.C.が何故ヨーロッパ方面に行ったのかは、またおいおい…話しが進むとわかります!たぶん!!(←)

それでは第2話どうぞー






○再開は突然に








新学期が始まり、一週間が過ぎた頃。
日本にあるアッシュフォード学園の生徒も、新しい環境に慣れてきた。
その学園の2年に属しているルルーシュ・ランペルージは、小さく欠伸をひとつ。


「おっやー? なんだよルルーシュ、寝不足かー??」
「駄目だよ、ちゃんと眠らなきゃ」


ルルーシュの欠伸を見て、からかってきたのはリヴァル・カルデモンドと、枢木スザク。
二人に苦笑しながら、ルルーシュは答えた。


「少しな。面白いゲームがあったから、ちょっと夢中になってた」
「あら、ルルーシュが面白いって言うなんて、どんなゲームなの?」
「ルルのことだから、すっごーく難しい知略ゲームじゃない?」


ルルーシュの言葉を聞いて、話に入ってきたのは、紅月カレンとシャーリー・フェネット。全員、同じアッシュフォード学園生徒会のメンバーだ。生徒会にはあと二人、3年のミレイ・アッシュフォードと今は少し席を外しているニーナ・アインシュタインがいる。
彼らに対応しつつ、ルルーシュは考える。平和だな、と。

優しい空間。
暖かな箱庭。
小さな鳥籠。

鳥籠とは言っても、中の鳥を守るための籠であり、中から容易に出ることのできる籠。そう、このアッシュフォード学園はルルーシュとその妹ナナリーを守るために、ここ日本に作られた鳥籠であり箱庭なのだ。
ルルーシュの本名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。その名にブリタニアを冠す、れっきとした皇族だ。

では何故こんな極東の地の鳥籠にいるのか?

彼は、皇位も継承権もブリタニアの皇子皇女の多さを考えれば低いとは言いがたい位置にいる。しかも、皇帝陛下に一番愛されていると称される、マリアンヌ皇妃の長子。マリアンヌ妃は騎士候から皇妃になったと言う、美しさと知性、身体能力の全てを持っていたと言われていた。
いた……そう過去形。皇妃マリアンヌは、すでに亡くなっているのだから。
7年前、マリアンヌ妃とルルーシュ皇子らのことを憎々しく思った何者かが、テロリストを彼らの住まいであるアリエスの離宮に手引きしたのだ。
その結果、マリアンヌ妃はナナリー皇女を庇いその命を散らせ、守られたナナリー皇女もまた、足に怪我を負い、目の前で母を失ったショックによって瞳から光を失った。

そして、ルルーシュ皇子は………。

この先は、ブリタニアでも語られることのないこと。関係者全員が固く口を閉ざし、触れない事柄。なぜなら、その場にいた者は、ルルーシュ皇子とナナリー皇女以外に生きているものがいないから。
テロリストも、護衛の兵士も、付き従っていた侍女も、近くにいただろう貴族も、その全てが息耐えていた。
このことは、皇帝陛下によって緘口令が敷かれた。表向きはルルーシュ皇子とナナリー皇女の心情を慮って。
そして彼ら兄妹は、その身を案じた者達の進言によって、療養に友好国日本へ行くこととなった。本国にいれば、兄妹はまた命を狙われるだろう。皇帝や上位継承者に可愛がられている兄妹だから。
日本とは友好関係を築いており、マリアンヌ皇妃が騎士候だった頃、何度も共同模擬練習を行ってきたこともあり、日本側はルルーシュ達を快く受け入れてくれた。
それに、日本は世界一のサクラダイト産出国だ。そんな国を下手に敵に回せるほど、テロリストは馬鹿ではないようだ。
同じ年頃の子供がいるからと、枢木、皇の京都六家でしばらく世話になったこともあった。そこで友人となった枢木スザクと皇神楽耶の二人は、今でもルルーシュ達に親身になってくれている。スザクなど、ルルーシュ達を追って同じ学園に入るほどだ。

その後、本国での手続きを済ませてきたアッシュフォードがこの地に学園を作った。学園と言う名の箱庭を。ルルーシュ達は身分を偽ってこの学園に通っている。兄妹二人に、普通の日常を味合わせたいと言う、アッシュフォードの好意だ。
生徒会のメンバーに囲まれて、わいわいと毎日を平和に過ごすことにもだいぶ慣れた。
他の親しい異母兄弟姉妹に会えないのは若干寂しいところもあるが、ルルーシュは今の静かで平和な日常を気に入っている。ナナリーも、目や足が不自由にも関わらず、幸せそうに友達と仲良くしている。
アリエスの離宮で暮らしていた時とはまた違った幸せ。ルルーシュは、ようやく、自然と笑えるようになっていた。


「んー?? ルルーシュなーににやにやしてるんだよー思い出し笑いかー??」
「…いや、少し、な」
「なに思い出してたの、ルル??」
「本当に何でもないんだって」
「シャーリーったら、ルルーシュのことは何でも知っていたいのねー」
「かかかかかれんんーっっっ!!」


真っ赤になったシャーリーを見て、笑いが起こる。優しい笑顔。平和の象徴だ。
ルルーシュもにっこりと笑う。その笑顔を見て、シャーリーの頬の赤味が増した。


「おーい、席に着けー」
「げ! 先生来るのはっや!!」
「早いとまずいことでもあるのか、カルデモンド」
「いやーそのー」
「あ、そういえばリヴァル、ルルーシュに数学の宿題教えてもらうつもりだったんだっけ?」
「スザクーっっ!! お前って奴は空気読め!!!!」
「え?」


リヴァルに肩を叩かれたスザクはきょとんとした表情。自分の発言が不味かったと分かっていない様子だ。


「ほーう…カルデモンド、また宿題をやってこなかったのか?」
「い、いえいえやってない訳じゃなくて分からないところをルルーシュに聞こうと思ってたんですよ!」
「そーかそーか……じゃあ今日の数学で一番に問題を解かせてやろう」
「のおおおおおぉぉぉぉぉぉっっ!!!!」


リヴァルの叫びに、教室中がどっと沸く。
ルルーシュは仕方がないと言った笑顔で、意気消沈しているリヴァルに耳打ちした。


「…安心しろ。休み時間に教えてやる」
「ルルーシュ~っ持つべき物はやっぱ親友だよな!!」
「今日の昼のランチは何だったっけ?」
「………ああもうおごるよおごりますよおごらせていただきますルルーシュ様!」
「物分りが良いな、リヴァル」
「へへー有難きお言葉ー」
「………なんか悪代官と越後屋みたいよ、あんた達」


芝居がかっている二人に、カレンが突っ込んだ。
教師は名簿に目を通した後、全員に静かにするように言う。


「えー……今日、このクラスに転校生が来ることになった」


教師の言葉に、生徒らは一斉に騒ぎ出す。
ルルーシュも、斜め後のスザクに聞く。


「…会長、何か言ってたっけ?」
「ううん………何も言ってなかったと思うよ」
「おかしいな…」


この学園はルルーシュとナナリーのための箱庭だ。ゆえに、転校生などのイレギュラーに関しては、必ずミレイを通してアッシュフォードが知らせてくる。もし、ミレイに伝えられない場合でも、この学園には二人ほど教師に扮した軍人がいる。体育教師としてアッシュフォード学園でのルルーシュ達の警護を任されているジェレミア卿とヴィレッタ卿だ。ゆえに、そちらに連絡を入れるだろう。その場合であっても、ルルーシュがイレギュラーを知らないと言ったことはないはずだ。
ルルーシュはスザクと一緒に首を傾げた。


「………不測の事態でも起こったのか?」
「………もしそうだとしても、君は僕が護るから。安心してて」
「それは頼もしいな」


真剣な表情のスザクに、ルルーシュはふわっとした笑顔で答える。


「じゃあ入ってきてもらおうか」


教師が外で待機しているらしい転校生を教室に呼ぶ。教室内がしーんと静まった。みな、期待や不安の入り混じった表情で、転校生のいる扉の向こうを凝視していた。

そして、扉が開かれる。

その転校生の姿を見て、ルルーシュの目が見開かれ、思わず椅子から立ち上がる。しかし、そんなルルーシュを見ている者はいなかった。誰もが目の前の少女に目を奪われる。
教室内に入って来た少女は、一言で言うなら不思議な雰囲気を纏っていた。
緑黄色の長い髪と金色に輝く瞳。全体的にすらっとスレンダーで、身のこなしが静かだ。表情は無表情に近い。そのせいで、彼女を同い年にも、年下にも、年上にも、思わせていた。
教室内は、言葉を失ったかのように静まり返る。
しかし、そんな中で一人、言葉を発した者がいた。


「し……………C.C.……?? なんで、お前がここに……」


呆然と呟いたルルーシュに、彼女…C.C.はにやりと、この教室に入ってきて初めて表情らしい表情を浮かべた。


「もちろん、お前の元に来るためだよ、ルルーシュ」


ルルーシュは苦い表情をして、椅子に座り込んだ。ああ、俺の平和な日常はここで終わるのか……短かったな……。
頭を抱えたルルーシュと不敵に笑うC.C.を交互に見ていたリヴァルが、おずおずと言った様子で手を挙げる。


「えーっと、そのC.C.、さん?」
「別にC.C.で構わない。私は家庭の事情で本名を明かせないんだ」
「じゃ、C.C.。その、ルルーシュとはどういったご関係で……??」


リヴァルの質問にC.C.の笑みが深くなる。
一方ルルーシュは頭を抱えて今後のことについて考えていたため、今のリヴァルの質問が頭に入ってくるのが若干遅れた。慌てて言葉を遮ろうとしても無駄。C.C.が声を出す方が早い。


「私とルルーシュの関係? ふっ……そんなの決まっている」
「…まっ!!」
「永遠を誓い合った仲に決まっているだろう?」


ああ言った! 言ってしまった!! ルルーシュは再び頭を抱える。ルルーシュの脳裏には、古い、まだアリエスの離宮にいた時のことを思い出す。そう、C.C.と当時の婚約者であったミレイ、異母兄妹の中で一番仲が良かったユーフェミアが初めて出会った時と同じだ。
あの後、彼女達の誤解を解くのに何日かかったことか!!
ルルーシュは今回もしばらくは質問攻めの毎日になりそうだと、深く深くため息をついた。

そして、そのため息と同時に、教室内の生徒達による絶叫が、学園中に響いたのであった。










会長!! なんでC.C.のこと黙ってたんですか!?
黙ってた方が再会した時に感動するでしょー?? ミレイさんからのささやかな日常のスパイスよ!
そんなもんいりませんよ!! だいたいっなんでお前達も報告しなかった!!
も、申し訳ありませんルルーシュ様っ!! その、シュナイゼル殿下から口止めを……
………あいつもかっっっ!!!!
良いじゃないかルルーシュ 過ぎたことだろう?
明らかに現在進行形だろ状況はっっ!!!!!!


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2008.05.28 | | Comments(2) | Trackback(0) | 捏造・長編 / 王を紡ぐ円卓の騎士

コメント

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

2008-05-29 木 00:30:09 | | # [ 編集]

コメントありがとうございます!

>Sign様
いつもありがとうございます!Sign様の足が痺れてしまってはいけませんものね!!がんばりますよー(笑)
面白いと言っていただけて嬉しいですww一応、説得力のある文章にしようと試行錯誤しておりますので、納得できると言っていただけるのはとても光栄ですww日本メンバーも出して、マリアンヌ様との話とかもしてみたいですww
テロ時のことは、後々語っていくかと思います。ルルーシュのギアスのこともですね。今は一応伏せつつー絡ませつつーですが、後々きちんと語りますので!テロ時の警備のことも後々でお願いしますー
しばらくはどたばたとした学園生活の話で進んでいきますの、正座を崩して気軽な体勢でご観覧くださいww(笑)
次回もなるべく早くにお届けできるようにがんばりますーっ
コメント、ありがとうございました!!

2008-05-31 土 23:38:43 | URL | あず #- [ 編集]

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